新古今和歌集の部屋

小倉山百人一首 十二月異名并和歌 五月六月


 五月 皐月 立花月
    月見ず月

○きなす玉江の

  浪の十寸かゞみ

 けふより影や

  う○初けん
ーーーーーーーー
  菖蒲

萬代に

 かはらぬものは

  五月雨の

雫に薫る

 あやめなり
     けり
ーーーーーーーー
   橘

にはのおもに

 咲たちばなの

  しろきかな

桜にならぶ

 花とお
    もへば 
ーーーーーーーー
   螢

おともせず

  おもひにもゆる

   ほたるこそ

なくむし
    よりも

 あはれなり
     けり
ーーーーーーーー
 六月  水無月 風待月
     鳴神月 常夏月

夏の日に

  なるまできへぬ

       冬篭

春たつ風や

 よけて吹らむ
ーーーーーーーー
  夕立

谷川の

  流れをみても

   しられ
     けり
雲越
  峯の

 夕立の空
ーーーーーーーー
   扇  いかで
       こめ
うちはとも  けん

  みへぬあふぎの

    ほどなきに

 すゞしき

    かぜを
ーーーーーーーー
   蝉

村雨の名殘の

     露は
  かづ
    たちて

 梢にとまる

  蝉の

   もろ聲
ーーーーーーーー

コメント一覧

jikan314
Re:うっとりとしてしまいます。
乱鳥様
コメントありがとうございます。このシリーズは、又、ボロボロの本を購入したのですが、テキストとなる本がないので、一から読んでおります。見たことの無い仮名も多く辞書とにらめっこしております。
このシリーズは暫く続けますので、また御感想など頂ければ幸です。
拙句
だいこんを干す風の中空のあを
Rancho
うっとりとしてしまいます。
五月は私の生まれ月です。

蛍に共感し、惹かれています。

魅力のあるご紹介に感謝します。
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