JUNSKY blog 2015

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武士の一分

2006-12-02 23:02:25 | 映画レビュー
12月1日ファーストデイ・スペシャルで、1000円で、この日公開されたばかりの、山田洋次監督の時代劇三部作の最後をかざる「武士の一分」を見た。
9時15分からのレイトショー。
比較的大きな会場に、半分くらいの入り。

さすが、山田洋次監督。
いわゆるチャンバラシーンは無く、当時の武家の宮使えの日常を描いてゆく。
今回は「お毒見役」。
6人のお毒見役が、殿様が食べる食材を分担して毒見をするという仕事である。
同じものを6人で食べるのではなく、それぞれ別の食材を食べているようだ。

今回の主役は木村拓哉。彼が、そのお毒見役の一員である。
毎日の単調な毒見の仕事に、どちらかというと嫌気が差し、「隠居」を考えていると言う設定。

「隠居」というのは、この場合、完全に仕事からリタイアするのではなく、お城勤めを辞めて、自ら仕事を探すということのようである。
だから、三十代でも「隠居」と言っているようだ。
彼の仕事の夢は、子ども達に、その個性に合わせた剣術を教えたいということで、「着物をその子の身の丈に合わせて作る様に、剣術もその子の能力に合わせた画一的ではない教え方をしたい」ということである。

さすがに、夜間中学や障害者教育を描いてきた山田洋次監督だけのことはある。

さて、彼の夢はかなうのか?

彼を支える妻役に宝塚歌劇団・星組娘役TOPを努めた、檀れい。
彼女は宝塚時代から、素顔や薄化粧の時は美形でキレイだったが、宝塚のあのキツイ舞台化粧をすると化粧負けして、変な顔になるという不幸な来歴があったが、この映画では自然な化粧で、清楚さが浮き出た女性像を演じていて美しかった。

映画のStoryは、淡々とした中にも見ごたえがあった。
が、ここではストーリー・ネタバレはやめる。

是非、見ていただきたい。

今、スマ・ステに木村拓哉が出ている。

2006Dec02 23:03

スマ・ステの解説によると、木村拓哉は、蜷川幸雄演出の「盲導犬」という演劇に17歳で出演していたという。23:15

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