拉致 北朝鮮 

人生楽なら苦はないさ(MUYOxpPRF.)

ちょろっと話を整理してみるか

2007年01月26日 | 核問題
北韓が寧辺の原子炉停止を考慮 ベルリン会談
今月19日にベルリンで行われた6カ国協議の首席代表による米朝会談で、北韓は寧辺にある原子炉の稼働停止に応じる考えを伝えていたことが分かりました。
6カ国協議の関係筋によりますと、ベルリンでの米朝会談で北韓の金桂冠外務次官はヒル国務次官補に対して、寧辺の原子炉を停止するほか、2002年に追放したIAEA=国際原子力機関の査察官の再入国を認め、稼働停止の監視にも応じる考えを示したということです。
アメリカは去年末の6カ国協議で、北韓に対して核放棄に向けた初期段階の措置の一つとして、核関連施設の稼働を停止し、国際原子力機関の査察に応じ、核関連プログラムを申告するよう求めていました。
アメリカと北韓はベルリンでの会談で、核放棄に向けた初期段階の措置について一定の合意に達しているという情報も伝えられており、次回の6カ国協議の進展に期待感が高まっています。


「北朝鮮、寧辺原子炉稼働を中断へ」
6カ国協議の朝米首席代表間によるベルリン協議で、北朝鮮側が寧辺(ニョンビョン)5000キロワット原子炉の稼働を中断し、国際原子力機関(IAEA)視察団の入国を認めるという立場を明らかにしたことが25日、明らかになった。

日本の朝日新聞 複数の6カ国協議関係者の話を引用、「北朝鮮の金桂寛(キム・ケグァン)外務次官が16-18日のベルリン協議でヒル米国務次官補にこのような意向を伝えた」と報じた。


で、あさぴ~
寧辺原子炉「停止の用意」 北朝鮮、支援条件か
 6者協議の米朝首席代表が会談したベルリン協議で、北朝鮮が寧辺の5000キロワット級原子炉の稼働停止に応じる考えを伝えていたことがわかった。近く再開される見通しの6者協議で、北朝鮮の核廃棄に向けた「初期段階の措置」として合意する可能性が出てきた。ただ北朝鮮は原子炉の稼働停止の代わりに、エネルギー支援など最大限の見返りを求めてくるとみられ、曲折も予想される。

 複数の6者協議関係筋が明らかにした。ベルリンで北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官はヒル米国務次官補に対し、原子炉の停止のほか、02年末に追放した国際原子力機関(IAEA)査察官の再入国と稼働停止の監視にも応じる考えを示した。ただ、現時点では、既存の核関連施設の廃棄や未公表の核関連プログラムの申告は拒否しているという。

 寧辺の5000キロワット級実験用原子炉は86年に稼働を開始。94年の米朝枠組み合意により停止したが、03年に再び稼働を始めた。すでに核兵器6~8個分程度のプルトニウムを抽出したとされ、停止しても北朝鮮の核開発に与える影響が少ないと判断した可能性がある。

 米国は昨年末の6者協議で、核実験を実施した北朝鮮が信頼を回復するための核放棄に向けた初期段階の措置として、核関連施設の稼働停止のほか、IAEAによる査察、核実験場の閉鎖、核関連プログラムの申告などを求めている。

 北朝鮮は、新たな事実の公開につながるとの理由から、核関連プログラムの申告などに強い難色を示しているという。さらに、寧辺の稼働停止に応じる代わりにエネルギーや食糧の支援を求める構え。米国は応じる考えがなく、韓国などが支援に応じるかどうかも焦点となりそうだ。


これで信憑性を高めようと「複数の」と念押しした話の出所が、北と北から出た話をそのまま伝えてるだけの傀儡だったら笑うのだが、どうやらひねりも何もなくビンゴらしいので笑いも失せる。

この時点で楽観論などとうに吹っ飛んでいる。
米が支援の交換条件として求めているのは(実はどうでもいい)原子炉を含めた核関連施設の停止と開発プログラムの申告(←が核拡散防止の観点からは重要)+査察受け入れ。

カスゴミ、もといマスコミが「北が柔軟な対応を示した」と持ち上げているのは、
(実はどうでもいい)たかが5メガワットの寧辺原子炉停止。

ワシから見ると話は一歩も前に進んでいないように思えるのですがねぇ、
田中芋こと田中宇宙人によるとイランと戦争始めるために(何と準備期間も無しで来月か再来月だとか)急いで北と手打ちするそうですがねぇ、
だとしたらUNDP資金流用疑惑をこの時期に持ち出す理由がありませんな。

