Narzisse

「たとえ何が起ころうと、私は人生を肯定して生きよう」

ブータン旅行2016

2017-01-08 | 旅行
年明け早々に去年の話ですが、去年8月下旬から9月上旬にブータンに行きました。

2016年が国交樹立30周年記念だったので、それを記念していろいろ割安になっており、
大手旅行社もツアーを組んでいたので、チャンス!と思って行ってきました。

実は3年前に、行こうと思ったことがあるのですが、
インド(カルカッタ)経由で、ただ経由で半日滞在するためだけにインドのビザを取る必要があり、このビザ取得のための書類が恐ろしく面倒だったので「もうええわ!」、とやめた、という過去があります。

(この経験から、インドだけは一生行かないと思います)


今回はタイ(バンコク)経由のためビザ不要。

行ったのはブータンの中のティンプー・パロとその周辺。
西部だけで東部は行っていません。
タクツァン僧院も登りました。

日本-ブータン間って直線距離だと大したことないのに、
タイを経由するせいでお金も高いし、往復で丸1日無駄な時間を使うので、
日本-ブータン直行便が出来たらもう1回行きたいです。

ちなみに滞在費自体は、食事代・宿泊代・ガイド代・運転手さん付自動車貸切代全て込みで$200/人/日。
国の方針で、あらかじめ決めたところへしか行けないけど、
ガイドの腕と機転次第で少しくらいのアレンジはできるので、この値段は相当お得です。

旅行記はあちこち書いている人がいっぱいいるので、
今後もう1回自分が行くにあたって便利そうなことをメモしておこうと思います。

・両替
ガイドブックに「どこで両替しても一緒」と書いてあったので、ホテルで両替したのですが、ホテルはレートがいまいちらしいです。
ガイドさんが「僕がレートの良い銀行に案内しようと思ってたのにー。」と仰っておられました。


・ポットとお湯
ブータンは生水禁止の国です。
ミネラルウオーターを買ってもよいのですが、
ホテルって乾燥するから夜も結構飲むし、薬を飲むのにも必要なので、
必要分買ってたら、結構な金額になりそう。
できるだけお金使いたくない・・・。
そこで、ステンレスボトルを持って行って、ホテルのレストランで「Boiled Water please!」と言ったら、ボトルに入れてくれました。
ボトルは3本持って行っていたので、部屋でボトルの口を開けて湯冷ましにして、夜~朝まで重宝しました。


・コンタクトレンズ
生水禁止。加えて出発前のガイドブックにこう書かれていました。
「歯磨きの際も水は使用しないでください。」
たぶん、口内の傷口から菌が入ったりしたらヤバいってことなんだろうな。
ということは、その水でコンタクトレンズを洗って目にいれるというのは危険なのでは。。
目が炎症起こしそう。
メガネは持っていますが、度がゆるいので外で使用するのには向いておらず、
いつも旅行の時でもコンタクトレンズで過ごしています。
しかも、使い捨てではなく、ハードレンズ。

そこで、上に書いた「Boiled Water」!
これを一晩冷ましたもので、レンズを洗って装着することにしました。
全く目に影響なし!
いつも流水でダバダバ洗っているのですが、そんな使い方はできないので、
出発1週間前から、ボトル1本で両目レンズ分を洗う練習をしてから行きました(笑)

ちなみに歯磨きは液体歯磨きをを使用していました。


・タクツァン僧院
タクツァン僧院は山の上、そして崖の上にあります。
↓こんなの。


(これは、第二展望台からの写真。このあと急な階段を下りて、もう一度上ってたどり着きます)

「往復6時間です。しんどい方は、途中の第一展望台まででも絶景が見られます。」と、大抵のガイド本には書かれています。

でも、第一展望台からってこんなんですよ↓


えんやこら山を登ってこんな小さいのを見て帰るとか。ないわー。


往復6時間。お昼ご飯の時間も考えると、1日の大半をこれで費やしてしまいます。
そこで、ガイドさんは考えてくれました。

「朝6時半出発はできますか?」

「仕事の時は5時半に起きてるので平気です!」

・・・というわけで、6時半に山登り開始。
これが、良かったです!
早朝な上に標高高くて空気が薄いので、途中で息切れなって休憩しましたが、
ぜんっぜん人がいなくて、サクサク登れる。
そして暑くないからしんどくない。

1時間半で第一展望台に着き、もう1時間でタクツァン僧院到着。

タクツァン僧院に入るには、荷物は全部外のロッカーに置くことになっています。
(ロッカーは数に限りがあるので、空いてない時は、近くの木の根元にでも置くらしい。)
貴重品とお賽銭だけ持って中に入ります。

人が全然いなかったので、ゆっくりとお参りができました。
運転手さんは初めてのお参りだったらしいのですが、空いていたので五体投地でしっかりお参りをしておられました。

帰る時に、やっと人が増えてきた、というぐらいだったので、2時間で下山。

往路2時間半、お参り1時間、復路2時間。合計5時間半。

普通は途中で昼になるので、第一展望台でお昼を食べるらしいのですが、
スキー場のカレーライスみたいなもので、高くてあまり美味しくないようで、
ガイドさんはとても嫌がっておられました。
このスピードで下山できたので、下山して街に着いたのが13時前。
街の美味しいレストランでバター茶を飲みながら、ゆっくり昼ごはんを食べられました。


それと、たまたまこの日は第4代国王妃がお参りに来られる日だったそうで、
お参りを終えて帰ろうとした時に、ちょうどお会いできました。
日本の皇室の方々のように、手を振ってくださいました。
途中までは馬で来られたようですが、最後の急な階段の上り下りは、自分で歩かれるそうで。
正式な民族衣装(キラ)で来られてたので、わあ大変だなあと。

王族の方がいつお参りに来られるかは、事前にはわかっていないそうです。
なので、私は王族の方が来られる前にお参りしたので、僧院の中を全て見られましたが、
王妃様が来られた後の方は、お参りできる場所と時間に制限があったようです。

というわけで、タクツァン僧院は、早朝からの登山がベスト!

おまけ。
王族の車です。山の下の駐車場に停まってました。





約1週間行っていましたが、充実の旅でした。
もう1回行きたい!

飛行機の便が良くなったら、もう1回!


さて、今年は来週にマレーシアに2泊4日で行ってきます。
10月に部署異動して、ちょっと旅行に行きづらくなったので、これからは減るかも・・。