お早うございます。世界(地球)はイデオロギーに加えて宗教と政治がメチャクチャになってきました。ヒトの奥底に有るものは何なのか、判らなくなってきました。最近は「人類皆同じ、世界が一つになって地球を守っていきましょう。」などと言う考え方はどこかに飛んで行ってしまったようです。どこの国も「自分さえ良ければ、他の国などどうなっても良い。その為には武器使用も厭わない。」に変化してきたように思われます。やはりニクソンが中国を解放しようとして中国に最恵国待遇を与え、中国を世界の工場とした事が結果的に米国の力を弱め、世界の警察官を返上する羽目に陥ったのだと思います。中国の台頭とヨーロッパなどの移民政策の失敗が一層人種問題を難しくしています。ヨーロッパはEUで纏まっていけるのか、アジアは絶対に引きそうにない中国の強権に屈するのか、世界政治から目が離せない状況が続きます。そんな折、フランス及びトルコでのイスラム絡みの悲しい出来事には「人の愚かさ」を感じざるを得ません。犠牲となられた方々のご冥福を祈るばかりです。
先週7月17日(日)、甲斐駒ヶ岳に近い日向山(1660m)に登ってきました。所要時間3時間45分、標高差540m、行程6.5kmの山旅でした。諏訪湖の南東部、山梨県北杜市にある山です。
ピンク色が平坦な尾根を登るコースでブルーが滝を見る下山コースです。矢立石駐車場から緑線は尾白の湯への移動ルートです。写真中央やや右寄り、神宮川沿いの白い建造物群は「サントリー天然水南アルプス」で有名な「白洲蒸溜所」です。
07:49 中央高速大月インター近くに有る「初狩PA」から見た富士山です。手前の建築物はリニア新幹線の高架です。トンネルとトンネルの間なので乗客は外の景色は見られません。
09:28 北杜市白洲地区の林道を登山口に向かっています。林道の入り口をNAVIに騙されて10分ほど到着が遅れました。
09:48 標高1120mの日向山登山口駐車場に到着、駐車場は15台ほどのスペースですが手前と奥の路肩を含めると40台くらいは駐車できそうです。
09:57 駐車場の奥右手に有る登山口に足を踏み入れました。下山は左の林道を降りてきます。暫く緩やかな尾根道をゆっくり登ります。
11:20 頂上に近づいたところに設置された日向山雨量観測所のタワーです。整備員と思しき人の青いジャンパーがボックスに掛けられています。
タワー横に設置された案内板です。標高1650m、あと10mで最高点です。所在地の「白洲町白須」が面白い。
11:24 頂上まで2、3分の所に有る丘(ピーク1660m)に日向山三等三角点(右奥)が設置されています。
11:25 日向山三等三角点です。周囲を雑木林に囲まれ展望全くなし。国土地理院地図による標高は1659.9mとなっています。
11:28 三角点を過ぎると山頂直下への平坦な道になります。100mほどで雁ヶ原(もう一つの日向山山頂)です。
11:29 突然、展望が開けた砂地に出ますが雁ヶ原です。山頂が雲に隠れた雨乞山が見えます。登山者が立つ向うは砂の急斜面で蟻地獄のようで怖いです。
11:30 日向山から西方の鞍掛山を見ています。下方の切れ戸状の場所が「錦滝分岐」です。
11:32 おっと、景色に見とれ忘れていましたが、日向山山頂(1660m)標識です。三角点と同じ標高と捉えられていますが、三角点は1559.9mなので、こちらが山頂なのかもしれません。三角点の場所は安定した地盤を選んだためと思われます。
11:33 カメラを右に振ると、北東方向に八ヶ岳連峰が望めます。三つのピークが見えていますが、左から阿弥陀岳、赤岳、三ツ頭です。
11:52 砂の上での昼食です。久しぶりの「マルタイ棒ラーメン」です。ストーブが不調でガスストーブを借りての昼飯になりました。ラーメンの中に鶏肉とコンビニ野菜を入れました。大福も有ります。W
