jogo式Canoe Life

傷物と言わないで



 漁港の魚屋さんでは、その朝、定置網から上がった魚が並び、店先を彩る。でも、端っこに地味に小さな箱がおかれ、邪見に扱われている魚もある。事情があって、安く売れられている残念ボックスだ。たまにではあるが、この中に見っけモノの魚が入ってることがある。
 その日、残念ボックスには鮮度の落ちた、2日以上前に取れた目のドロ~ンとした古い魚が大量に入って半値以下で売られていた。その中に皮膚がピンとはって、まだ痙攣してる(行きている)活魚に近いものがあった。鱗が2カ所削り取られていて傷がついている。でも、新鮮で取れ立ての魚だ。味は活魚と変わらないはず。
 すかさず残念ボックスから引っ張りだし、買い取った。きっと海から引き上げるとき、網かロープで擦れて傷がついただけだろう。
 こんな見っけもの魚をゲットできるのも漁港の魚屋の得点。街の魚屋ではそもそも仕入れられないだろうから、目にしないタイプのものだ。
 刺身でいただいたけど、とても新鮮で美味しかった。ラッキーな出会いに、気分はほっこりした1日でした。

の前きた日本の青年は、ナイフの代わりにカッターナイフを持ち、釣りをするために用意したルアーは一個だけだった。あれでは自給できないよ。  カナダの男
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