ジジババからのお答え

若い人から色々の質問を受けます。そのひとつひとつにお答えしています。最近は同年配の方の質問にもお答えしています。

地球を救う3R原則

2008-01-03 06:10:22 | Weblog
Q: 容器リサイクル法もできました。これで日本のゴミ行政は解決できるのでしょうか…

A: 日本のゴミ行政は焼却中心で77%が燃やされています。オランダ14%、フランス18%、韓国16%と比べても高率です。
 分別してリサイクルするほど、自治体の費用が増え「資源化貧乏」に陥っています。それは、運搬、保管は自治体の負担で、再商品化だけが、事業者負担だからです。3050億(04年度)と事業者負担の七倍にもなっています。
 90年代後半から全国で大型焼却炉が次々と作られ、能力の半分程度しか使われていません。東京23区では廃プラスチック焼却計画が浮上しています。
 しかし、プラスチックを燃やせば、重金属や未知の素材から排出される物質による健康被害や、二酸化炭素による地球温暖化、またゴミ発電はエネルギー回収効率がよくありません。
 ごみ問題の解決はごみを出さないようにする仕組をどうつくるかに尽きます。
 3R原則
  ・リデュース……ごみになるものを減らす
  ・リユース……使い捨てをやめて繰り返し使える容器や素材に切り替える
  ・リサイクル……再生して資源を循環させる
 日本ではリターナブル容器はほとんど生産されていません。ちなみに北欧では8ー9割がリターナブル容器です。


ジジの一言
こういうことが分かりやすく伝えられていませんね。関心を高める努力。分かりやすい広報が必要です。




  
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