家族で読み始めた名著、川端康成の「伊豆の踊り子」。団欒の時、いろいろ話が弾むのでいいですね。学生(青年)が天城越えの一泊目で払った五十銭銀貨。円や銭に信用のない時代、海外との貿易も始り本位制を取ります。金本位制度は有名ですが、銀本位もあったそう。実際銀貨をリアルで持ったことも触ったことのないワタクシ。そこで、いつの日か銀貨、あわよくば金貨を手に入れたいと狙っていました。
そのチャンスは意外にすぐ来ました。自宅から歩いて5分の亀ヶ岡神社で行われていた骨董市、ダメ元で行ってみたら古銭ということで五十銭銀貨が売ってました。ちょっとビックリ。これで家族団欒が盛り上がるぞ〜。
五十銭銀貨には種類があること、またデザインが素晴らしいことを知りました。僕は鳳凰柄のものを買い求めました。ジャケ買いではないですが、カッコイイデザインに惚れました。しかし、話はここで終わりません、いえ、始まったという感じ。
文化とはそれに誇りを持つ人々によって受け継がれるものなのだ。民族の盛衰は数だけでは測れない。 新谷暁生