12:14 ひとまず錦滝に向けて下山開始です。ここで滑落したら這い上がれないと思います。
12:18 硬い花崗岩のイメージを一変させてくれた写真です。目の前の岩が砂に変化しています。
12:19 登山道はここだけなので踏み荒らされて砂が無くなってしまいそうですが、痩せずに残っているのが不思議です。流れ落ちた砂が強風で舞戻されていると思われます。
12:31 中央の黒戸山(2254m)は甲斐駒ヶ岳登山道の途中に有り、日本3大急登の一つとされる「黒戸尾根登山道」の由来になっています。因みに日本3大急登とは南アルプス「黒戸尾根」(甲斐駒ヶ岳)、北アルプス「ブナ立て尾根」(烏帽子岳)、上越「西黒尾根」(谷川岳)です。私は未だ未踏です。W
12:25 砂山を下り、鞍部になっている場所が錦滝分岐(1260m)です。直進すれば鞍掛山、大岩山(2319.6m)に抜けられます。
12:30 多少のアップダウンは有りますが総じて急な下りで反対回りでは相当な急登になります。
12:52 錦滝まで7分の所に岩場が有り、鉄バシゴが架けられています。40段有りました。
12:54 ハシゴに続いてクサリ場も有りますが短いので心配は有りません。
12:59 錦滝にある東屋に到着、右下に降りて滝の撮影をします。尚、分岐を右に進むと不動滝を経由し尾白川溪谷を下れます。我々は左に折れて旧林道を駐車場に下ります。
華厳の滝同様に崩れた岩などで滝つぼは埋まっていました。落差は15mほどに見えました。岩の裏側に5、6メートルの流れが有ったように記憶しています。
滝の付近に生えていたウワバミソウ、別称ミズナと言い水分の多い場所に生えます。葉っぱを削ぎ落し、茎を醤油ベースのソテーにして食べると美味しいです。
13:22 この道は十数年前までは立派な林道でしたが林業の衰退と林道の整備が追い付かず廃道となったようです。この登山道は「危険なので推奨」されていません。理由はこの道路の危険性と今下って来た尾根の急登に有るようです。
この辺りの岩の殆どが花崗岩でです。別称「御影石」とも言われ磨いて墓石などに使用されますが、風化するとボロボロに崩れ、白い砂になる弱い一面も持っている石です。この石もエッジを指でつまむとボロボロでした。
山菜の王様と称されるタラノキの芽ですが大きくなりすぎて食べられません。左の枝先は採られた後で芽は出ていません。可愛そうです。
13:42 駐車場が近くなるとゲートが有ります。駐車場まであと5分です。混雑時はこの辺りまで駐車が可能です。
13:45 無事に下山、白い看板が有るところが登山道入り口です。日向山は甲斐駒同様、白い砂に覆われた素晴らしい山頂でした。たかが1660mと侮れない雰囲気を持っている山です。
14:08 日曜日の午後、尾白の森名水公園は沢山の人出でした。この公園を通って温泉に行きます。
14:09 尾白の森名水公園に隣接する「尾白の湯」に到着、汗を流してきました。北アルプスに挑戦前の”足慣らし”としては良い登山になりました。Tさん、いつもご一緒していただいて有難う。W
白い花が咲く植物の様ですが、名前が判りません。詳細は後日REV投稿いたします。
REV.1
名前が判明いたしました。バラ科キイチゴ属の落葉低木「エビガライチゴ」です。名前の由来は見た通り、エビの殻に似ているからです。(寧ろ毛ガニですが)北海道から九州の山間部に生え、高いものでは2mにもなる植物です。 特徴でもある房状の蕾は赤い線毛に包まれた萼(ガク)が印象的です。花柄、葉柄、茎には刺が有り、動物に食べられないようにしていると思われる。花弁はこれ以上開かず、受粉が終わると額は萎み、実を保護します。写真左上の実は食用になります。7月18日、12:08i