Road to NORTH HARBOUR STADIUM

NORTH HARBOUR STADIUMとは州代表の本拠地であり、クラブ選手権決勝の地である

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2006-05-31 | Weblog
今日はホテル住まい初日。
まだ荷物の整理ができておらず、朝は自分の服探しから始まった。
食料の買出しに行かねばならないが、車が遠いので今日のところは近場のFOODTOWNへ。
午前中は余った時間を部屋の掃除にあてた。

午後からネットカフェへ。
そこでは軽くブログの更新、そしてメインはメールの確認。
このホテルのオーナーにメール。
電化製品の不具合を伝え、今後の対応を仰ぐ。
ま~そんなにすぐには返信も期待できず、明日また行くことになる。
その足で本屋へ。
目当てはラグビー雑誌。
スーパー14の決勝が終わり、オールブラックスの発表と、NZラグビー界には激動の週。
きっとおもしろい雑誌が出ているはずだ。
しかし行ってみるとラグビー雑誌がない。
いつもは「こんなにあるのか?」と驚くほどのラグビー雑誌の量・種類だが、今日は全くなかった。
理由は簡単、売り切れているのだ。
やっぱり凄い人気だな。。。
次の本屋でようやく1冊見つけた。
スーパー14決勝の記事。
パラパラと立ち読みし、購入。
ルーク(マカリスタ)の上腕二頭筋に感銘を受け、さっそく僕の足はジムへ向いていた。
今日も良いトレーニングができた。
三角筋から上腕二頭筋、三頭筋がパンパンだ。

トレーニング前にラグビーのビデオを観たり雑誌を読むのは非常に良い。
家を出るときから憧れの選手になりきっている。
少年のようで格好悪いかもしれないが、僕は今でもそうしている。

さて、その雑誌に大介の記事が!
トライの世界記録の記事。
ここNZでも写真付きで大きく出ていた。
凄いな~。
元同僚ながらあらためて凄いと思う。

せっかくだから、その記事全文を日本の皆さんに紹介しよう。
以下本文。

DASHING OHATA DESERVES BETTER

Rugby news’ Tokyo correspondent Rich Freeman reported here last week that the Japanese winger Daisuke Ohata (right) had beaten David Campese’s world record for most tries by one person in all test matches. There were two immediate and harsh reactions which I noted. One was the school of thought that Ohata’s tries were “soft” because Japan does not play many tests against so-called “Top’ international teams. The other view was that David Campese’s previous record of 64 tries was also totalled against a number of so-called ”weaker” rugby nations.
My God, we’re a funny lot, us Kiwis, aren’t we? Why not just celebrate that Ohata is a brilliant player, who has reached his total of 65 test tries in superb style, and in just 55 test appearances compared with Campo’s 101 tests? And then why not raise towards the rugby gods our thanks that David Campese was in the game in our time. We saw one of the all-time greats play. We should all celebrate we saw him and his uniqueness. Let’s not denigrate, for any other reason than to try to find some one-eyed, contrarian, occluded Kiwi view, what these two fine players have done.

英語が得意な人は訳してみて下さい。
中にはNZ英語(Kiwi-English)があるので辞書で引いても出てこない単語もあるが、頑張って下さい。
英語を見ただけで気分が悪くなる方のために、簡単に要約すると・・・

東京特派員のリッチーフリーマンが、日本のウイング大畑大介がキャンピージーのトライ世界記録を破ったと報告。
しかしその記録は2つの酷評を発生させた。
ひとつは大畑の記録は簡単だということ。
なぜなら日本はトップランキングに入る国とのテストマッチが少ないから。
もうひとつはキャンピージーの記録も自分の国より弱い国から奪ったものだと。
笑えるね?
なんで単純に大畑の記録を祝ってやれないんだろう?
我々は同じ時代に偉大なプレーヤーを見た!
我々は単純に祝うべきだ。
さぁ、中傷はやめよう。
2人の凄いプレーヤーがやってくれたんだ!

ということ。
かなり要約したが要所は押さえてあると思う。
どうですか?
同じ日本人の記録に自虐的な評価をする日本人に対し、NZの記者が最高の賛辞を送る。
僕も大介の記録を「価値が薄い」という風潮が日本であったことは知っていたが、そんなもの言いたい奴には言わしておけと思っていた。
しかしこうしてNZの雑誌でこう言う書かれ方をすると、あらためて日本人の自虐風潮を恥かしく思う。
どこの国にも評価されない記録を自国日本が評価するのならともかく、日本が冷めた評価しかしていない自国の記録を他国のメディアが賛美する。
むむむ~・・・

ラグビーに限らず、こういう風潮って日本に多くないか?
他人の評価をできないのは自分に自信がないのか、それ以外に理由があるのかどうか知らないが、とにかく凄く不幸なことだと思う。

普段は治安が悪いとか、雨が多いとか、食い物がマズイとか、僕の中での住みやすい国ランキングは低いNZであるが、こういう記事を読むとグググ~っとポイントが上がる。


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