junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

カンボジア 4日目午後 タ・プローム 5日目早朝成田

2018-01-31 17:06:35 | カンボジア
2018.1.8(月)

4日目午後は

3晩お世話になったスターリーアンコールホテルを14:00にチェックアウト。 荷物はバスに乗せ、最後の観光と夕食を済ませ、夜の便を乗り継いで日本に戻ります。

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今回の旅の最後は

☆タ・プローム(梵天の古老という意味)寺院。

12世紀末、当時の王(ジャヤ・ヴァルマン7世)が母を弔うために建立。当初は仏教寺院だったがのちにヒンドゥー教寺院に改宗されたそう。

参道は木々に覆われしばし暑さを忘れます。


幹が割れてる大きな木


正面に現れたのが少々崩れたように見えるこの建物。


右側から回り込んで建物の向こう側に入りました。

今までにもあちこちでこのような光景を目にしましたが、ガジュマルの木が大タコの足のように、遺跡に襲い掛かっているように見える神秘の世界。




もっと危ない図はこちらです。そのうち仏像の顔が覆い尽くされてしまうのでは?
       

胸をたたくと音が反響するという建物を抜けたところ。


このあたりは木道を歩くのですが、木の前で写真を撮ったりするのでかなりの混雑。


この根の太さ・・・! 樹齢300年以上は経っているとのことです。






               


なるべく自然のままで残そうと最小限の修復だけをしているそうですが、木に覆われ朽ち果てるに任せるのか、どこまで修復したものか検討中だそう。

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寺院建築の調査をしていた上智大学の石澤先生という方が、この寺院が仏教からヒンドゥー教に代わるときの争い時に埋められたらしい274体の仏像を発見。

イオングループに依頼してシアヌーク博物館を作ってもらい今はすべてそこに保存されているとのことです。
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この後、今まで見てきたレリーフなどを彫る技術やカンボジアの伝統的な技術をを学べるという 伝統工芸学校アーデイザンアンコールに回りました。

説明を聞いた後で買い物もできます。


私たちが今まで遺跡で見てきたすばらしい彫り物などの技術はこんなところで学べるようです。


        





          

これは山繭だそうです。 山繭で織ったショールなどもたくさん売られていました。



うるし塗り工芸もここで習得できるようです。
        

何とも言えずいい図柄。 でも終括を始める年齢の私には必要ないかな?と購入はしませんでした。


             


思い思いのおみやげを購入したあとは少し早めの夕食です。

カンボジア風中華料理でした。

ここのレストランでハスの花に少し手を加え、こんなふうに浮かせているのを見かけ感激しました。思わずさわってしまいましたが、造花ではなく本物でした!


        

浮かせてないものも花びらが織り込まれているのですよ。



夕食後はシェムリアップ空港まで送って頂きガイドのラダさんとはここでお別れ、あとは自分たちで日本まで。

空港でチェックインをするときにこんなかわいい親子を見つけました。


ところが、この冠は次のセキュリティ検査場で取り上げられていました。 植物の持ち出しは禁止だそうで・・・。 かわいかったのにね!

搭乗開始まで小さな空港内を探索。

到着ロビーにもありましたが、この大きなツリーは・・・
   

近くで見ると、竹で作った日常品がいっぱいついています。 楽しいですね!


      

             


来るときはホーチミン(ベトナム南部)まで飛んでトランジットしましたが、
帰りはハノイ(ベトナム北部)でトランジット。(シェムリアップ~ハノイは約1時間45分、機内食あり)


22:15にハノイに着き、夜中の0:40の便にて日本に向かいます。

成田~ホーチミンよりハノイ~成田間の方が2時間ほど飛行時間が少なく4時間20分で成田に着いてしまいます。(機内食あり)



2018.1.9(火)

5日目

朝7:00ちょうどに無事成田空港に到着。それぞれ帰宅の途につきました。




カンボジア 4日目午前 アンコール・トム

2018-01-30 14:18:56 | カンボジア
2018.1.8(月)
 
4日目午前
アンコールトム(アンコール=町、都 トム=大きい)

12~13世紀に築かれた都市アンコール・トムはクメール王朝最盛期の都市跡だそう。

広さ900ヘクタール(東京ドーム60数個分?)という広い敷地の中に寺院などの遺跡がたくさんあります。

ここでも順に案内をして頂いたのですが、あとで考えたら、どれがどれやら・・・ となっていました。


旅行社の資料を見ながら歩いたところを振り返ることにします。



近くまで大きな観光バスが行くと振動で遺跡が痛むとのことで、アンコールワットの駐車場からマイクロバスに乗り換えて行きます。

着いたところでは観光用のゾウがお出迎え。



まず最初に目に入るのがこの南城門。 高さ23m。


尖塔部分には4面に観世音菩薩が彫られています。




濠(幅100m)にかかる橋の欄干に並ぶ像も圧巻です。

橋の左側の像は神々で


右側は阿修羅像だそう。



☆バイヨン寺院 (カンボジアの発音ではバイヨンでなくバヨン。 バ=美しい ヨン=塔)
 
