1、全てのアウトトアスポーツはリスクスポーツです
この言葉を初めて聞いたのはファルボートをやり始めて3年目の26歳にの時でした。僕は過激派で、ファルトボートで四国吉野川、歩危峡を降下することを目標いしていて、その練習を兼ねて利根川上流、諏訪峡を降りました。この事が炎上してしまいました。当時カヌーの安全管理の専門家とされていたMさんに噛みつかれたからでした。Mさんは流石にカヌー雑誌に安全のことを連載してるぐらいの人だったので、なかなか手強い。そして僕もまいってしまい、所属していた東京ファルトボートクラブの先輩、そして現在はウォーターセーフティーの第一人者となっている矢野哲治さんに相談したところ、「全てのアウトドアスポーツはリスクスポーツ、意外に専門家でもこのこと分かってないんだよ、お前、正しい、歩危峡やれ」と。そしてクラブの会長、斎藤康一さんがjogoが吉野川を降下するためのプロジェクトチームを組んでしまったのです。月一回、御岳、荒川上流、長良川上流部に行きトレーニング。コーチは当時最強のファルトボートパドラーと言われた富澤さん。そして1年後、僕をリーダーにして4人のチームで吉野川を降りました。
実は数年後、Mさんと交流する機会に恵まれました。「吉野川、降りましたよ」「・・・。」「ちなみにファルトボートは危険な乗り物と言ってましたが、どのくらい乗った事があるんですか?」「・・・・、3回」。ひっくり返りました。
斎藤康一さんは甘くないです。吉野川を終えた後、クラブに新人が入ってきて、「jogo君、今後キミ新人教育隊長ね、新人の面倒よろしく」と。もちろん喜んで教育隊長を受けました。1年新人教育担当をして、この新人君に係を引き継ぎました。ちなみにこの新人君、今でもカヌーに乗っています。