
まだ冬の頃の話ですが、植木屋さんのおかみさんから椎茸と若布をいただきました。作業場の隅で椎茸を毎年作ってるとのこと。でもなんで若布?彼女曰く「ワタシャ漁師みたいなもん」と。漁船に乗って漁の手伝いなどもしてると言うのだ。
前から大工や園芸業の人と漁師さんが仲がいいことに気が付いていた。親戚関係の人も多いようだ。
ある時、大工の棟梁と小坪の漁師さんが親しく話しをているので、割って入ってみた。お二人はどういった関係?
すると、棟梁が言うのだ。漁師さんによく仕事の手伝いに来てもらってたんだと。棟上などで人手がいる時、漁師さんにアルバイトをお願いしたのだそうだ。「彼らは力持ちだし丈夫だし」と言います。漁師さんとしても、漁閑期に現金収入の仕事が出来てメリットがあったのでしょう。
そんなことから、昔は「お宅の娘、息子にちょうだい」とか、「誰かいい人いないか?」って話になったんでしょうね。
大地からエネルギーを得ているものを食べなさい。インスタントラーメン?もっての外! 丹沢章八(医師)