今日、近郊を車で走ったところ、あちこちで道路が冠水していた。
NHKで、番組の外側に枠を作って常時流しているニュースを見ていると、
那珂川町や志免町などでは、自治体全体が避難勧告地域となっていて、
避難先が小・中学校・公民館などと示されているが、
その自治体の人口を考えたら、とても収容できるはずは無い。
きちんと収容できる状態を確保せずに「避難勧告」だけ出すのは
無責任ではないだろうか?
何か、お役所仕事で、万が一先だっての防府市での老人養護施設のような
事故が発生した場合に、「避難勧告は出していましたよ」と言い逃れる
ための処置のような気もする。
もちろん、避難する必要があるならば、勧告は行うべきである。
しかし、私が知る限りでも、那珂川町や志免町などの広大な町域全体が
一律に避難勧告地域になると言うのは理解が行かない。
危ない地域と安全な地域はあるはずである。
一からげに自治体町域全体を「避難勧告地域」にしてしまうのは、
行政として手抜きではないかという想いが残る。
この2町は一例であり、NHKの画面は他にも多くの自治体で同様の処置が
とられているようである。
福岡市などは、町目を限定して「避難勧告」や「避難指示」を出している
ようであるが、それを聞いていると、宇美川、多々良川、樋井川、須恵川
那珂川などの流域が多いが、当然だろう。
このところ、毎年のように『梅雨末期の豪雨』で、浸水事故などの水害が
発生している。
下の、西日本新聞の記事でも、博多駅周辺の対応に追われていて、
先日浸水した天神地域の対策は遅れ気味のようである。
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県内引き続き豪雨 50ヵ所で土砂崩れ 佐世保市では避難勧告も(西日本新聞) - goo ニュース
2009年7月26日(日)10:30
浸水対策 遅れる天神 2回被害の博多駅優先 福岡市 財政厳しく限界も(西日本新聞) - goo ニュース
2009年7月26日(日)17:30
九州北部 大雨最大級の警戒を 26日時間80ミリも 死者5人に(西日本新聞) - goo ニュース
2009年7月26日(日)17:30
活発な梅雨前線による雨は25日も断続的に降り続け、北九州市で行方不明になっていた女性が遺体で見つかるなど被害が広がった。26日午前0時までの九州の死者は福岡県4人、長崎県1人の計5人。福岡管区気象台は26日の明け方から昼にかけて熊本県を中心に福岡、佐賀、大分、長崎で1時間雨量50-80ミリの雨を予測。既に24日からの総雨量が300ミリを超えた所もあり、土砂災害などへ「最大級の警戒が必要」と呼び掛けている。
福岡管区気象台によると、九州北部に記録的な豪雨をもたらした梅雨前線は25日、対馬海峡から南下。福岡県久留米市草野町で1時間雨量が67.0ミリと観測史上最大を記録、長崎県佐世保市でも78.5ミリと7月の観測で最も雨が降った。熊本県山鹿市でも同じく60.0ミリの降雨があった。
24日午前0時から25日午後4時までの雨量は福岡県飯塚市で339.0ミリ、同県篠栗町で327.5ミリ、長崎県壱岐市芦辺町で313.5ミリ、佐賀県唐津市で283.5ミリに達した。
前線は勢力を弱めて九州南部に南下するため、気象台は、27日には九州各地で晴れ間が広がるとみている。
豪雨による新たな被害も出た。24日夜に家を出たまま行方が分からなくなっていた北九州市八幡西区上上津役の牟田コタカさん(67)が25日、同市若松区の岸壁付近の海上で遺体で見つかった。牟田さんのほか、今回の豪雨で死亡したのは、長崎県壱岐市、山内喜代光さん(67)▽福岡県福智町、永末英信さん(73)▽同県嘉麻市、西鉄バス筑豊社長柴田政範さん(60)▽同県前原市、岩本幸恵さん(54)。
また、篠栗町で民家2棟が土砂に押しつぶされ、元沢正子さん(61)と次女綾子さん(34)が行方不明になり、陸上自衛隊と消防隊などが捜索を続けている。
福岡、佐賀、長崎、熊本4県が集計した豪雨被害によると、計18棟の住宅が全壊または一部が損壊し、1777棟が床上、床下浸水。山崩れ、がけ崩れは計356件に上った。
=2009/07/26付 西日本新聞朝刊=
九州道で土砂崩れ、車1台巻き込まれる 福岡県太宰府市(朝日新聞) - goo ニュース
【NHKニュースより】
7月26日 18時10分
活発な前線の影響で九州北部で降り続いた激しい雨は峠を越えましたが、気象庁は、大雨となっている九州北部と山口県では、土砂災害などに引き続き警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、西日本に停滞している活発な前線の影響で、九州北部では26日朝から昼ごろにかけて局地的に非常に激しい雨が降り、24日の降り始めからの雨量が600ミリを超えている所があります。この大雨で福岡県と長崎県、それに記録的な大雨で土石流が起きた山口県防府市では、土砂災害の危険性が非常に高くなっています。西日本付近の前線はしだいに南下し、九州北部の激しい雨は峠を越えましたが、九州北部と山口県では、午後6時以降の数時間は局地的に1時間に50ミリ前後の激しい雨が降るおそれがあります。これから27日にかけて、発達した雨雲が東へ移動するため、四国では同日朝にかけて、近畿では同日昼すぎにかけて、東海と東北北部では同日夜にかけて、局地的に雷を伴って1時間に50ミリ前後の激しい雨が降るおそれがあります。九州北部と山口県ではこれまでの大雨で、地盤が緩んだり川の水位が上がったりしていることから、気象庁は土砂災害や川の増水、低い土地の浸水などに引き続き警戒するよう呼びかけています。