JUNSKY blog 2015

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放射線業務担当外の女性 4人が被曝 (朝日): mSv単位の高レベル被曝!

2011-05-01 22:35:28 | 政治
2011年5月1日(日)

 以前も紹介した東京電力による杜撰な放射線管理。

 今日の朝日記事では、以前別のメディアで報道していたと思われる

女性労働者の被曝について書いていた。

 朝日新聞によれば、

【4人は本来なら被曝する作業をするようなことはない立場だ。被曝量は 2.27~3.42 ミリシーベルト で、東京電力は すぐに健康に影響するようなレベルではない とみているが、管理態勢を見直すという。】

 相変わらず、すぐに健康に影響するようなレベルではない 

と言い張っているようだが、

ミリシーベルト(mSv) 単位とは、マイクロシーベルト(μSv)単位の千倍

もの高いレベルであり、通常1年間に継続して被曝する上限レベルの単位

であって、健康にも影響が無い訳がない高レベル放射能汚染である!

 特に女性の場合は、卵巣が放射線汚染すれば、妊娠・出産の影響し、

【DNA】が傷付いた子どもが生まれる可能性さえあるのである。

 放射線被曝の管理体制や管理方法そして労働者への冷酷な扱いは

これ以外にも様々に明らかになっている。

 東京電力の労働者の健康への管理の杜撰さは、犯罪的でさえある。 
 
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放射線業務担当外の女性4人が被曝 震災後も原発で仕事
 (朝日新聞) - 2011年5月1日(日)22:03
 

 福島第一原発で、放射線業務従事者ではない女性職員4人が東日本大震災の被災後も発電所内に残り作業を続け、被曝(ひばく)していたことが1日、わかった。4人は本来なら被曝する作業をするようなことはない立場だ。被曝量は2.27~3.42ミリシーベルトで、東京電力はすぐに健康に影響するようなレベルではないとみているが、管理態勢を見直すという。

 東電によると、福島第一原発では地震発生時に19人の女性が働いていた。このうちの4人が一般の職員で、被災後も発電所内に残って免震重要棟で事務作業をしていた。この間に、建屋を吹き飛ばした爆発などによって飛散した放射性物質を吸い込み被曝したとみられている。

 被曝する可能性がある作業に就く放射線業務従事者は、労働安全衛生法の規則に基づき、放射線管理区域で作業する場合には線量計をつける。計測機器で定期的に被曝量を測り限度線量を超えないよう管理されている。

 放射線業務に従事しない人はこうした管理はされておらず、限度も設定されていない。男性は緊急時には放射線業務従事者でなくてもとりあえず作業することは認められているが、女性はできない。今回は発電所全体に放射性物質が飛散する状態となり想定外の被曝になった。東電では今後、後付けながら放射線業務従事者として登録し管理する。

 また、爆発時に放射線業務従事者でない一般の男性職員や関連企業の男性職員も数多く働いていた。女性は3月23日以降は発電所では働いていないが、男性は現在も発電所内で作業している。今後放射線業務従事者として状況を確かめながら順次登録するとしている。

 東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「今回の被曝は結果的に申し訳ない。ただ、当時情報整理など必要な仕事に従事していた。また、事故発生時の免震棟の放射能汚染について(私たち)の認識が甘かった」と話した。

 経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「東電は普通に対応できる状況ではなかったのだろう。どう評価するか東電の報告を受けてから検討する」としている。

 また、東電は1日、19人のうち放射線業務従事者として働いていた15人の被曝線量の調査結果も公表した。妊娠の可能性がある女性の被曝量は男性よりもきめ細かく設定されており、上限「3カ月で5ミリシーベルト」で、これを超えたのは2人だった。

 4月27日に東電が公表した原子炉への注水や放水に当たる消防の案内などをして17.55ミリシーベルト被曝した50代の女性に加え、作業員の体調管理にあたっていた40代の女性が7.49ミリシーベルト被曝していた。2人とも体調に異変はみられないという。

    (朝日新聞;東山正宜、小宮山亮磨、竹石涼子)

 
女性社員が限度超える被ばく…福島原発、2例目
 (読売新聞) - 2011年5月1日(日)12:25

 東京電力は1日、福島第一原子力発電所で作業をしていた40代の女性社員が、国が定めた限度を超える放射線を 被曝 したと発表した。

 東日本大震災発生当時、同原発では19人の女性社員が勤務していたが、線量限度を超えたのは2人目。

 東電によると、この女性は、免震重要棟の医務室で、3月15日まで作業員の健康管理などを担当していた。今年1~3月の 3か月間の被曝線量は7・49ミリ・シーベルトで、女性の放射線業務従事者の限度「3か月で5ミリ・シーベルト」を超えた。 
 当時、マスクが不足しており、女性社員も着用していなかった。屋外での作業を終えた社員の衣類などに付着した放射性物質を吸い込んだらしい。

 一方、同原発では1日午後から、5、6号機のタービン建屋地下にたまった放射性物質を含む汚染水を仮設タンクへ移送する作業が始まった。まず、6号機から約120トンを移した。 
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  この女性は残留期間が長くなる「内部被曝」もしているらしい。
  恐ろしい東京電力の管理不行き届きだ!
  マスク不足に罪を押し付けようとしてもダメだ。
  マスクも準備しておかなかったのは東京電力なのだから!

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東電の女性社員、基準3倍超す被曝 原発屋外で作業
  (朝日新聞) - 2011年4月27日13時0分


原発作業員の被曝上限緩和 5年100ミリシーベルト
  (朝日新聞) - 2011年4月28日19時10分


小佐古参与が抗議の辞意 子供の被曝基準「容認できぬ」
  (朝日新聞) - 2011年4月29日(金)22:48


首相「原発対応、場当たり的でない」 辞任参与に反論
  (朝日新聞) - 2011年4月30日(土)12:38


原発作業員2人、被曝量200ミリシーベルト超す
  (朝日新聞) - 2011年4月30日12時34分





全労連メーデー 「被災者が人間らしく暮らせる条件の整備を」

2011-05-01 22:14:59 | 雇用・労働
2011年5月1日(日)

 朝日新聞が全労連のメーデー集会を写真付きで紹介するのは

めずらしいのではないか?

 
   全労連は被災地支援などを訴えながら都内をデモ行進した
   =東京都渋谷区 (朝日新聞) - 2011年5月1日(日)18:57

 
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「雇用問題の解決を」 メーデーでも被災地支援呼びかけ
 (朝日新聞) - 2011年5月1日(日)18:57
 

 メーデーの1日、全国各地で労働組合が集会やデモ行進をおこなった。全国労働組合総連合(全労連)は東京・代々木公園で第82回中央メーデーの集会を開き、主催者発表で約2万1千人が参加した。

 集会では全労連の大黒作治議長が「政府に被災者が人間らしく暮らせる条件の整備を求めよう」と呼びかけ、被災地から参加した宮城県労連の安藤満副議長も「解雇が広がり、雇用問題の解決が緊急課題だ」と求めた。集会後、「被災地を支援しよう」と声をあげながら都内をデモ行進した。


<メーデー>政治色薄く 連合、民主幹部ら呼ばず
 (毎日新聞)- 2011年4月29日(金)13:00