今日も寒い一日ですね。昨日なんて近所の川面が凍っていました。昼過ぎに外出した時に見たのですが、日差しが出ているのにまだ凍っていて、流れ込む水もつららの様に凍っていた部分がありました。「寒波」と言いますが、本当に冷えているんですね。
さて、「The Lacerta File」の件は、もう少し続けたいのですが、それ以前に「異星人」の存在について、私の考え方について少しまとめてみたいと思います。
日本国内では「異星人(宇宙人)」という事を話題に出すと、「オカルトマニア」とか、かなりドン引きで見られる事もあります。しかし今の時代、この異星人の問題について、単なるバラエティ番組で扱われる様な話題として理解していると、大事な事を見落とす事にも成りかねないと思うのです。
今の時代で語られる「異星人」の話題では、「UFO( Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)」、これは確認できない飛行物体全般を指しますが、この場合には異星人の操縦する飛行物体を指す言葉で、1947年6月24日にアメリカ人のケネス・アーノルドがワシントン州のカスケード山脈で自家用飛行機で飛行していた際に高速に移動する飛行物体を9機、目撃した事から話題として語られ始めました。
いわゆる「空飛ぶ円盤(Flying Saucer)」という奴ですね。
また有名なところで言えば、1947年7月にアメリカのニューメキシコ州ロズウェルにUFOが墜落し、アメリカ陸軍により飛行物体と異星人の遺体が回収されたという「ロズウェル事件」というのが有名です。
しかしながら、現在に於いても世間的に見ると、いわゆる「鼻先で嘲笑される話題」と認識されているので、真面目に議論される事は、とても少なく、多くは「余迷い事」として片づけられてしまいます。
◆エイリアンやUFOに関する報告書
以下は2016年1月30日にCNNに掲載された記事です。
また昨年にはアメリカ国防総省が「UFO映像」を3本公開しています。
米国防総省、「UFO映像」3本を公開
これまでアメリカ政府はアメリカ空軍が1947年に立ち上げた「プロジェクト・サイン」でUFO調査プロジェクトをスタートさせました。これは先にも紹介した未確認飛行物体の事件が、ソ連の秘密兵器である可能性もあるという事から調査を始めたと言います。そしてその翌年には「プロジェクト・グラッジ」と改名し、このUFO調査はUFOを目撃した人の心理的調査へと移り、その後、1951年には「プロジェクト・ブルーブック」と改名して、報道機関と協力しながら大衆にUFO情報を説明する方針へと変更しました。
しかしその後、1953年に「ロバートソン査問会」というUFOの危険性を評価する為の会議をCIAが設置して、そこでは「UFO報告には価値ある科学データは含まれていない」「UFO報告は集団ヒステリーを発生させ、社会的潜在的脅威を生み出す」とう結論を持って幕引きを図ったのです。
アメリカ政府の公式見解としては、この1953年のロバートソン査問会以降、プロジェクト・ブル―ブックを閉鎖し、UFOの調査を終了したという事になっていましたが、2016年にCNNが報道した様に、それ以降もCIAは調査を秘密裡に行っており、昨年になって国防総省では公式に認め、UFO映像を公開したのです。
ここから考えるならば、UFO問題を表向きは長年に渡り「国家安全保障上、問題にならない」「集団ヒステリー」という事で幕引きをしながら、アメリカ政府では調査を継続していた事案である事が理解できると言うものです。
◆日本にも関係している事
実はこれに類似した情報というのは、日本にあります。1954年(昭和29年)5月1日に自民党の香川県連に届いた防衛庁の書類で、アメリカ海外調査局(OSI)の支局長とおぼしき人物から防衛庁幹部に与えられたメモがあると言います。
(内容の一部)
54年5月1日 OSI ミスター・ヤマダ
一時CIAからの申し入れで中止されていた米空軍によるUFO情報・資料の収集が再開された。
これは国連の宇宙科学委員会の要請に基づくものとされているが、実際は最近(4月26日?)メキシコとの国境付近で原型に近い(アダムスキー型)UFOの墜落物が発見されたためである。航空自衛隊ではUFOを専門に取り扱うセクションはないのか?
(ここまで)
一時CIAからの申し入れで中止されていた米空軍によるUFO情報・資料の収集が再開された。
これは国連の宇宙科学委員会の要請に基づくものとされているが、実際は最近(4月26日?)メキシコとの国境付近で原型に近い(アダムスキー型)UFOの墜落物が発見されたためである。航空自衛隊ではUFOを専門に取り扱うセクションはないのか?
(ここまで)
その外、近年になり航空自衛隊元空将で南西航空混成群司令であった佐藤守氏が「自衛隊パイロットたちが接近遭遇したUFO」という手記を公表しました。
これらの事を考えてみると、やはり異星人問題というのは「いる・いない」というレベルの話題では無い様に、私は思っているのです。
◆国内のマスコミの姿勢
しかし日本国内の本件に関する姿勢は、一貫して「茶化している」という姿勢に見て取れます。年末に恒例化している「ビートたけしの超常現象スペシャル」などを見ると、韮崎氏や大槻教授の意味不明なバトルを出したり、またそこに出てくる「UFO研究家」というのも、何やら怪しげな人物が多く出ています。結果として、それらを見ている人達には、UFOや異星人問題というのは「とても馬鹿らしく」「低レベルな話題」という意識づけをしてしまっている様に思えるのです。
私自身は、この事については20歳の頃から、当時はインターネットなど無い時代でしたが、怪しいものから良く調べられたものまで、国内で出版されている書籍の大半は目を通してきていますが、知れば知る程、そんな茶化した話題では無いと思う様になりました。
◆結構重要な情報、かつフェイクが多い
恐らくUFOと異星人の問題とは、とても根が深く、またこれは恐らくですが、アイゼンハワー大統領の時代以降、この問題は政治の手の中からはずれ、国際的な民間軍事企業を中心とした組織が中心になり、研究などが進んでいる様に見えます。そしてそこにある現実とは、例えば以前にスティーブン・スピルバーグ監督の作品「ET」にあるような、夢のあるファンタジー物語ではなく、とてもオドロオドロシイ事が多くある様に思えます。ただしその中に、人類の起源や人類の過去の文明に関する出来事についても、隠されている様に感じているのです。
そういう事からも、これから少しづつですが、調べていく中で考えた事を、この場をかりて文書化してみたいと思っているのです。