自燈明・法燈明の考察

信仰のあるべき姿

 本日は仕事で東京に向かっています。私の仕事でテレワークではどうにもならない事として、実機確認というのがあって、今日はその為にどうしても東京にある試験機の設置場所に行かなくてはならないのです。だから通勤電車に乗ってます。

 さて、昨日の報道では総選挙が4月末にあるかどうか、取り上げていました。今の菅政権の無能ぶりに、自民党内でも怨嗟の声があるとか。それで安倍氏の再登板の話が自民党に出ていると言うのですが、それも全く意味不明です。でもこんな茶番の様な選挙に、何も考えずに動き回っているのが創価学会の活動家幹部なんですね。

 こんだけ問題点が山積みの政治にも関わらず、その問題点の話をすると全く通じない割に、いつ選挙があるのか、公明党は何議席取れるのか、という事だけには一生懸命なんですから、よく解らん思考をしています。でも私も昔はそうだったんですよね。

 創価学会では自身の信仰の発露として、選挙における集票活動を推進しています。「私達の宿命転換、境涯革命の先に、来る総選挙で公明党の大勝利があるんです!」なんて、地元の壮年部のお偉いさんが、座談会で吼えるのも、そういう思想によってでしょう。しかしそこには民主主義本来の「自分の政治代弁者を選ぶ」という、本来の「意義」が無いのです。そもそも「政治」という意味を理解してませんし、「代弁者」という事も無いのです。

 前にも書きましたが、公明党の議員、特に近年の国会議員には、創価大学卒業生が多くいます。彼らはもともと弁護士であったり、官僚であったり、はたまた外資系のサラリーマンであったりしますが、政治家になるなんてこれっぽっちも考えてもいない人達だったんですね。それが信濃町あたりから「ハイ!君はここから立候補して議員ね!」と言われてから議員になるわけで、そもそも政治なんてのには関係ない人達だったわけ。だからロクな人材が居ないんですね。

 まあ人柄的には「良い人」に見えるかもしれませんが、それは単なる見た目だけ。そういう事にそろそろ創価学会の活動家も気付いて欲しいものです。

 でも彼らは気付くことは無いでしょう。何故なら彼らの信仰は「信濃町から教えられる集票活動」だからです。彼らはそれにより幸せになると妄想していますし、盲信しているのです。

 創価学会では良く日蓮の言葉の「異体同心」という言葉を使います。またそれが信仰の「要諦」の様に教え込まれています。要は組織信仰を刷り込まれる訳です。学会員が疑問を感じても組織を離れる事に拒否感があるのは、そこに「組織信仰」という刷り込みがあるからなんですね。

 でも果たして「信仰」とは、そういうモノでしょうか。

 人生には様々な出来事があります。日蓮の言葉を借りたら「毀誉褒貶の八風」とでも言うのでしょうか。兎に角感情が揺さぶられる出来事の連続です。人は良い事については受け入れますが、悪い事を受け入れる事が出来ません。「何故自分だけがこんな目に」「何故こんな事になったのか」。そういう時に悩み苦しむものです。そして信仰とは、そんな毀誉褒貶の八風に振り回されない、自身の心の基軸を持つ事であり、それを日々自覚する事だと私は考えています。

 それが勤行(祈り)であったり、時には仲間内の語らいもあるかもしれません。だから本来、信仰とは「屹立(一人立つ)」がとても重要なのです。過去にも池田氏が言ってましたよね「屹立した信仰者たれ!」という言葉。

 宗教とはそんな「屹立」した人達の集まりであり、皆で寄りかかりながら「付和雷同」する事ではないはずが、どうもこの辺りを誤解している様に思えてなりません。

 よくよく考えてみてください。人生の始まりも「一人で産まれる」事から始まります。(双子がいるやろ!なんて屁理屈はよしてくださいね)また死ぬ時も「一人で死を乗り越える」事をしなければならないのです。信仰の一番根源的な処には「生死」があるのであれば、組織集団で「信心ごっこ」なんてやっている場合ではない。私はその様に思うのです。

 信濃町に巣食う「背広坊主」達は狡猾です。会員たちにそれを気づかせない為に、日々の聖教新聞や、その他発信する情報には、組織に額づく事の大事さを常に発信し、最近では日蓮の御書からも遠ざけています。これは御書を読むと、この信仰という原点に会員たちが気付くことを、恐れての事でしょう。

 日本社会は今や新型コロナ渦により「サイトカイン・ストーム」みたいな混乱状態になっています。本来、政府が無能であれば国民が賢くなる必要があるのですが、それは今の国の既得権益者たちにとっては、とても具合が悪い事なんです。そしてそれに助力しているのが、信濃町の背広坊主達でもあります。

 そろそろ創価学会の活動家幹部連中も、信仰者としての本分に気が付いても良いのではありませんか?

 むりかなぁ。。。




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