2025.5.29(木)
とねるずの青木さんから教えて頂いた信友直子さんの「ぼけますから、よろしくお願いします」と2作目の「ぼけますから、よろしくお願いします。~お帰りおかあさん~」の二冊の本を読みました。
そのときに、信友さん監督で映画も作られたと知り「ぜひ観てみたい」と思っていました。
映画はもうずい分前のことで、今では上映されていません。
たまたま監督の信友直子さんのSNSで鎌倉の川喜多映画記念館で上映されると知り久しぶりに鎌倉まで足を運びました。

映像作家の信友直子さんは東京から広島・呉の実家に帰るたびに20年以上もご両親の生活を撮影し続けていらっしゃったそうです。
お母様の様子がちょっとおかしいかなと感じはじめたあたりからのことを先に2冊の本に書かれ、のちにドキュメンタリー映画2作になさったようです。
どちらも95分ほどの作品で、午前と午後に放映されます。
一日に2本はきついかなとも思いましたが、せっかくだからと腹をくくって2作品とも観てしまいました。
映画はお母様が認知症の症状を表し始めた85歳ころから始まります。
タイトルからして重そうな内容かと思うかもしれませんがそれほどの悲壮感はありません。
お父様の献身的な日々がとても暖かく映しだされています。(ドキュメンタリーなので普段のままなのですが)
観終わった後もなんだかとてもすがすがしく感じたものです。
(気になる方は本をお読みになるか、機会があったら映画をご覧になるとなおいいかと思います)
残念ながらお母様は90歳で亡くなられてしまいましたが、お父様は現在104歳でお元気にしていらっしゃいます。(お父様のご様子を時々信友さんがFBで配信されています)
川喜多映画記念館は一部分が輸入映画の資料館にもなっているためか、映画は10:00からですがチケットは9:00から販売されるとのこと。(映画の前に資料館をみるといいということなのでしょうか)
鎌倉駅には8:30頃に着いてしまいました。

鎌倉には2020年の1月、コロナ騒ぎが起こる前に訪れたきりで5年4ヶ月ぶり。
川喜多映画記念館は、小町通りを進んだ左手(曲がり角に案内あり)の奥まったところ。
さっさと歩いたら10分もかからないのですが、朝が早すぎたせいか人通りも少ないのできょろきょろしながらぶらぶらと進みました。
小町通りをよく歩いたのは30年以上前まで。そのころと比べたら建物もほとんど新しくなりホントに様変わりしていますね。
こんな店もなかったし・・。

何のお店なのかもわかりません。

川喜多映画記念館は小町通りから50mほど左に入ったところにありました。閑静な住宅街でうしろは山です。

ここはもともと「東和」という会社をつくりヨーロッパの映画を輸入していた川喜多長政さんのお住まいだったところで、のちに鎌倉市に寄贈されたものとのことでした。
(この情報は2軒隣の奥様とお話をしたときにお聞きしたものです)
映画館前にあった解説。

少し大きくしてみましたが見えにくいですね。


玄関わきから伸びる遊歩道はどなたも通り抜けどうぞとありました。

中ほどに敷地図と建物の写真。(現在の建物は7~8年前に建て替えられたと。これも先の奥様情報)


この木の脇にベンチが2台あります。(木の名札がうれしい)

ハゼノキには細かい花がたくさんついていました。

白い木はモッコク、黒っぽいのがハゼノキ、秋にはみごとな紅葉がみられることでしょう。
庭にはカシワバアジサイとガクアジサイ。

ベンチに座って住宅(映画館)や山を眺めて時間をすごしましたが、最高に贅沢な時間でした。
山ではうぐいすがあっちでもこっちでもうるさいほどに鳴いていました。
通りかかったガードマンさんに思わず本物のうぐいすですか?と聞いてしまいました。「そうですよ、この辺りには何羽かのうぐいすが住んでいます」と。
9:00を少し過ぎたのでチケットを購入、記念館をざっと一回りしてから映画入場の列に並びました。







奥には休憩できるところもあります。

スクリーン映画大賞70年の歴史がありました。

最初と最後だけ大きくしてみましたがやっぱり見にくいですね。


昔の俳優さんはなつかしく思い出されますが、最近は洋画はほとんど観ないので全く知らない名前も・・。
いまでも映画雑誌(スクリーン)が発行されていたということに驚きました。


座席51席のこじんまりした映画館です。

1作目と2作目の間が50分ほどあったので何かお腹に入れようと外に出ると、2軒お隣の奥様が庭の手入れをなさっていました。
お花がきれいだったのでつい話しかけてしまったら、話がはずんであっという間に50分が過ぎてしまい、とうとうお茶も何も摂らずにあわてて館内に戻りました。
その時にいろいろな情報をお聞きすることができたのですが、うぐいすも本物で毎朝うぐいすの声で起こされるとのことでした。
垣根のこの花、名前はわからないとのことです。(もしかしてリョウブ?)

この椿の葉は先が金魚のしっぽみたいと。

帰りにもその奥様がいらっしゃったのでご挨拶をして帰ろうとしたら、お土産を戴いてしまいました。
お仕事のお邪魔をした上にお土産を戴いてしまうなんてと恐縮しながらも有難く頂戴してお別れしました。
帰りの小町通りはすごいにぎわい、
ニュースではよく見る光景ですが、あんな混雑する所には行きたくないと思っていましたが、家に帰らないわけにはいかないので人を縫うようにして駅にもどりました。
15:16の千葉行きに乗り津田沼まで。自宅に戻ったのは17:15分ころでした。
家に戻って戴いたものを開けてみると、おいしいお菓子やオレンジジャム(ジャムは手造りとのこと)。

ジャムは売られているのと同じおしゃれな仕様に・・。

すでに2つがおなかに入ってしまったおいしいお菓子。


※ これを書き終えたと思ったところに、ケータイにメールが届きました。
本メールアドレスにてご登録いただいているgooIDアカウントの削除が完了しました。 と。
goo blogについては削除の反映まで2~3日かかる場合があります。 ご利用ありがとうございましたとも!!
私のこのブログはどうも今日(5/30日)から2~3日でgoo blog退会という形になり書くことも見ることも?できなくなるようです。
途中で何かのお知らせがあり手続きをしないといけなかったのかもしれませんが何もせずにここまできてしまったのでこんなことになったのかもしれません。
自業自得かもしれませんが、ものぐさな性格がこんなところに出てしまいました。
11月でこのgoo blogサイトがなくなることに伴い10/1日からの投稿は出来ないということでしたのでそれまでにどこかに引っ越しをすればいい・・とのんきに構えていましたが、なんということでしょう・・。
今日突然に「gooID削除完了しました」とのメールで自分でもビックリです。
つまらないことしか書いていませんでしたが、長い間見て下さった皆様には感謝致します。
どうもありがとうございました。
(ちなみにgoo blogでお世話になってからの10~11年?のトータル訪問数359302UU トータル閲覧数589403PVとありました。 知らない方も見て下さったようです。ほんとうにありがとうございました。)