Narzisse

「たとえ何が起ころうと、私は人生を肯定して生きよう」

映画「ホタルノヒカリ」と干物女

2012-06-21 | 映画
映画「ホタルノヒカリ」。
原作1巻のみ、ドラマ見ず(キャストだけは知っている)という状態で見に行ってきました。

雨の金曜日に行ったので、映画館ガラガラ。レイトショーだったというのもあるとは思いますが。
真ん中の席で、映画館なのに笑い声が出せるという。



○かなり笑えた。いろんなことを吹き飛ばすくらいに笑えました。
冒頭の、アルプス一万尺と、蛍の「何のダンスでしょう」クイズから大笑いでした。


○藤木直人、いい役やな~。
実は、初主演連続ドラマ「喪服のランデヴー」の頃から好きでして。
部長としてまじめな顔をしているところと、蛍のペースに乗せられちゃうところと、どちらもいいかんじでした。


○部長、行方不明の夜の出来事。
今回の映画のポイントなので書きませんけど、とりあえず笑えた。笑うしかなかったよ。…思い出し笑いができます(笑)
いや~相当な練習をしたんだと思いますよ。


○男女兼用の顔
上の行方不明の夜の出来事にも被るんですが、はじめて聞きました、この言い回し。
部長の顔のことです。
しかも、世界レベルで。
世界レベルで男女兼用の顔…ばっちり万人受けですね。


○予告編でかなりプッシュされていた感のあるローマ観光は、そんなになかったです。
まぁ、それよりもストーリーとか、蛍と部長の夫婦漫才っぷりとかが楽しかったので、なんの問題もありませんが。

あと、某映画評で「『ローマの休日』の2人に扮して観光地を巡るところも見どころ!」みたいに書かれていましたが、「ローマの休日」ごっこもしません。
この映画評、本編見ずに予告編だけ見て書いたな~。ホント、いつも的外れだなぁとある意味感心します。



ところで、この「ホタルノヒカリ」から「干物女」っていう言葉が生まれましたが、この言葉、クセモノだな~って思うんですよね。
「恋愛よりも家でぐうたらしてるのが好き。」「家ではダメダメ」ってのが干物女の定義みたいに言われてて、いかに家では干物か、みたいなことがいろんな雑誌とかでも取り上げられてましたけど、干物女になる大前提が実はあるんですよね~。

それは「仕事はできる」ってことです。

「仕事はできる」のに、家でぐうたら、恋愛よりも一人でごろごろが好き、ってのが干物女でして。
蛍も仕事はバリバリですからねぇ。

仕事もできなくて家でもぐうたら、なのは干物女にもなれないただのダメ女なんだなぁと気づいた今日この頃。

「恋愛よりも家でぐうたらしてるのが好き。」だし、昔っから外では「しっかりしてる」と言われるけど家では全然だし、私も干物女だわ~って思ってましたが、仕事は…できませんねぇ。
半年の間に2回も先生とぶつかったし。もうちょっとなんとかならんかね。

映画を見て、せめて干物女に昇格できるよう仕事を頑張るか、恋愛を頑張るかしないとな、と思わされました。





閑話休題

この前、先生とぶつかったときのこと。
向こうは「それなりに仕事やってんだろうから、これくらい分かれよ!」と言いたかったらしいのですが、3年目のペーペーですからね。

先生「あなた、キャリア長いんでしょう。だから…。」
私「(先生を遮り)短いです!」
先生「(しばし沈黙)…いや、ここは短いかもしれないけど、その前のところで結構やってるでしょ。」
私「短いです!」
先生「………とにかく~…。」

こんなコントみたいなやりとりになってしまいました。