港湾地帯や本船航路近くを漕ぎざろう得ない時がある。長いツーリングを計画した場合、これらを外してツーリング区間を組めないときがあるのだ。
多くのシーカヤッカーはパドリングエリアとして、これらの場所は避ける。もっともであり、当然なことだ。本船の邪魔になるし、保安庁も入ってくれるなと考えているだろう。多くの先輩カヤッカーが保安庁から圧力をかけられたり、対立したのも事実だ。それは「何故か?」と考える。また、その原因は何なのかと思いをはせる。
カヤッカーは自由を愛する。そして管理されるのが苦手だ。しかし航路は完全に管理されていて、ルールが存在する。多くの船乗りの犠牲の上に、世界共通のルールが100年以上の期間を通して練り上げられ、ルールとなっている。
港湾地帯でのルール(海上衝突予防法、航則法)や航路上のルール(海上交通安全法)を熟知し、最も自分が本船に影響を与えない方法で、速やかに、迅速に通り抜ければいいだろう。
法律では細かいニアンスや意味が分かりづらいところがある。この辺りは保安庁の海洋情報部(海の相談室)を訪れて相談出来ればベストだ。海上情報部のスタッフは経験豊富な海上保安官OBであることが多い。具体的に相談すれば、実際的な情報を提供してくれる。
ある航路管理センターでは、その航路を年間何艇のシーカヤックが横断していくか、正確に把握していた。東京の海洋情報部では「瀬戸内海をシーカヤックで横断したい」と相談したところ、「北側を行くのか、南側を行くのか」と逆に質問され、「どちらにしろ航路の横断は避けられない」と、言われた。また「船の上からだとシーカヤックは上半身しか見えない。とにかく見えづらい存在だ」と聞かされ、船舶からの視認性を上げるのにはどうすればいいか、考える必要を感じた。
海のルールを理解して守ること、海上保安庁とも上手に付き合うこと。船舶との関係は大いに研究すべき分野だろう。この分野はモダンツーリングには欠かせない知識、技術であろう。
最新の画像もっと見る
最近の「シーカヤック」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 柔道(19)
- jogo式カヌークラブ(36)
- 鶏飼育(95)
- サーフカヤック(1065)
- シーカヤック(941)
- 引っ越し 鍼灸マッサージ院(20)
- シーカヤックフィッシング(1122)
- キャンプ(57)
- 菜園(257)
- jogo釣具店(33)
- jogoカヌー書店(10)
- 湘南野営同盟(77)
- 逗子カヌークラブ(64)
- 歩く 走る(175)
- ライフスタイル(72)
- 旅(89)
- ライフスタイル(241)
- プレゼント(25)
- ドライレクチャー(スライドショウ )(296)
- 家族(192)
- 新型コロナウイルス感染症(63)
- 健康(15)
- シュノーケリング(85)
- ファルトボートツーリング(71)
- カヤック艇庫(40)
- Take-licious(415)
- タイランド(93)
- 海(380)
- 遠征(542)
- 書籍 映画 テレビ(232)
- ノンジャンル(762)
- 旅行(0)
- 東北関東大震災(28)
- 3.11逗子CC基金(13)
- 自己紹介(17)
- Radio ga ga(16)
バックナンバー
人気記事