Narzisse

「たとえ何が起ころうと、私は人生を肯定して生きよう」

もうすぐ全日本

2013-12-08 | フィギュアスケート
久しぶりにフィギュアスケートの記事です。

しばらくフィギュアスケートの記事を書いていなかったのは、興味がなくなったわけではなく…フィギュアスケートのこと、というか小塚選手と羽生選手の情報と感想を書くためだけのブログを立ち上げてしまったからです

2012年の春まで、ここで細々と書いていましたが、フィギュア雑誌のことを書きたい、試合の感想を書きたい、ついでに写真もいっぱい挙げたいし(自分の保存用にも)、スコアも出したい…と思った結果、この1年半、かなりの熱量をもって、フィギュア用ブログを書いておりました。

でもそのブログは小塚選手と羽生選手のことを書くようにしてるので、他の選手のことも含めてなので、こっちに書こうかと。



GPFが終了しました。
いよいよ2週間後には全日本。
恐らく全国のスケオタがこれからの2週間は胃痙攣を起こしながら過ごすことでしょう。
そして全日本の日には心臓を掴まれたような心境でいるでしょう。
グランプリシリーズの間ですら、おろおろわたわたしてましたから。


男子はソチへの枠が3枠に対して6人の候補者。
ISUの世界ランキング順に並べてみます。

羽生結弦選手(世界ランキング1位)。
SP「パリの散歩道」

FS「ニーノ・ロータ 映画『ロミオとジュリエット』より」


SPは昨季からの持ち越しですが、より洗練されて合う似合うプログラムになったなと思います。衣装も今年の方が良く合ってる。
FSは羽生選手と言えば「ロミオとジュリエット」。前の『皆殺しロミオ』も好きだけど、こちらも素敵。

もともと闘争心が強く、向上心の塊みたいな選手で、それが良い時はわーっと上にいけるのですが、強すぎると他の選手を意識しすぎて自滅…ということになってしまってました。
が、今季フランス杯から、自分の心のコントロールを覚え、ついにGPFで優勝!
SPでは自己ベストを出し、FSでは技術点が100点越え。

確去年は「点を取りにいくぜ!」みたいな感じの演技で、なかなか心に響かないなぁ(私が、ですよ)と思ってましたが、今年は一皮むけた感が。
ここでオリンピックに行ってさらに高みへいってほしい。


橋大輔選手(世界ランキング3位)。
SP「バイオリンのためのソナチネ」

FS「ビートルズメドレー」


アメリカ杯の時は、ファンをやきもきさせました(でもファンは「スロースターターなのは前からだもん」と思って耐えてた)が、NHK杯で神演技!

ソチに向かって万全の態勢が!と思いきや、ここにきて右足脛骨の骨挫傷。
昨日から氷上練習には戻ったようですが、なにせ時間がないので心配。
京都の護王神社に行ったら、橋選手治癒祈願の絵馬がいっぱい見られます。

リンクの上であれだけの自分の世界が作れる選手なのでぜひともソチでその演技を見たい。
オーラが違いますよね、リンク上での。


町田樹選手(世界ランキング6位)。
SP「エデンの東」
FS「火の鳥」


去年のGPシリーズで覚醒。
たぶん2年前の全日本の演技を見たら、別人!?ってくらい演技が違います。
前は演技が固かったし、ここぞというところでジャンプを失敗してたし。

今季アメリカ杯SPではマイナスが一つもないいうスコアを出しました。
しかも歴代5位の得点(当時)。
SPは「エデンの東」ならぬ「エデンの樹」とまで言われるくらいの名プログラムになってますし。FSも去年からの持ち越しですが、さらに火の鳥として飛んでいくような、こちらも名プログラム。

本人は2018年の平昌五輪まではスケートをやっていないだろう、と言っているので、せっかく覚醒したんだから、ソチに行かせてあげたい。


織田信成選手(世界ランキング10位)。
SP「コットンクラブ」

FS「ウィリアム・テル序曲」


SPは実に織田選手らしいプログラム。
FSも早くから完成していただけあって、よく滑りこまれてます。

今まで何度もザヤック・ルールに引っ掛かっては涙していました。
今季はコンビネーションを飛ばないという、これまた違う方向へルールに引っ掛かりにいってしまい、大丈夫か!?と思いましたが、NHK杯からはリカバリーの方法を覚えたようで、安心して見られるようになりました。
繰り上がりで出場したGPFもチャンスをものにして3位。
今季で引退を明言してますし、せっかくケガから復活して「猫足着氷」のジャンプも復活したのだから、ソチに行ってほしいですね。そしてバンクーバーのリベンジを、と思います。


無良崇人選手(世界ランキング11位)。
SP「ミニーザムーチャー/ジャンピング・ジャック」

FS「Shogun」


FSは当初の予定から変更して持ち越し。「SHOGUN」は本当に素敵なプログラムだったから、そのブラッシュアップされたものが見られるのは嬉しい。NHK杯の時はそこまで間に合いませんでしたが全日本では新しい「SHOGUN」が見られるのが楽しみ。

無良選手も2年前の全日本を見たら別人!?って感じです。
去年のTHE ICEを観に行った時に、演技がすごく柔らかくなっていてでも大きなジャンプは健在で、という素晴らしさと成長ぶりに目を見張り「これは来るぞ!」と思ってたら、昨季は全日本3位、世界選手権出場まで果たしました。
今季は最初のカナダ杯がえらい出来になってしまいましたが、復調しているようなので、頑張ってほしいです。


小塚崇彦選手(世界ランキング16位)。
SP「アンスクエアダンス」

FS「序奏とロンド・カプリチオーソ」


昨季から靴の不具合、股関節の痛みに悩まされ、股関節の件については選手生命を懸けるほどの事態。
でも、ソチを目指して、ここでは手術をせずになんとかやっていくという(どんな気力だ!)小塚選手。

今季、決して滑りが悪いわけでもないのに、イマイチ点数が伸びない…。
でも、ソチへ行けると信じてるから!
SPもFSも素敵な素敵なプログラムです。




6人ともみんなにソチへ行ってほしいし、でも枠はないし。
枠の譲渡ってないのかと思ってしまいますよ。

去年の全日本も小塚選手の様子を心配しすぎて、吐きそうになってましたが、今年はそれにも増して。
既に全日本のことを考えると胃が痛い。











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