南城門をくぐって500mほどのところ。

塔の数は49(州の数)あり一番高い塔が45mだそう。

死者の門とつながっていて亡くなった人はこの寺院に運び込まれるようになっていた。

ガイドさんの後をついて歩いていただけではわからなかったかもしれませんが、地図で見ると確かにバイヨン寺院は死者の門とつながっていますね。
         


それぞれの塔の4面には観世音菩薩の顔が彫られています。


入口近くで見かけたデヴァダー(女神)
          


入口近くの高い壁は彫刻で埋め尽くされていました。↓

兵士や農民の暮らしを描いたものだそうで、説明を聞いたのですがとても覚えきれませんでした。とにかく素晴らしい彫り物です。

戦争には女性や子供まで家族全員で移動し、男は戦いに女は炊事などをしたそう。

下が近景、真ん中が中景、上が遠景になっているとのこと。 

右向きは戦争に出かける時の図で左向きは帰ってきたときの図だそうです。(反対だったかな?)












途中でもデヴァダー(女神)を見かけました。



上の彫刻の説明を聞きながらどこをどう抜けたのかも思い出せないないほどひどい混雑の中をガイドさんを見失わないようにと進み、高いところに出ました。


ガイドさんが、これ(これらすべて?)が「クメールのほほえみ」と教えて下さいました。人が多くて写真を撮るにも一苦労。

別名を京唄子というそう(誰が最初に名付けたか・・!)。
          



このあと
バプーオン、ゾウのテラス、ピミアナカス、ライ王のテラスとまわりましたがガイドさんと離れてしまうと説明もよく聞けなくてわからないところがたくさんあります。


☆バプーオン(子供を隠すという意味。王の子供を隠した・・と説明されたような)

11世紀中ごろ(1060年ころ)ヒンドゥー教の神シヴァ神に捧げられたものとか。

私たちは遠くから眺めただけでしたが、橋脚の高さ1mの橋(崩れていたものをフランス極東学院が修復したのだそう)を渡って行くと・・


須弥山(しゅみせん)を表す建物に行けるようになっています。



☆ピミアナカス(天空の宮殿という意味)

東門

建物はほとんど崩壊していました。



☆ゾウのテラス

勝利の門の正面にあり、凱旋してきた兵士を王が上のテラスで迎えたところ。ゾウの彫り物があるのでこの名がつけられた。


ゾウのテラスは戦争に勝った時に兵士が入ってくる勝利の門とつながっていますね。
     

ゾウのテラスに向かって右側の壁







☆ライ王のテラス

下部が回廊になっていてそこにも彫り物がぎっしり。

 
ここがライ王のテラス(王がライ病にかかっていたからとか、像が苔むしてライ病患者のようだったからとかでこの名がついたと・・。この像はレプリカで本物は博物館にあるそう)



アンコール・トムが城壁都市と言われるのはこのような↓高さ8mの壁に囲まれていたためのようです。 壁一面に上のような彫り物がすきまなく彫られているわけですからすごい!の一言に尽きます。



昼食はクメール料理。

帰るときのアンケートに食事のことを書く欄がありましたが、私はこのクメール料理がいちばんおいしかったように思いましたのでそのように書きました。




カンボジア 3日目午後 アンコールワット内部鑑賞

2018-01-27 16:58:18 | カンボジア
2018.1.7(日) 

3日目午後
アンコールワット建物内部鑑賞

朝早くに朝日の昇る風景を見に行きましたが、外観を眺めただけでしたので、午後はじっくりと建物内の鑑賞になります。

1992年に世界遺産に登録されています。(東南アジア最大級の石造伽藍だそう)

バスを降りてしばらく歩く間に珍しいものを見せて頂きました。
ヤシの花から汁液をとっているところです。

この花の先からポタ~りポタ~りと落ちる液はすごく甘く、これを煮詰めて砂糖にするのだそうです。

それがあのパームシュガーといわれれるものなんですって! こんなふうに花から採るとはねー。


道路わきではいろいろなものが売られています。

きのう行ったロレイ寺院の横で見かけたジャックフルーツ(別名パラミツだそう)の皮をむいていました。


こんなふうにして売られています。
        

竹ひごで作ったかわいい小物 


あとで “ローズアップル” とわかったこの実はここで売られていました。 
食べられるものと分かっていたら買って食べてみたのにね!
          
