咫（やた）ガラス

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　先日我が家の庭に１羽のカラスの雛（ひな）が入り込み、騒動となった。成鳥ではなく幼鳥なので歩行は可能なれど、飛ぶことができずフェンスの内側を右往左往、そのうち近くに野良猫が忍び寄り、上空には親鳥が泣き叫び隣近所大騒ぎに発展しました。羽は裂け、体は小さく、鳴き声は弱々しかった。
　とりあえず捕獲しダンボールで作った小屋（写真）に入れ、猫による襲撃を防ぐため、２階ベランダに住んでいただくことにしました。水とパン切れを与え様子を見ることにしたのです。一夜明けると衰弱していた幼鳥は声も動きも元気を回復したようでした。区役所などに保護を求めると「カラスは害鳥だからできません」とつれない返事、しかし昼過ぎになってダンボールの家から自力で這い出し、フェンスを超え近くの木から木へと飛んで行きました。一晩泊まって頂いただけですが、カラスと言えども生き物です。無事に育ってくれる事を望むばかりです。

 

写真は熊野那智大社です。咫（やた）ガラスに関係するものがたくさん有ります。

神代の時代には「咫（やた）ガラス」と言って熊野から大和入りする神武天皇を導いたとされる三本足の鳥が伝承されています。それが日本サッカー協会のシンボルマークになっている「咫（やた）ガラス」です。先日のカラスはその「咫（やた）ガラス」の化身ではなかったかと思い、早速LOTO6（1000円）を買いました。一等賞に導いてくれるものと信じております。毎度ばかばかしいお話、お後がよろしい様で。
※咫は本来「八咫（やあた）」と書き大きいの意

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