娘の入学式

またまた２週間以上もブログの更新をさぼっておりました。自然豊かなチェンマイでは遊ぶところがいっぱいあって、なかなかＰＣと向き合う時間がないのです。というのは真っ赤な嘘で、ＰＣにかじりついて毎日モバゲーの囲碁・将棋に熱中しておりました。「おりました」という過去形は適当ではなく、昨夜も今朝も、最近メキメキと腕を上げている（？）囲碁のオンライン対局に多くの時間を割いております。でも、日記の代わりとも称しているブログですから、娘の入学式くらいは書いておかねばなりません。

一番上の娘は去年、自宅近くの公立高校に入ったのですが、１年修了を俟たずに自主退学しました。そして前から興味をもっていた「観光科」のある私立高校に入りなおしたのです。そして昨日が２度目の入学式でした。タイでは５月中旬までの入学式が普通なのに、６月１日が入学式なんて、随分のんびりした学校ですね。実は娘の入った高校は大学も併設されているので、６月開始が標準になっている大学の日程に沿っているようです。

去年入った公立高校とはちがって、この学校はチェンマイ市内の中心部に位置しますが、敷地は広大です。駐車場だけでも、１０００台くらい収容できそうな広さがあります。さすが私立だけあってキャンパス内は清掃が行き届いています。教員や事務員のホスピタリティ精神も徹底しており、ぶらぶら歩いていても、ほとんど全員の教職員が挨拶してきます。入学式だから特別の対応だったのかもしれませんけれど・・・

式自体は月並みなものでした。校長はじめ３～４人の先生が登壇してお話をしただけです。たぶん校長だと思いますが、延々と４０分近くも熱のこもった演説をしていました。内容はほとんどわかりません。タイ語の理解力がないせいもありますが、それに輪をかけて、音があまりに響きすぎるので、私の耳にはクリアーに聞き取れませんでした。

さて主役の娘はと言うと、３０分近くも遅刻してきたのです。同じ学校に入ったフィアンセはとっくに到着していたのに、この子だけ別の親戚の車で送ってもらって到着しました。理由はともかく、ちょっといただけない初日です。遅刻もいただけないですし、娘をほったらかして先に出発したフィアンセはもっといただけませんね。別居でもしているんでしょうか（笑）。ま、先方にも家庭内の事情があるんでしょう・・・

ところで、娘のネクタイ何だか変ですね。実は学校に到着したときは、靴下もはいてなければネクタイもしていませんでした。靴下は妻が家から持ってきたのを履きました。そしてネクタイは結び方がわからないというので、私が結んでやったのです。でも、いくら勤めをリタイヤした身とはいえ、こんなだらしない結び方はしませんでした。娘が勝手に緩めてしまったのです。ネクタイを不快に感じる気持ちは、私も役職に就いていたときはそうでしたから、よ～く分ります。でも、これは緩めすぎです。

ところでこの学校はなかなか厳しい学校のようです。式典の後、各教室で保護者会が開かれました。先生の話のなかに「罰金」という言葉が出てきました。授業に遅刻すると、生徒の「持ち点」から減点されていき、一定の点数以下になると罰金となるみたいです。罰金の額への言及はありませんでしたが、罰金を科す学校というのは珍しいのではないでしょうか。それとも、タイの私立学校では当たり前なのでしょうか？

これから娘は「観光業」について学んでいきます。チェンマイはタイの中でも有数の観光地ですから、ちゃんと勉強して卒業すれば、そのあと上の学校へ行くかどうかは別にして、ツーリズム関係の就職には困らないでしょう。フィアンセと仲良く、しっかり勉強してほしいものです。

さて、明日からは私自身が生徒として大学に入ることになっています。月曜から金曜まで、みっちりと勉強する予定です。勉強内容自体は実に月並みなものなので、あまり書きたくないのですが、先生と生徒との付き合いが楽しみです。

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