       ネットで調べました。
       


アンコールワット (アンコール=サンスクリット語で町、都城  ワット=寺院)
1113年、スールヤヴァルマン2世が建築を開始、1150年まで37年もかけて造られたそう。
寺院中彫刻だらけという感じですが、まだ未完成とのこと。王が亡くなったからか、戦争が始まったからかは不明だそうです。


普通の寺院は東向きなのにアンコールワットは西向きとのこと。(旅行会社のガイドにあった上から見た写真) 濠の内部は200ヘクタールとのこと。



正面入り口までの西参道(520m)から入りますが、濠(幅200m)にかかる橋は現在は修復中のためその東側に作られた浮橋を渡って進みました。

遠くに見える茶色い橋が正規の参道

浮橋を渡って少し左にある正面入口(西塔門)に到着。(正規の参道を渡れるようになれば正面が西塔門)


西塔門の像はヴィシュヌ神のようです。狭いところに人がいっぱい。




西塔門を抜けまっすぐ進んでしまうと見落としてしまいますが、振り返ったところに女神のレリーフがあります。





国旗の中心にも描かれているアンコールワットの象徴である建物が見えてきます。




正面から見ると塔は3つしか見えませんが、本当は5つです。

今朝早くに訪れたところ。朝の方が人が多かったですね。


暗い時は聖地に映る建物もうまく撮れませんでしたが、昼は何とか・・・。



いよいよ建物内部に入ります。 

建物は3層になっていて一番下が第1回廊、2階が第2回廊、一番高いところが第3回廊となっており、順に回りますが、ガイドさんの説明も十分には聞き取れず、ただただその精緻な彫り物に感動しながら進むだけになりました。


          

どこにあったものかはわからなくなっていますが、こちらの像も。


ガイドさんが指差して教えて下さったこれは、ここを訪れた日本人(森本右近太夫という人が百何十年か前?に)が書き残したという墨の跡でした。



第3回廊には、一度に100人しか上がれないため長時間並ばないといけないとのこと。

かつては12あるこのような急な階段の(勾配65度もあるそう)どこからでも登れたそうです。


今はこちらの階段↓一ヶ所からしか上がれないためこの日で20分くらい並びました。


第3回廊に上がると、シェムリアップの森が一望できます。


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ちなみにシェムリアップという町の名は1936年につけられたそうですが、Siem=タイのこと(日本ではかつてシャムといっていた)Reap=追い出すという意味なのだそうです。

カンボジアはタイやベトナムから侵攻されていましたが、フランスに助けられ1887年にフランス領インドシナとなりましたが、1945年にカンボジア王国として独立したそうです。

現在、公用語はクメール語だそうです。 お料理もクメール料理でしたね。

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ぐるり回ってたぶん中央祠堂と言われるところだと思いますが、横たわるお釈迦さまがいらっしゃいました。

周りの壁にはガイドブックなどに載っている微笑む女神(デヴァダー)などのレリーフがあります。


     

            

                   


下りる時も手すりにつかまりながらみなさんこわごわとおりるため少々渋滞がおこります。

下にはきれいな衣装の人たちがいて、何が始まるのだろうと思っていると、観光客と撮影をするための方々のようでした。



このあと夕日の観賞をしましたが、雲があったりで写真はイマイチですが、これで今日の観光はおしまい。



夕食はクメール鍋でした。 最後の雑炊が何ともいいお味でおいしかったです!

         


カンボジア 3日目午前 アンコールワット朝日観賞 ベンメリア遺跡 

2018-01-23 09:53:08 | カンボジア
3日目
2018.1.7(日)

朝食前にアンコールワットの幻想的な夜明けの情景鑑賞です。

5:20分にホテルを出発。 バスで15分~20分ほど。

バスを降りてしばらく歩くのですが、夜明け前でまだ暗く、よく見れば地面が見えなくもないのですが、懐中電灯があったほうがいいですね。


残念ながら私のカメラセンスの悪さと予備のカメラ(暗いとうまく写らない)になってしまったため、写真はどれもうまく撮れませんでした。

人も多くてご覧の通り他人さまの頭やスマホが写ってしまうのです。

6:20過ぎ 明るみはじめてきました。


6:40ころ 雲が少し邪魔をしているようです。


6:55 やっとお日さまが現れました。


(saikoroatさんの2013年のあるきメデスにきれいな写真がありますのでそちらをご覧になるといいでしょう)


草原(くさはら)の足もとで見つけたかわいいピンクの花。


帰りがけ、濠に咲く数輪の濃いピンクのハスの花を見つけました。 時期的にもう終わりのころ?
             


