この暑い夏、小学6年生の娘と2つの約束。一つは富士山に登ること。二つ目はバンコクに行って美味しいタイご飯を食べまくること。
まずは富士登山から。「おやつは3つまで」はお約束。悩みに悩む。なんでそんなに決められないの?、ってくらい。ヨークマート、おやつ売り場は誘惑強すぎ。
須走口(登山道入り口)五号目への路線バス。娘ちゃんの反対側の席に外国人3名。耳を澄ますと、え?え?え?「ยอดเขาอยู่ไกลจากทางออกซูบาชิริ เลยอาจจะค่อนข้างยาก(須走コースは頂上まで距離長め、大変なんだって)」。こんな偶然あるでしょうか?。
娘ちゃんに「お隣のおにーさんたち、タイ人だよ、話しかけていいかな?」と聞くと、「いいよ」と。自己紹介するけど、娘ちゃんもしてね。
「ขอโทษนะ คุณมาจากประเทศไทยใช่ไหม(失礼ですが、タイの方々ですか?)」
「ใช่ใช่(はいそうです)」と目を白黒してる。
タイ語学習中の娘ちゃんも「ฉันชื่อ○○ ฉันอายุ 11 ปี(○○です、歳は11歳です)」と。さらに青年たちは目がマルマルに。
登山口の山小屋で朝食をご一緒しました。青年たちは自動車部品会社のタイの工場から本社がある名古屋に派遣されて働いていること、でも本社でタイ人はこの3人だけ。夏休みを利用した富士登山に来ていたのだ。
リーダーのバードさんは44歳、家族をタイに置いての来日。娘さんが8歳とのことで、話が弾みました。
「僕タイは今月末、バンコクに行くんですよ、オススメの観光スポットを教えて下さい」というと、
色々と教えてくれた。
こんな出会いってあるんですね。びっくり。ラインを交換をしなかったのが、ちょっと心残り、失敗です。
逗子は気温32℃、33℃、こちら富士山は20℃からのスタート。涼しい。標高が上がるにつれ、気温は下がってきます。ガスは強め、頂上は時々顔を見せてくれるけど、基本見えない。どこまで登れるか?。
知識は経験に置き換えられない。後進にそれを伝えなければならない。地道な経験の積み重ねと用心深さだけが事故を防ぐと私は信じるからだ。
新谷暁生