Narzisse

「たとえ何が起ころうと、私は人生を肯定して生きよう」

山鉾コンプリート!

2012-07-18 | つれづれ
今年の祇園祭は土日・祝日と重なってかなりの人出でしたね。

かくいう私も行ってきました。
しかも13日・14日・15日と3日間も(笑)

そして山鉾コンプリートしました!!
山鉾のマップはこちら

13日は仕事終了後、御池まで出て晩御飯を済ませてからスタート。

まだ屋台は全然出ておらず、道はすかすかでしたが
12日頃から鉾の曳初めは始まっているので
ちゃんと懸装品のかかっている山鉾が多く、
囃子方さんが乗ってこんちきちんを鳴らしてくれている山鉾もありました。

烏丸御池からスタートして、
鈴鹿山→役行者山
役行者山は去年来た時に、古いちまきを納める箱を置いてくれていたのを思い出しました。
家に数年越しの長刀鉾のちまきがあるので、明日持ってくることにしようと思いつつ通過。

役行者山→黒主山→浄妙山
ここで戻って八幡山に行くか、下がって鯉山へ行くか迷って、数の多い鯉山へ。

浄妙山→橋弁慶山→鯉山
鯉山では、鯉の滝登り(だったと思う)を描いた大きなタペストリーのようなものが飾ってあって、たくさんの真鯉・緋鯉の中に金の鯉が4匹いるのでそれを探す、という趣向があります。
去年は人混みの中四苦八苦して4匹探し出したのですが、今年は空いていたので余裕で4匹すぐに見つけられました☆
大人が上向いて口開けて(上向くので必然的に開く)探していると、気になるのか行く人みんな立ち止まって探し始める、というのは、見ていて楽しかったです。

鯉山→山伏山→占出山
占出山で「吉兆あゆ」を売っていたので買いました。
大極殿本舗(四条高倉上がる・大丸裏)さんのあゆでした。
大きくておいしかったですよ~。

占出山→菊水鉾
菊水鉾なんていつもものすごい人なので、ゆっくり眺められて満足でした。
菊水鉾で「したたり」を売っていたのですが、店で買うより50円高かったので(笑)後日、店に買いに行くことにしました。

菊水鉾→霰天神山→放下鉾
放下鉾はもっと四条寄りのイメージがあったので後日にしようと思っていたのですが、見てみたら案外近かったので行っちゃいました。もしかすると、いつもは人が多すぎて遠く感じるのかも。

放下鉾→南観音山→北観音山
去年は宵山に行ったんですが、この北観音山の前の道が北から入れないように通行止めになっていて、去年は見られませんでした。今年は南側から行ってばっちり!
この南観音山だったか北観音山のところで、東向きに走ってきたはいいけど当然通行止めなので、にっちもさっちも行かなくなってる車を見ました。
最初、鉾町関係の車?と思ったんですが「~エンジニアリング」って書いてあったし鉾町の人は知らんぷりだし、関係ない車だったみたい。通行人は誰も避けてくれない(ってか好奇の目で見てる)し、誰も誘導してくれないし。
バックするしかないと思うんですが、あのあとどうしたんでしょうかね。
京都ナンバーのくせに、こんな日に通れると思うのがどうかしてますが。

北観音山→八幡山

13日はここまで。これで14個見ました。
四条通より北を(だいたい)コンプリート!

14日は夕方に堀川松原からスタート。
まずは、一番南にあっていつも行けない保昌山から。
…って、堀川から烏丸を越え、東洞院まではけっこうありました。暑い、暑い。
でも保昌山ではお守りも買えて満足ー。

保昌山→岩戸山→木賊山→太子山→油天神山
このへんなかなか行かないんですよねー。
油天神山は、着いたとき8時過ぎくらいだったと思うんですが、懸装品とか提灯とか早々片付けてました。

途中にミニチュア鉾(と言っても高さ1m以上ある)を飾って公開してくださっている家がありました。
ちゃんと人形も乗っていて素晴らしかったです。
昔はそんな風に飾る家が多かったらしいですね。
母に聞くと、祖父の実家や、祖父の姉の嫁ぎ先も商家だったのでやっていたらしいです。
残念ながら祖父の実家は既になく(祖父が継がなかったので~)、祖父の姉の嫁ぎ先も「室町のおばちゃん」と呼んでますが、室町のどこなのか、母の代の者で知る人がいなくなってしまいました。

