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劇画 【社長 島耕作】 で、中国との交戦を煽る 弘兼憲史氏の非常識

2013-02-07 12:53:00 | 政治
2013年2月7日(木)

 【週間モーニング】誌上で、長らく連載されている 弘兼憲史氏 の劇画

【社長 島耕作】 は、最近極めて政治的色合いを強くしている。



 特に、このところは日中経済摩擦から尖閣問題に至るまで『タイムリー』

に取り上げている。



 先週発売された【週間モーニング第9号】では、尖閣諸島を巡る軍事的応酬

を主要なテーマにし、中国との交戦を煽る かのような描き方をしている。



 平和主義者が大多数の漫画家としては珍しく好戦的である。



 その表現も、異常に深入りしている。

 日本の防衛大臣に応戦の許可を迫ったり



 米国の国防長官にオスプレイの出動を促したりしている。



  表紙画面に 「オスプレイ、出動の刻」 と書くほどだ。



 そして、この劇画の中では、米軍のオスプレイが実際に出動する。

 日本へのオスプレイ配備の目的の一つが『中国に対する軍事的威嚇威嚇』

であったことが、明瞭に(この劇画では肯定的に)表現されている。



 当然、自衛隊も援護に出動している。

 老害・石原前東京都知事が米国で発表した【尖閣諸島の東京都による「買い上げ」】

方針そのものが、米国の某機関に載せられた行動であったことも推察できる。

 そのために、中国に進出したり取引きしている多くの会社が大打撃を受けた。


 そして、テコット(島耕作が社長を勤める日本の家電機器大手)は、

現地スタッフに業務のオペレーションを任せ、日本人を退去させる。



 明日にでも実際に起こりそうな話しを『先取り』して描いている。

 恐ろしいことだ。

 弘兼憲史氏 には、どこからか、この種の要請がきているのだろうか?

 自民党政府によるマスコミ誘導は、テレビ&新聞(Web版を含む)メディア

ばかりではなく、コミックにまで及んできているようである。


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 この劇画を後追いするような形で昨日、中国軍艦による火器照準レーダーの

照射事件が起こった。 

中国軍艦、海自艦に射撃レーダー照射
 東シナ海で1月に

 (朝日新聞) - 2013年2月5日(火)19:15


 中国政府の預かり知らぬ処で起こったらしいがそれも恐ろしい話しである。

云わば、日本の関東軍のように中央の統制が取れない部隊が最前線で事を起こす

可能性が明らかになった訳だ。

 一方では、今回のような『レーダー照準』作戦は従来から度々行われていた

らしいと云う話もあるので、今回のひと月遅れの発表は、政治情勢を睨んだ

パフォーマンスであるとの指摘もある。

 と云うのは、安倍晋三は、憲法9条を反故にしたくてしようがないからである。

今回のような事態を利用して、憲法改正やむなしの雰囲気を国民の中に醸成したい

と考えているに違いない。 

 その雰囲気作りのタイミングを、参議院選挙との日程を睨みながら、計っている

というのが、本当の処ではないだろうか?

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 この件に関する私のツイート再録(降順・抜粋)

JUNSKY ‏@junsky2010

@nhk_NEWSWEB #nhk24
 朝起きたら、「防衛相発表。我が海上・航空自衛隊は、本八日未明、東シナ海・尖閣沖において、中国軍と戦闘状態に入れり!」てなことにならないことを切に祈ります。 1941年12月8日、日本国民は突然太平洋戦争に組み込まれた!

@nhk_news #nhk24
 明日朝起きたら「戦争に突入していた」なんてことにならないように願っています。 報道も国民の排外心をいたずらに煽らないよう冷静にお願いします。

突発的戦闘状態だけは避けて欲しい!
【読売】レーダー照射、中国指導部内で慎重に対応検討か http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130206-OYT1T01084.htm?from=tw … 公式の反応が遅れているのは、中国政府が日本や米国の出方を見極めているためとみられ、習近平シージンピン指導部内は対応の仕方を慎重に検討している模様だ。

【NHK】中国外務省“報道で知った”  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130206/j68231010000.html … 中国海軍のフリゲート艦が海上自衛隊の護衛艦に射撃管制用のレーダーを照射した問題について、中国外務省の華春榮報道官は6日の定例記者会見で「われわれも報道によって初めて知った。という立場

