感情のコントロール

人間は感情の動物だから、生きていくのが楽しかったり、辛かったりする。でも、この変化は人を不快にすることがある。

例えば、死にたいと絶望的な人に、親身になって相談に乗っていたら、突然「人生最高！お前ちょっと元気なくね？」とか言われたら、イラッとしますよね？死にたいくらい辛かった人が、人生最高！と言えるまで楽しくなってくれたのは嬉しい反面、あれだけ親身になって相談に乗ってあげたのは何だったんだ！もう相談に乗りたくない！になってしまう。

ここで足りないのは、相談に乗ってくれたことへの感謝だ。楽しくなり「人生最高！」の前に、相談に乗ってくれた人へ感謝すること。さらに、いずれ楽しいこともやってくるんだから、死にたいほど絶望的にならないことだ。しかも、それを人に押し付けない。

冒頭にも書いたが、ある程度の年を重ねると、人生には楽しいこともあれば、辛いこともあることが分かる。楽しい時には、いずれ辛いこともあるから、極端に喜ばない。辛い時は、きっと楽しいこともあるから、極端に絶望しない。その代わり、誰のおかげで楽しくいられているのか？辛さを乗り越えられているのか？を考える。楽しい時も辛い時も、周りに感謝だ。

楽しい時も辛い時も、自分一人ではない。辛い時には人を頼っていい。私もそうする。でも、その感謝を忘れないことだ。元気になって喜ぶ前に、感謝をする。相手も感情の動物。感謝の気持ちが欲しいものだ。