  ーーー ホテルに戻って朝食 ---


 本日午前の観光は

☆ベンメリア遺跡 です。

ベンメリア遺跡は東のアンコール・ワットと言われ、石切り場が近くにあったためアンコールワットを造る為の試作として造られたものだそうです。

シェムリアップからは70㎞ほど離れているのでバスで1時間以上かかるところ。



トイレ休憩をしたところで見かけた印象的な花。


   幹から直接にも
       

花の後に青い小さな実が。 何の実なのでしょう・・? 


あとで写真のファイルを見ていて気がついたのですが、露店で売られていたこれかも・・と。
          
(後日名前判明;ローズアップルというフルーツで食感はクリスピーとのこと)


街を抜けるとのどかな田園風景が広がり、途中の家々はほとんどが高床式の住宅です。











ベンメリア遺跡に到着。

ここはアニメ 「天空の城」 のモデルとなったところだそうです。


参道と思われる通りには頭のたくさんあるへび(ナーガ)が横たわっています。





建物はこのように崩れたままで保存されています。


勝手に歩き回れないよう木道が設けられ、そこだけを歩くようになっているためかなり渋滞。


最小限の手入れだけしかしていないので壊れたものはほとんどそのままに置かれています。













1時間かけてシェムリアップまで戻ります。

昼食は飲茶でした。


ーーー ホテルで小休憩 ---


午後の部は次回になります。


カンボジア 2日目 ロリュオス遺跡群 バンテアイ・スレイ

2018-01-21 01:29:52 | カンボジア
2日目 
2018.1.6(土)

観光を始める前に、3日間有効の写真入りカードを作りました。一日ごとにはさみが入れられるようになっています。(↓黒○がはさみ跡)
        


午前の観光は

9世紀のクメール王朝最古のロリュオス遺跡群です。

☆プリア・コー(聖なる牛という意味のヒンドゥー教寺院、879年)




それぞれの塔前にはネパールと同じシンガ(向かって左、)、シンギニ(右、)がいます。(発音によりシンハ、シンヒニとも)

塔は6つあり、前の3つは父、祖父、男性たちのためのもの。
   門衛も男性(何体もあるうちの一つ)
       

後ろの3つは母、祖母、女性の親戚のためのもの。
              門衛も女性(同)
                 
     

建物の中の神さまは盗まれてしまったそう。

塔前の聖なる牛(牛はシヴァ神の乗り物・・・ネパールでも同じことを聞いています)


カンボジアはタイやベトナムから侵攻された歴史があります。

シンギニの顔や聖なる牛の角が削られているのはそのため?(ほかでもこのようなものがたくさん見られました。)


☆バコン ヒンドゥー教寺院 (881年)


ネパールでも見かけたフランジパニ(英名プルメリア)の花。

そろそろ終わりのようですがあちこちに落ちていました。


☆ロレイ(893年)ヒンドゥー教寺院 あまりにもひどい崩れようで全体に修復中です。


       寺院の横にあったジャックフルーツの実
          

後ろから見ても修復にはまだまだかかりそう・・・


新しい建物もできていました。


中にはおしゃかさま?



このあと、アンコールワットの形をしたクッキーがあるというおみやげ屋さんに寄りました。

昼食はクメール麺。これがカンボジアの味なのだなぁと思いながら戴きました。


ーーー 昼食後はホテルに戻って1時間20分ほど休憩 ーーー


午後の観光は

10世紀の遺跡です。

☆バンテアイ・スレイ(967年)バンテアイ=砦 スレイ=女 女の砦という意味のヒンドゥー教寺院


    無残な姿の聖牛
     

ゾウに乗っているインドラ神が雨乞いをしている図だそう。


真ん中の左の方の女性は美人を破壊しおばあさんになった図・・・ということです。

これ?↓


下部の顔のない像は盗まれてしまったからとのこと。
            

これが東洋のモナリザと言われる彫刻。 近くに行けないので双眼鏡があるといいですね。
                   
旅行社のガイドにあった写真(右)と比べると微妙に違うような気がするのですが、写したものを間違えたのでしょうか? ガイドさんがこれ・・と教えてくださったのですが・・・。

  
どこの寺院にもたくさんの彫り物があって説明もして頂くのですが、とてもメモしきれるものではありませんでした。


夕食は宮廷舞踊アプサラダンスを見ながらのアジアンビュッフェ。













ホテルに戻ったのは21:00過ぎでした。