敷地の関係でローバンド用のダイポールが架設できないため、7/10/3.5MHz帯は昨年からATU(Icom AH-4)を使っています。
エレメント長は以前紹介のとおり、12mとほぼ7MHz帯を重視した長さになっています。
一回のチューニングで調整がとれる各バンドのSWR特性(SWR1.5以下)は7MHz帯では7.015~7.095MHzまで広帯域でカバーできています。
同バンドの拡張バンド(7.100MHz以上)は再チューニングをとらないとNGで、さらにカバー範囲も40kHz位と狭帯域になってしまいます。
3.5MHz帯は、チューニングをとった周波数の前後15kHz位です。
10MHz帯は、全域1.4前後と何回チューニングをとりなおしても、この数値以下に落ちませんでした。
もっともこのバンドは、以前ラジアルを張っていた時には、まったくチューンがとれなかった訳ですから、とりあえず良しとしなければなりません。
ただ、10MHz帯は数値が少々怪しい感じで、不安定な動作をする恐れがありますので、念のためローパワーでの運用の方がいいかもしれません。
14/18/21/24/28MHz帯や50MHz帯については、AH-4で普段使用するバンドではないのですが、レポートも兼ね実験してみました。
一応すべてのバンドでチューニングはとれましたが、送受信の実験はしていませんので、どの程度実用になるかはわかりません。
以前、14MHzはNGとのレポートをしましたが、私の操作ミスでまったく問題無くチューニングがとれました。
以上の結果から、12mのワイヤー長だと3.5MHz帯以上(3.8MHzは???ですが)のすべてのバンドでチューニングがとれ、さらに運用する周波数に近い長さのワイヤー長だと極めて良好な結果となりました。
たくさんのバンドにQRVできるというのと、ストレス無くQSOできるというのは意味合いが違いますから、本腰をいれてQRVするにはそのバンドに適した長さのエレメントを使うなど、基本的なアンテナの知識は必要かと思います。
その辺がATUは魔法の箱では無いという由縁ではないかと思います。
ただ、良好な接地と運用バンドに適した長さのエレメントで設置できれば、魔法の箱に変身してくれます。
ビームアンテナやフルサイズのダイポールにはかないませんが、短縮ダイポール(ロータリーDP、V型DPを含む)と同等かそれ以上の性能を発揮してくれます。
私の場合、ATUを使用しての運用は7MHz帯がメインですが、そこそこのパイルでもストレス無くQSOできています。
今回、ハイバンドでは何とかコールバックがあっても7MHzでは無理かなという信号の弱い局を呼んでみましたが、予想に反してコールバックがあったので、たいへん気をよくしています。
3.5MHz帯もカバーできる帯域は狭いもののパイルでなければ、そこそこ使えています。
3.5MHzメインでQRVするのであれば、20m以上のワイヤーを取り付けた方が良好な結果が得られると思います。
私も、15mほどの長さのロングワイヤーです。
チューナーは、手動のものを使用しています。
7MHz帯で7.015~7.095(SWR1.5で)とのことですが、私の場合は、7MHz帯は全帯域SWR1.5以内になります、それも7.1MHzで、調整してです。
他のバンドでは、同じように、帯域中心で調整すれば、3.5MHzでは、SWR1.3以下、10MHzから、24.5MHzまで、SWR1.1以下です。
28MHZでも、SWR1.5以下の範囲は800KHzの帯域がとれます。
このアンテナでの飛びは、7MHzのCWですが、VO1と出来ましたので、飛びも問題ないと、思います。
もし、興味ございましたら、メールでもいただければ、と思います。
失礼します。
ほとんどのBAND、モードをフルカバーできるようで、すばらしいですね。
恐らく私の場合、接地が不完全なのだと思います。
お恥ずかしい話ですが、いい加減なアースの取り方をしていますので、その副作用ではないかと思っています。
もう少し調整してみて改善が見られない場合は、参考にさせていただきますので、その節はよろしくお願いします。
9月下旬頃からDXコンデションが良くなってきたみたいですね。
FB DXを!