米国連次席大使「北が国連事業費を流用」
 米国務省のクリストファー・ヒル次官補がベルリンで、北朝鮮の核放棄に向けた、以前より緩和された内容の解決策を北朝鮮の金桂寛(キム・ケグァン)外務次官に対して説明している間、ニューヨークではマーク・ウォレス米国連次席大使(国連改革担当)が、国連開発計画(UNDP)の対北朝鮮事業費が金正日(キム・ジョンイル)体制を支える外貨供給源として不正に流用されているとの疑惑を指摘していた

 ヒル次官補と金次官の会談が始まった今月16日、ウォレス次席大使はUNDPのアド・メルケルト副総裁あてに書簡を送った 。その中でウォレス次席大使は「UNDPは対北朝鮮事業費が適正に使われているか確認することなく、数年間にわたって北朝鮮に多額の現金やその他の財源を支出し続け、UNDPの規則に違反した」と指摘した。UNDP は過去10年間、北朝鮮で2700万ドル(約32億7300万円)規模の事業を実施してきたが、現地で調達される原材料費や現地スタッフへの賃金、事務所の家賃などを北朝鮮政府にユーロで支給してきた。

 ウォレス次席大使の指摘を受け、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、国連機関が行っている対北朝鮮支援事業について全般的に緊急の調査を行うよう指示した。これにより、UNDPだけでなく、国連児童基金(ユニセフ)、国連人口基金(UNFPA)、国連世界食糧計画(WFP)などによるさまざまな対北朝鮮支援事業の縮小が避けられない見通しだ。ベルリンとニューヨークで全く違ったプロセスによって決まった二つの措置の関連性を立証することは容易ではないが、しかし一部では米国の「アメとムチ」政策の一環だという解釈も出ている。


そして更なる追い打ちが・・・

シンクタンク「韓国の対北支援金の調査」を主張
米国の代表的な保守系シンクタンク「ヘリテッジ財団
」は23日、国連開発計画(UNDP)の対北朝鮮事業資金の転用の議論と関連して、韓国が北朝鮮に支援してきた資金の規模や性格を調査する独立的な委員会の構成を韓国政府に求めるよう促した


ヘリテッジ財団・マーガレット・サッチャー自由センターのナイル・ガードナー所長をはじめとする3人の研究員は同日、財団のウェブサイトに「UNDPの北朝鮮スキャンダルーブッシュ政権と議会の対応の仕方」というタイトルの報告書を発表した。


彼らは同報告書で、ブッシュ政府にUNDPに入る寄付金の即時凍結を求め、「韓国の広範囲で一方的な北朝鮮への支援を検討する独立的な委員会の構成を韓国政府に求めよ」と勧告した。


彼らは、「韓国は00年、史上初の南北首脳会談を成功させるために秘密裏に北朝鮮に手渡した5億ドルを含め、ここ10年あまりで、北朝鮮に約50億ドルの資金を支援してきた 」とし、「独立的な調査が行われれば、韓国の北朝鮮への寄付の規模や性格をめぐって取りざたされている憂慮を解消できるだろう 」と主張した。


彼らはまた、
△北朝鮮国内での国連活動のため、米国が共同または自主的に行ってきた財源調達の中止、
△国連児童基金(UNICEF)を含め、国連安保理が支援する対北朝鮮支援活動の中止を促した。


彼らは米議会に、「上下院の外交委員会が北朝鮮で進めている国連のさまざまなプログラムが米国の利益を害しているかどうか調査し、聴聞会を開くべきであり、いかなる追加予算も支援してはならない」と勧告した。


ヘリテージ財団と書かないと検索ヒットが極端に少なくなるのは日本語を母語としていないので仕方がないとして。

ベルリンに合わせて国連でこのように動いたことを楽観論でどう説明するのだろう?
アメリカ外交の「多極化」?
それとも理解出来ない事は全部「ユダヤの陰謀」?

ワシは単純だから、「アメリカは左手で握手しているだけ」だと思うがな。
(意味がわかった人にはカール・ゴッチがモンスター・ロシモフにジャーマン決めた画像を・・・スキャナがないので代わりにワシが見てニヤニヤしたげry)

指先が限界なので今宵も中途半端でタップする。後は・・・ネタにしようと思ってたリンクだけ

金桂寛外務次官、北朝鮮の立場変化を示唆…BDA問題解決か

6カ国協議:米朝ベルリン会合で双方歩み寄りか

ヒラリー・クリントン上院議員「北朝鮮と直接対話を」

高濃縮ウラン密売でロシア人ら逮捕 グルジア内務省

北朝鮮外務省、UNDP資金流用疑惑を否定
(反応が早いのは法則によるとガチ)

唐家セン国務委員「6カ国協議長引けは旧正月中も」
(シャンシャンで終わると思ってるなら長期化を予定したりしないわな)

気温:-9.7




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