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防衛相「国連憲章上の武力威嚇」
 中国のレーダー照射

 (朝日新聞) - 2013年2月7日(木)12:29
 

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中国軍艦、海自艦に射撃レーダー照射
 東シナ海で1月に

 (朝日新聞) - 2013年2月5日(火)19:15

 小野寺五典(いつのり)防衛相は5日夜、東シナ海で1月30日に中国軍艦が海上自衛隊護衛艦に対し、射撃用の火器管制レーダーを照射したことを明らかにした。1月19日にも海自ヘリコプターに対して同様の行動があったとし、軍事衝突につながりかねない事態に「大変異常なことで一歩間違うと大変危険な状況に陥る」と批判。政府高官は2件とも尖閣諸島近くの公海上だったと語った。日本政府は中国政府に強く抗議した。

 小野寺氏は公表直前に安倍晋三首相に報告した。首相は自衛隊による領海の防衛について万全を期すとともに再発防止へ中国に抗議するよう指示。尖閣諸島問題で悪化した日中関係が緊迫度を増すのは必至だ。

 防衛省によると、レーダーは1月30日午前10時ごろ、中国海軍フリゲート艦から約3キロ離れた海自護衛艦「ゆうだち」に対して照射。また、19日午後5時ごろ、中国海軍フリゲート艦から、海自護衛艦「おおなみ」搭載で数キロ離れた飛行中のヘリコプターに対して照射された。

 19日のケースでは、ヘリコプターでのレーダー照射の感知が弱かったため、データ分析に時間がかかっていた。ただ、30日のケースで護衛艦に対する照射があったと判断できたため、2月5日にこの2件を合わせて公表することにした。小野寺氏は2件のレーダー照射は東シナ海の公海上と説明したが、尖閣との位置関係は明かさなかった。 



防衛相「国連憲章上の武力威嚇」
 中国のレーダー照射

 (朝日新聞) - 2013年2月7日(木)12:29

 小野寺五典防衛相は7日の衆院予算委員会で、中国軍艦が海上自衛隊護衛艦に射撃用レーダーを照射した問題で「国連憲章上、武力(による)威嚇にあたるのではないか」と述べた。中国軍の対応が国連憲章に違反する可能性を指摘し、強く批判した。自民党の石破茂幹事長の質問に答えた。

 国連憲章は加盟国が従うべき原則として「武力による威嚇や行使を、いかなる国の領土保全に対するものも慎まなければならない」と明記。中国は国連安全保障理事会の常任理事国だ。

 小野寺氏は、照射は「(自衛隊との)衝突に相当する危険な事案に至る可能性があった」とも強調。再発防止のため、「海上の安全のメカニズムを日中間で共有することも必要だ」と述べ、東シナ海で偶発的衝突を避けるための「海上連絡メカニズム」構築に向けた協議の再開を中国に呼びかける考えを示した。  



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1 コメント

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極限まで来ている日本国の病的な右傾化 (宗純)
2013-02-07 14:47:38
オスプレイ反対で沖縄の全自治体の首長がそろい踏みした東京銀座のデモでフリーの平山鉄太郎氏は、
『"中国に操作されているとの大量の罵声に驚愕”。これは本当に驚きました。いわゆる右翼団体の構成員ではなくて、(見た目は)ふつうの"市民"が日の丸振りながら「非国民死ね!」とか絶叫していて唖然としました。』
とあるが、確かに目を丸くするようなに、わかには本当だと信じられない話です。
大阪市立桜宮高校バスケット部主将が自殺した体罰でも、肯定派が全体で42%、男だけなら54%の過半数。
年代的には20代30代では過半数を超える体罰容認派なのですから、なるほど!これでは石原慎太郎やら橋下徹やらのネオナチ紛いの右翼が圧倒的な支持率で当選するはずだと妙に納得。
今の日本ですが、世界の人々(マスコミ)に心配されるレベルまで病的な右傾化が進行しているのです。
中学での陰湿なイジメ自殺から高校スポーツクラブの主将の体罰による自殺、柔道日本代表の暴行事件、金メダルダブル授賞の大学顧問による強姦、女性アイドルの坊主あたまと、連続して不愉快で奇妙、不気味なニュースが報道されていますが、同じ原因から発生している。
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