趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

民謡の話 Vol.49 「貝殻節」

2008-06-08 00:01:00 | 民謡の話

  昨夜のedita・オペレーションでは大変失礼を致しました。ウイルス・スキャン(マカフィー)を同時に実行していることを忘れてeditaを運用していた事が原因でした。1ステーションに対する応答に5分程時間を消費し、疲れました。

 読者の皆さん、今日のNHKラジオ12:30からの番組「民謡を訪ねて」を聴いて頂けたでしょうか。同じ唄をたくさんの歌手により唄われるのが民謡です。その中から「この方は上手い」「声が好き」と自分の物差しを持って聴いて頂けたら、民謡に対する考え方が変わるかも知れません。

右は浜村ビューホテルの露天風呂です。

 さて、今日は中国地方の民謡です。民謡の伝承が極端に少ない地方があります。1県内に5曲以内に限定すると、4つの県が該当します。フジオロクボンの調査では鳥取県(5)、岡山県(4)、山口県(4)四国に渡って香川県(4)です。その中のひとつ鳥取県の「貝殻節」を紹介します。

 何の因果か 貝殻こぎなろうた
カワイヤノ カワイヤノ
馬は黒うなる 身はやせる
ヤサホーエーヤ ホーエヤエーエ
ヨヤサーノサッサ

戻る舟路(ふなじ)にゃ 櫓櫂(ろかい)が勇む
いとし妻子待つほどに

忘れられよか 情けも厚い
あの子ア浜村 お湯育ち

ホタテ貝なら 帆立てて行こうよ
私しゃあなたに 義理立てる

鳥取砂丘2葉(左の写真遠方は日本海)

 この唄は昭和のはじめに浜村温泉の観光目的のために土地の詩人、松本穣養子氏に依頼、作曲家三上留吉氏の協力を得て完成した新民謡です。元唄は賀露港(現鳥取港)一帯でホタテ貝の収穫時に唄われていた作業唄です。 音域が狭く、節回しも簡単なので全国に知られるようになりました。浜村温泉の地理的位置は、鳥取市の西10kmにあり、南は岡山県ウランの産地として名高い人形峠まで30km、南西30kmにはラジウム温泉の三朝温泉、その向こうに中国地方最高峰の「大山」があり、西の県境には新名所「みずき茂ロード」(境港市)があります。もちろん鳥取空港に近い海岸には「鳥取砂丘」があります。このような地に生まれた新民謡「貝殻節」ですが今では「因幡大黒舞」と共に大きく育っています。

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