この頃のチェンマイは日に日に夏が近づいていることを感じさせる暑い日が続いています。今日は久しぶりに小学校6年の息子のエピソードです。
先日息子の財布がリビングのテーブルに投げ出してあったので中を覗いてみたら、何と1000バーツ近いお金が入っていました。しかも50バーツ紙幣ばかり。お小遣いとして息子に渡しているお金は一日30バーツなので、それだけ貯めるには相当に倹約したとしても何か月もかかるのではないかと思います。
妻にお金の出所を訊いてみると、何と学校から貰ったというのです。小学校6年生にとって1000バーツというのはものすごく大きいお金です。何でもらったのかというと、またコンピューター競技で成績が良かったからなんだそうです。要するに賞金です。
日本では、いくら成績がよかったとしても、学校からお金を貰うことはありえませんよね。でもタイではごく当たり前のようです。今回の賞金は、学校内での競争に勝ったから貰ったのですが、県大会で優勝すると、何と1万バーツ!だそうです。1万バーツといえば、日本円に換算すると3万円くらいですが、タイ人の感覚だと10万円くらいに相当するのではないでしょうか。
庶民の1か月分の給料に相当するようなお金をなぜ小学生に与えるのでしょうか。その理由はともかく、競争心をあおるという意味ではプラスに働くかもしれません。お金につられて何かを頑張るというのは、決して悪いことではないと私は思います。少なくとも、頑張らない人と差がつかないとすれば、それこそ問題です。でも、まあ1000バーツだったらそれほど驚く金額ではないのですが、1万バーツはやりすぎではないでしょうか?
息子は1000バーツの賞金を自分の財布に詰め込んで、毎日学校に持って行っていたようです。なくすといけないので、今は妻が預っています。そして先日リンピンスーパーストアまで妻と息子の3人で買い物に行ったのですが、何と息子は400バーツくらいするイクラを自分のお金で買いたいというのです。なぜなら、息子の一番の好物がイクラだからです。しかもタイに来てからは、めったなことでは口にすることがなかったのです。
タイで買うイクラはめちゃくちゃ高いです。赤いダイヤと言ってもいいでしょう。せっかく貰った賞金の半分近くをイクラに注ぎ込むのはどうかと思いました。一旦はやめておけと言ったのですが、貰った賞金は息子のものです。どう使おうとも、基本的には勝手です。でも、もったいないなぁという気持ちが、息子ではなく私の方にあったので、結局半分の200バーツだけ出してやることにして買いました。息子にとっては半額セールで買ったようなものです。
それにしても高い!息子は50グラムにも満たないようなイクラをさっそくイクラ丼にして、お姉ちゃんと分け合って平らげました。独り占めしないところはなかなか立派です。お父さんも食べる?と言ってくれたのですが、あまりに量が少ないので遠慮しておきました。というか、私はそれほどイクラが好きという訳ではないのです。
小学生から、成績が良ければ賞金を出すタイの教育。こういうのって、果たして教育のためにいいことなのかどうか・・・日本人のお父さんは悩ましい事態だなと思うのです。でも、どうせなら今度は1万バーツ貰っちゃえ!!!
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うちの子も、1万バーツゲットして欲しいです。親子協定では半額親に入ることにしています(笑)子どもは日本の玩具(フィギアーツ・ちょっと高め)がほしいので、5千バーツでも直ぐ消えちゃうでしょうね。
私にも30歳の息子がいますが もし小学生
レベルで1万円の現金を学校でもらったと
持って帰ってきたら腰抜かすな~。
文具品や図書券なら話もわかるけど・・・・
それともう一つ それを貧しい家庭の子供
から見たら 親が生活費の為にそのお金を
とりあげかねないレベルの家庭の子供
から見たらこどもさぞかし・・・・でしょうね~
嬉しいと言うよりも なにか複雑ですね~
1万バーツだと半額協定を結ぶに値しますね。普通の大人はお金を稼ぐことを人生の1番目か2番目の目標にしているみたいですから、子どもが賞金目当てで頑張ってもいいでしょう。
私も帰国という選択肢はなくなっています。一時帰国はまた別ですけど。
子どもの賞金を生活費のあてにする親ですか?いるでしょうし、あってもいいと思います。私もお金がなければ、あてにするでしょうね。そういう時は、子どもに本気で稼がせると思います。学校の賞金ではなく、別の仕事をさせるかもしれませんが(笑)。
酒代にとられるとでも思ったとか。
賞状のようなものは見せてくれたのですが、賞金のことは、本人は何も言いませんでした。警戒されているかもしれませんね。