エンタメPの独り言

海外20年。エンタテインメント業界(小売、音楽、ゲーム、旅行、教育、料理)を転々とする1プロデューサーの独り言

SNSとの付き合い方

2017-01-22 13:59:27 | 日記
以前、フェイスブックが嫌いだと書いた。アップする人の自己満足でしかないから。なのに、気になって今でも、見てしまう自分がいる。
自己満足(食べた料理や行った場所、子供の成長)以外にシェアされていることがある。それは、それぞれが興味を持ったニュースだ。これには人のために共有したい(知ってた?すごいよ!)という気持ちが少しはあると思う。でも、それに付いてくるコメントは、相変わらず自己満足の臭いがプンプンする。
私は、知り合いの間で「今、何が話題になっているのか」が気になっている。世間のトレンドや流れを感じていたい。取り残されたくない。
テレビや新聞でニュースを見るのとはちょっと違う。私に届くまでに、知り合いのフィルターを介している。SNSは、私が知っている人(深い/浅いの違いはある)が興味を持ったニュースしか、私に届かない。誰だか分からない人が選んだニュースを見せられるテレビや新聞とは違う。でも、これは良いことでもあり、悪いことでもあるような気がする。
今まで以上に、自分をしっかり持たないといけない時代になった。テレビや新聞だけ見ていればニュースが分かる(分かっているつもりになれた)時代から、誰でも時間や紙面の制限なくSNSで、いつでもどこでも、どんな内容(想像やウソも含めて)のニュースを発信、拡散され放題な時代になった。とんでもないニュース量だ。しかも最大の問題は、それに付いてくるコメント。このとんでもない量のニュースが「コメント付き」で発信、拡散される。
コメントは冒頭でも触れたが、自己満足の臭いがプンプンする。素人はテレビや新聞と違って、ストレス発散が主目的の無責任なコメントになりがちだ。言いたいことが言えるのは気持ちのいいことだ。でも、それを邪魔、反対されると腹が立つ。炎上する。
こんなレベルのコメントに流されてはいけない。一緒に感情的になってはいけない。自分の知っている人が興味を持ったニュースでも、コメントは知らない人のコメントだったりもする。
さらに、自分の知っている人に偏りがある可能性も否定できない。性別や国籍、宗教、年代、業界がある程度、似た人としか繋がっていない可能性がある。その限られた世界で、話題になっているニュースやコメントにしか触れていない可能性がある。それを心地よいと思うか、危ないと思うかは人それぞれだが、私は危険だと思う。
SNSとの付き合い方で大事なのは、自分をしっかり持つこと。自分はどんな人間なのか、何に価値を置いているのか、何がしたいのか。これらをしっかり持った上で、SNSと付き合わないと、振り回されるだけで、不幸になる。SNSとの「距離感」がとても大事だと思う。

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