私は、二階でしていますので、アースがまともにとれませんので、チューナーのアースとしてベランダに100mの線を3本パラにつないで置いています。TRXは、クーラーのアースにつないでいます。これでも、単芯のエレメントでは、帯域広くなりません。私は、4芯のコードを使用しています。インターホンで使用するコードで、シールドはありません。
また、最初に投稿した後、エレメントの長さを2mほど長くしたところ、7Mでは、帯域が狭くなったのですが、28Mでは、帯域1MHz以上で1.2以下と広くなりました。
エレメントの長さで、良いところを、探してみようと、思っています。
また、4芯のコードにした方が、パソコン等の回り込みも少なくなるようです。
また、TRXのアースとエレメントを室内で2mほど平行にはわせています、間隔は10cm位ですが、これも、回り込み等に有効です。
また、面白いことが分かりましたら、投稿させていただきます。
失礼します。 DE yuji
やはり皆さん、アースでご苦労されているみたいですね。
なかなか、オールバンド、オールモードでストレス無く動作させるのは、なかなか大変ですよね。
しかし、調整し直して好結果が出た時の喜びは何とも言えませんね。
また、いろいろな話し聞かせください。
あまり面白くはないと思いますが、帯域を広くしようと思い、ながら、4芯のコードを3芯で使用したところ、受信のSメーターが2つほど、あがりました。2芯でも4芯でも、下がります、なぜか、わかりません。
また、今日、先ほど、CWで、ウルグアイ(CX)の局と出来ました。コンディションが良かったのだと思いますが、先のVO1も、今回のCXも、アンテナを、調整等すると、出来るので、不思議ですが、なにせ地上高8mで水平部が8m、チューナーまで、含めて17mで水平部が屋根と1mも離れていない、非常にBDなアンテナです。
今回は、受信のSのことを書かせていただきました。
失礼します DE yuji
インフォメーションありがとうございます。
Sメーター2つの違いは大きいですね。
たいへん参考になります。
短縮率の関係かどうかわかりませんが、コード芯の本数が多ければ良いとはいえないみたいですね。
先日、投稿したあと、チューナーのカウンターポイズが、100mx3本なので、40mのコードをつけて、4本にしてみました。その結果、感度も上がり、3.5MのチューニングでSWRが0.2ほど、さがりました。
また、もう一つやったことがあります、それは、4芯コードとチューナーの間に単芯のコードを取り付け、検証しましたが、これは、失敗でした、感度下がります。
今日のコンディション良いのかもしれませんが、カウンターポイズ4本にして、4芯コードをチューナーに直接の状態で、ZL8Xが7022.5で599、南方が悪かったのが、良くなりました。
これから考えると、カウンターポイズの本数と、エレメントの本数を同じにすると、良いのかもしれません。
なんどもすみません。
失礼します DE yuji
100mのカウンターボイス×3本ですかぁ凄いですね。
やっぱり最初の基本はアースなんですよね。
中途半端なカウンターボイスだとSWRも不安定で、聞こえても飛びませんよね。
yujiさんのシステムだと1.9MHzまで行けそうですね。
100mのカウンターポイズですが、狭いベランダに束ねたように置いてあります、HI
今日の朝ですが、7Mで、YT(セルビア)とOM(スロバキア)が聞こえました、それも599で、呼びませんでしたが、1.9MもSWR1.2まで、下がりますし、先日もUAが、599で入感しました。距離は2000km位ですが。
あと、40mの線を継ぎ足して、100mまで、のばしてみようと思っております。
そうして、この状態で、オンエアして行こうと思っています。
失礼します DE yuji
やはり1.9MHzもいけるようですね。
私ももう一度接地方法を見直してみようかと思っています。
7MHzは何とかストレス無く運用できるものの3.5MHzは、モービルホイップよりは少しマシかなというレベルです。
せめて3.5MHzまでは何とかしたいと思っています。