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メダカの遺伝子 6割は人間と共通

2007-06-08 00:07:55 | 科学と技術
2007年6月7日付けの「西日本新聞」に【メダカの遺伝子は2万個 6割は人間と共通】との見出しで記事が出ていた。

犯罪立証の決定的証拠として無批判に活用されている【DNA鑑定】の信憑性を疑わせるに充分なものである。
これでは、親子関係の立証にも疑義を唱えざるを得ない。

 この記事の中では、【人間とチンパンジーの違い(1・2%)】とも書いてある。

 人間同士の違いが幾らかは、この記事では不明だが、仮にチンパンジーとの違いの百分の一なら0.012%すなわち一万分の1.2であり、【DNAが同じ】部分は、99.988%ということになり、犯罪立証で【DNAが一致した】ということは極めて簡単である。
反対に、別人であることを立証することは極めて難しい。
すなわち、警察や検察がいい加減な捜査や鑑定をおこなったり、逆に冤罪を押し付けようとすれば如何様にも犯人と特定できる訳である。

 従って、以前にも書いたが、【DNA鑑定】で犯人と断定するためには、『一致しないところが一つもない』ことを立証しなければならない。
ここをクリック

 映画「それでもボクはやってない」の中でも【DNA鑑定】の脅しで罪を認めさせようというところがあったと思う。

 畠山鈴香さんの事件でも豪憲訓の血液と『DNAが一致した』などと捜査の初期に言っていたが、あてになるものではない。

西日本新聞 2007年06月07日02時09分
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メダカの遺伝子は2万個
  6割は人間と共通


 メダカのゲノム(全遺伝情報)は約7億の塩基対から成り、このうち遺伝子は約2万個だったとする解読結果を国立遺伝学研究所と東京大などの研究チームがまとめた。
7日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

 遺伝子の約6割は人間と共通で、類似のものを含めると約8割にも上った。
 人間の病気に関連する遺伝子も見つかった。メダカは実験動物として扱いやすく、今後、人間の病気の研究にも役立ちそうだという。

 解読したのは、主に南日本に生息するメダカのゲノム。同じ種だが、約400万年前に地域的に分離した北日本の個体群と比べると、塩基配列の違いは全体の約3・4%に上り、人間とチンパンジーの違い(1・2%)よりはるかに大きいことが分かった。

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メダカゲノムについて

国立遺伝学研究所
メダカゲノム解読



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