油天神山→蘆刈山
蘆刈山は、昔の山の懸装品とか面とかきれいに残っていました。他の山鉾でも残ってますが、特にきれいに残っていた印象を受けました。
…と思ったら、蘆刈山では去年「荷茶屋(にないぢゃや)」と言って巡行の途中休憩に飲むための茶道具を運ぶ箱が、蔵から見つかったそうです。(2012/7/14付の京都新聞に載ってました)
古い箱がきれいに残ってるなーと見ていたのがこれ↑でした。よくぞ残ってた。

蘆刈山→伯牙山→船鉾→白楽天山
ここまできてだんだん四条に近づいてきました。
ここから見るからに人の多そうな鶏鉾へと向かいました。

白楽天山→綾傘鉾→鶏鉾
鶏鉾へ行きかけて、東西の道で唯一残っていた綾傘鉾へ先に向かいました。
綾傘鉾の前の道だけ、道幅が狭い上に露天が出ていてぎゅうぎゅうでした。

鶏鉾→函谷鉾→月鉾→郭巨山→四条傘鉾→蟷螂山→(亀屋良永)
鶏鉾を抜けて四条通りに出てみたら…予想外の空きっぷり!
次の日の新聞を見ると7時台にはぎゅうぎゅうだったようなので、この日6時過ぎに雨が降ったので、「雨やしはよ帰ろう」という人が多くて9時前には空いたんじゃないかと思います。

絶対方向転換とかムリだろうと思っていたのに空いていたので、15日の予定にしていた函谷鉾へ行ってから回れ右して月鉾へ行きました。
お巡りさんが「四条通は左側一方通行です!」と拡声器で繰り返し叫んでいたのを聞いた観光客らしい人が「へ~。京都って左側なんだぁ」と言ってましたが、いやいやいや。祇園祭の歩行者天国の話ですから。

月鉾で、亀屋良永のちまきが売っているようだったので(厄除けちまきじゃなくて食べられるちまき)、買おうとしたら完売。
帰りに亀屋良永まで行ったけど完売。15日に買いに行くことにしました。

14日はここまで。これで16個見ました。
13日と合わせて30個。残り2個。予想外のスピードで見ることができました。
14日に数年越しのちまきをもってきて納めようと思っていたのに、持って行くのを忘れたので15日に持ち越し。


15日はお昼前に浴衣を着てスタート。
暑い。とにかく暑い。
家から地下鉄の駅に行くまでに暑さで溶けました。
四条に着いて、とりあえずは13日に菊水鉾で買わなかった「したたり」を買いに「亀廣永」(高倉蛸薬師上がる)へ。
無事買うことができたあとは、涼みに大丸へ。
風月堂でかき氷を食べて小1時間休憩。

風月堂(大丸)→長刀鉾
さすがの人だかりでした。
鉾の前の歩道は人が多すぎ、それに鉾にのぼるつもりもなかったので向かい側へ渡って、堪能しました。
向かい側の方が全景をゆっくり見られたかと。

長刀鉾→亀屋良永
これ、つまりは大丸から堀川まで歩いているわけです。
普段なら絶対にやらんわ~。
途中の函谷鉾で古いちまきを納める箱を置いてくれていたので、ようやくにちまきを入れられました。
亀屋良永で「ちまき」をお買い上げ。
そういえば亀屋良永の「ひょうたん」っていうお菓子もほしいと前から思ってたのですが、多分このときはなかったです。

亀屋良永→孟宗山
再度堀川から烏丸へ。
よく歩いたものです。暑かった。
孟宗山では会所に展示されていた、平山郁夫の「月の砂漠(シルクロード)」の絵を「いいなぁ~」と思いつつ穴があくほど見ました。


これで山鉾コンプリート!!

このあとはちょっと店で涼んで、さらに烏丸御池まで歩いてマンガミュージアムへ行きました。
7/12~7/17は浴衣を着ていけば、マンガミュージアムが入場無料だったので。


遊び倒した3日間でした。
おかげで16日は眠い眠い。
17日は疲れが残っていた上に、夕方に自転車で走ったら熱中症もどきになって夜は倒れてました。


ようやく全ての山鉾を見て回ることができて、大変満足です。
さらに今年は10日と17日の早朝に出勤のために四条を通ったので
長刀鉾の「山立て」の日の早朝からの準備、17日の巡行の早朝の準備と鉾の解体を見ることができました。
5時半起きしてるんだからそれくらいメリットないとね。

次は山鉾のミニチュアを買いそろえないとな~。
家には今現在、長刀鉾・函谷鉾・黒主山・白楽天山・月鉾があるのですが、全部で32の山鉾があるのでまだまだです。
しかも休み山になっている大船鉾が着々と復活に向かっています。
同じ休み山の布袋山は今年、木組みだけ造ったとか。
こちらはいつ揃えられるかしら…。


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