
ビジネスホテルのコインランドリー
テント泊にはこだわらない。。民宿でも駅前のビジネスホテルでも泊る。これもモダンツーリングのスタイルだ。
まず民宿について。漁港の中、または近くに民宿がある。ただ、どの漁港にでも民宿があるわけではない。漁港の中にある民宿は遊魚(釣り船)客か瀬戸渡し客(磯渡し)を当て込んでいる。釣りは早朝に釣り場に
行くことが多く、前日の夜から宿泊して、朝早く、日が出る前に釣り船なり、瀬戸渡しの船を利用する。
逆に言うと、気合の入った、釣り客を期待しないで成り立っている漁港には民宿がない。また、海水浴客を当てにした民宿と言うのもあるが、こういった民宿は夏季しかオープンしていない。
漁港の民宿は、だいたいカヤッカーを珍しがって、暖かく迎えてくれる。頼んでおけば、次の日のお弁当も作ってくれる。釣り客からこういうリクエストが多く、どこでもこのサービスは期待できる。
民宿が全くないところがある。遊魚や磯渡しがないところだ。北九州の港湾地帯、宮崎のサーフビーチがそうだ。逆に多いのは、伊豆半島、紀伊半島、九州西岸などだ。
民宿が期待できないときは、僕はバスなどの交通機関を使って駅前に出る。そしてビジネスホテルを利用することが多かった。ビジネスホテルには、およそツーリングをする人間が必要とするものが何でもそろっている。インターネット、コインランドリー、お風呂、コンセント(携帯電話やデジカメの充電のため)、近くにはコンビニやスーパーがる。民宿より
も安眠が出来る。
僕はテント泊にはこだわらない。雨の日は積極的にホテルや民宿に泊まる。ジメジメした雨の中のキャンプは憂鬱だ。せっかく陸上にある機能(ホテルや民宿)なのだから利用しない手はない。地元の人と接するいいチャンスでもある。民宿のおばちゃんはだいたいにおいて、世話好きで話し好きだ。思わぬローカルな話を聞けることも多い。
シーカヤックツーリングというと、ワイルドでウイルダネスでサバイバルなイメージがあるだろう。しかし僕にはそういうのはちょっと重い。気軽でユルイ感じ、これが僕の考えるモダンツーリングだ。