眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

マスコミのおもちゃにされている森口尚史氏

2012-10-15 | 科学事件
たいしたタレント性を持つ人物が現れたものです。

完全にうそが見破られているのに、それを繕ううそをさらに重ねる姿が
連日テレビ放映されています。
もはや新鮮味はないのですが、人物像が面白くてつい見てしまいます。

インタビューするマスコミ関係者は、たぶん年下で親しげでなので、
なんとか言い逃れようとする姿がかわいそうにさえ思えてきてしまいます。

研究者としては、巷にあふれているポスドクには、おそらく垂涎の思いのする
経歴です。
政府系の研究所でいきなり研究部長を務め、その後東大に移動して客員、特任は
つきますが助教授までつとめ、前途洋洋の研究者人生を歩んできたはずです。
その後すぐの挫折ですか、どこで間違えてしまったのでしょうか?

気になるのは、政府系研究所の幹部研究者を辞めたいきさつです。
東大とはいえ、身分の不安定な非常勤研究員に、自分から望んで
転進したのでしょうか?
何か、裏の事情があるようにさえ思えます。

彼のそれまでの研究分野からすると、政府系研究所を離れての研究は難しいでしょう。
解せないのが、特任助教授の専攻が知的所有権であることです。
これは、大学の研究者の知的所有権を有効活用するための、重要な役割があったはずです。
ここに、専門外の研究者を当てるとは、そこからなにか間違いがあるような気がします。

マスコミ関係者が丁寧の応対しているので、何か勘違いして、
注目を浴びてうれしかっているかに見えることもあります。
研究者は辞めて、タレントを目指しても良いかもしれません。

「ほんまでっかTV」の回答者など面白そうです。
彼と似たような経歴の元教授が人気が出るような番組ですから。

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