続・山形そば黄門漫遊記

記載する情報は、一部のそば好きの食べ歩きによる個人的感覚の押し付です。嘘も少しはあるでしょうから文句はご勝手に。

そばの脇道

2006年06月29日 | そばの脇道

 山形のそばにはいろんな器?が使われます。 その器によってザル盛り、皿盛り、鉢盛りとか呼ばれることとなります。 その他にもせいろや箱そばなど、一ヶ所しかなかったのは焼き物の盤に乗せた猪野沢の盤そばぐらいだったと思います。 そんな中で、何となく美味そうな響きのあるものに”板そば”があります。 何のことはない長方形の薄い箱の中にそばを盛っただけのもので、山形の一般的なイメージとしてはちょっと多め(二人前くらい?)の盛りになっているものとなっています。 ただ、知らない方には何か特別なそばに聞こえてしまうようで、以前にもお話しいたしましたが若いお姉さんが注文し、出てきたのをみて「なにこれ、ただ量が多いだけじゃないの」とヒソヒソ話をして半分くらい残していった方がおられました。 今日も久司でお昼をしていたときに入ってきた県外からの?お客さんが、「板そばはないんですか」と尋ね、「うちはもりとかザルなんです」との返事にがっかりし、なあーーーんと食べずに戻っていかれました。 食べかけの”かき揚げ天ザルの”お盆を指して、「これさ盛ってけだらいいんだべ」(このお盆に盛れば板そばになるだろう)と大家さんが言ってました。器を食べるわけではないのだから、、、せっかくNo.1に来たのにもったいないなぁと思ったのは私だけではなかったようでしたがやはり人それぞれ山形のそば、まぁいいでしょう。

さて、話を本題に戻します。 二代目おそば用人『中桜田美濃守』様は、最近 なごみ にご執心であります。 例の”南山形そば街道”のお仲間さんのようですが、なぜか突然飛び地のごとく山形にあります。 国道13号線を大家さんのところから南に進むと、山形大学医学部を右手に見ながら通称”飯田の交差点”を抜けて行きます。 少し進むと左手に”ヤマザワ”と言う地元のスーパー等が集まったショッピングゾーンがありますので信号のある交差点を左折し進んでいきます。程なく電話屋のある交差点がありますのでまた左折、あとはすぐに分かると思います。どちらかというとこぢんまりとしたそば屋ですが、新しいせいもあってきれいな印象がします。 分厚い木の長テーブルに10人以上は座れるでしょう、奥の方に板の間がありまして、四人ず二テーブルがあります。 どっかのおばさんたちがよくだべりに来てそばを食べながら長々居座っているようです。 要するにそんなには混まないということでしょう。 そんな感じで山形のそばを目当てにわざわざお出での方よりは、まぁ地元のサラリーマンや好き者が主なお客のようです。 店のお奨めは”なごみセット”ということなのでしょうか、少々おかずのついた(先日はちんげん菜のあんかけ+柿の白和え+ひじきの煮物+手作りケーキでした)、まぁ定食といった感じのやつですが私は900円の大盛りそばにしています。ちなみにセットの980円は高い気もしますが、まぁいいでしょう。 でもいつも言いますけどもう少し何とかなんないのかなぁ・・。

 いつものことですが話は逸れます。山形の名所千歳公園近くに やくし というそば屋があります。 公園にある護国神社の隣のお薬師様の名をとったんだと思います。ここが食べ放題で800円のそばをやっています。 まずまずのそばで大食いの方は最高です。次年子の七兵衛の1,000円より安く食べ方によっては一番安いかと思います。 ただ、これもいつもの不思議なんですが、山形のそば屋って計算が理屈に合わないメニューが得意なようです。 食べ放題で800円なのにどうして1.5人前が850円なんでしょう、まして好きな方向きとやらで2,000円だったりするメニューがあるんでしょうか。先日の実話ですが、同じグループで一人が大皿に大盛りを食べ、もう一人は食い放題でなんと5枚も食ってました。 値段は歴然たる差があるんですけれど・・・・。


コメントを投稿