鳥望台から見える風景は、鳥だけでない。道を行き来する人の観察もできるのだ。鶏に興味を示す人、そうでない人。そして・・、二つのことに気がつきそして気になった。
一つは老人世代の男性で、缶ビールを持って歩いてる人がいること。買い物帰りという訳ではなく、飲みながら歩いてる。現役世代ではない。見た目、歩いている時間から、引退世代とわかる。夜ではない。昼間だ。昼間から一杯は気持ちいだろうけど、僕は違う見方をした。アルコールが、老人世代を蝕んでいると感じた。
もう一つは若い世代の歩きスマホが多いこと。スマホにしろ、イヤホンで音楽を聴くにしろ、それは家でやればいいんじゃないか?。歩く時隙がありすぎ、うかうかしすぎているように感じる。聞き逃してはいけない音、景色や色、風や雲の動き。迫ってくる機会を見過ごさないだろうか?。
僕は普段から感覚を磨くこと勧めたい。もう、デジタルやネットはいいでしょう。手放しましょう。そして、感覚や感性を手に入れましょう。その方法はある。見えないものを見て、小さな音や変化に気を向けよう。そうすると見えないもの、聞こえないものが見えたり聞こえたりする。その端緒を逃さないように。サインは足が速いから気を抜くとすぐに逃げてく。逃げていくときだけ四つ足の速さだ。
匂いや空気感だって重要。イヤホンして音楽聴いてるとそれを見逃す。向こうは強かだから、よほどこちらがその気でないとすり抜けるように逃げていく。そんなもんだ。
実際こうして並べるまで分からなかった。クメマリ