月想記

戯言日記

文豪・泉鏡花×球体関節人形展

2018-08-14 | 人形
弥生美術館の文豪・泉鏡花×球体関節人形展へ。

鏡花の美意識と人形たちの放つ妖しい存在感が溶け合った、素晴らしい空間。好きなもの同士の組み合わせに、
ゾクゾクと鳥肌を立てながら魅入った。その言葉もヒトガタも、なんて美しいのか。

天守物語はもちろんの事草迷宮や外科室とかも大好きで、久々に鏡花の作品が読みたくなった。
どの作家さんの人形もそれぞれの作品を的確に表現していて、その見事さに感激するばかり。美しい生き人形の
数々。一番最初に鏡花の首の人形があるところも良い(笑)
どの人形も素晴らしかったけれど、特に好きだったのは吉田良さん、陽月さん、三浦悦子さん、ホシノリコさんの作品。



常設の竹久夢二と高畠華宵も合わせて観られるのがこちらの魅力だけれど、今回は鏡花の世界に持っていかれて
しまったのと以前にも観ている事もあり、観に行った日が台風でそれも気になったのでそちらは足早に駆け抜けた(笑)
でも夢二は恋多き男だよね。作品にそれが全部反映してるし。
画家なら絵に音楽家なら音楽に、愛した人の事を描けるのは素敵だね。題材になってみたいものだ(笑)
一生一人の人と添い遂げるのも憧れるけど既に自分はそれが出来ていないので、夢二派で生きるか…と。
いや、いつだってその人とずっといたいと思うし、これが最後の恋だと思うんだけれどね。。。
脱線した!(笑)こちらの展示は会期が長いので、ぜひともまた訪れたい。
泉鏡花と人形が好きな方は必見です。


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