じゅんなおひとのつぶやき

主に中学と高校のスポーツ観戦記になると思いますが掲載していきます 一応、ジャンルはオールマイティのつもりなのですが(笑)

大阪桐蔭女子 大阪学芸 大阪桐蔭男子 関大一

2023-06-04 09:04:27 | 高校サッカー
※守備
大阪桐蔭女子:新人戦決勝同様、自陣でセーフティファーストに過ぎて見えました 出来る限り自陣相手ボールスローインにせず極力前にいくべきと感じました そうしないと自陣での時間が長くなり、長くなればなるほど無失点で凌げる確率が低くなります 新人戦決勝同様、相手がポゼッションに明らかにこだわり続けてる場合はもっと前線からプレスかけた方がよさげに見えました それがほとんどなかったため相手に易易とつながれて見えました それが終始相手のリズムで試合を進められてしまった要因に見えました 前から詰めて相手にロングキックを蹴らす場面を作れれば、もっと自分達のリズムにももってこれたと思います 攻められる時間が長くなった事で味方の攻撃時のカウンターへの備えが疎かになり、失点して見えました
大阪学芸:ほとんどの時間で攻めていたため守りの印象はあまりありませんが、序盤前からのプレスに嵌り危なくなった場面が2度ほどありました ポゼッションサッカーにこだわるチームの宿命として、ハイプレスを喰らった後の守備という点では、課題が残ったかも知れません
大阪桐蔭男子:相手の最終ラインでのボール回しに対しむやみにプレスにいかずしっかり陣形を整え危なげなく守っていたと思います いけると思った時だけいく 原則前からはいかない そんな風に見えましたが先制点のきっかけとなった前線の選手のプレスは見事な抜き差し加減でした それだけに直後に見せた一瞬の隙から喫した同点ゴールがもったいなかったです 先制ゴール後にありがちなエアポケットにものの見事に嵌って見えました
※関大一:相手のポゼッションに対し徹底的にブロック 相手のプレスから与えたFKから先制点を許したもののよく辛抱したと思います


※攻撃
大阪桐蔭女子:新人戦決勝と違ってキーパーからのポゼッションは殆どなくパントキックに終始 このため攻撃はほとんど単発で終わる  これでは必然的に攻撃時間は少なくなり、序盤の惜しい二発以外は得点チャンスはありませんでした チームとしてつなぎより縦に速くでいくと決めていたのなら、ブロックだけでなく前からも取りにいかないと、勝つのは難しいかと思われます
大阪学芸:今季も徹底的なポゼッションサッカー キーパーにボールが渡って単純なパントキックは全くなし 全て最終ラインにボールを預け丁寧につなぐ 序盤こそハイプレスの網にかかる場面も観られましたが前半の中盤に小柄な左の2列目の11番かガッチリした14番だったかがトップスピードに乗って左サイドをエグリトップスピードのまま角度のないとこから鋭いシュートを枠に飛ばしたのと直後にも別の選手が一瞬出来たシュートスペースを逃さず強烈なミドルシュートを枠に飛ばしてみせたこの2発がきっかけとなり、以降は終始自分達のつなぎのサッカーが出来て見えました ポゼッションサッカーにありがちな2死三塁でも送りバント的な、つなぐばかりで誰が決めるの?的なサッカーではなく決めにいくべきは決めにいける それも相手が想像できないとこからでも決めにいける この2発が与えた効果は絶大だったと思います その結果終盤2得点 つなげるし決めにも行ける 完璧な攻撃でした 
大阪桐蔭男子:後半の先制ゴールは前線の選手の的確なハイプレスで得た絶好の位置からのFKを直接ねじ込んだもの 終始ゲームは支配して見えたもののこの1点のみに終わる もうちょっとハイプレスを狙いにいっても良かったかも知れません
関大一:攻撃に特別なものは感じませんでしたが値千金となった同点ゴールは相手が先制した直後に見せた隙を逃さずよく決めたと思います


※大阪桐蔭女子
前半の中盤辺りから押されっぱなしだったため後半頭から選手入れ替えなどテコ入れしてくるかと思いましたが終盤先制許すまで交代なし 新人戦ではサブにもいい選手が複数名控えていると感じただけにもったいなく見えました ただ、代えなかったということは押されてはいるがチームとしてのサッカーは出来ている そう判断してのものと推察され、だとしたら地力の差で負けたということかなと思いながら観てました つなぐ力と取りに行く力、そして誰もいなくなったリスクを冒す力を身につける必要があるのかも知れません


※大阪学芸
スコア的にも内容的にも完勝 ただ、フィジカル的には特別なものを感じる選手はほとんどおらずそれがチームとしての雰囲気は特別感じない点につながって見え、それが今後関西から全国での戦いにどう出るかなぁとか思いながら観てました


※大阪桐蔭男子
仰星戦同様スコア以上にほとんど危なげない内容でしたが結果はPK負け 力負けやむなしの感の女子とは対象的に地力も雰囲気も勝って見えただけに一瞬のすきが命取りになったほんっとうに悔やまれる敗戦に見えました PKは外した選手も含めて内容は悪くなかったですが外した3人目と最後の5人目は考え過ぎ慎重になり過ぎに見えました ひとり外して以降は、相手が外すより大阪桐蔭がさらに外す可能性の方が高く見えたのはそのせいかも知れません キーパーが反応しても止められないところに強く蹴る力はあるだけに、PKは決まるもの という気持ちを持つことが出来れば、全員が決められると思います 

※関大一
とにかくよく辛抱したと思います 関心したのがPK 5人とも外す感じが全くしませんでした ただ、チームとして特別なものは感じなかっただけに、どうしてもインターハイに出たいのなら、目標を絞った戦いも選択肢に入れるべきかもしれません この日のように根比べのようなサッカーに持ち込めれば、その可能性も拡がるかと思われます


※今季の大阪の高校女子サッカーは 大商学園 大阪桐蔭 大阪学芸に追手門学院 加えて学芸に新人戦で1-3で喰らいつきインターハイ予選では追手門学院に勝った大阪偕星も迫ってきているというのが新人戦の感じでしたが、そこから学芸と大商が抜け出した感が、リーグ戦のここまでの成績からと覗えるかと思われます