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左 平兼盛
くれて行 秋の
かたみにおく物は
わがもとゆいの
しもにぞありける
近衞家熈公
近衞 家熈 寛文7年(1667年) - 元文元年(1736年)
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右 壬生忠見
恋すてふ わがなは
まだき立にけり
ひとしれずこそ
おもひそめし
か
一乗院宮
一乗院宮真敬法親王
後水尾天皇の第十六皇子。俗名は常淳・富宮、字は正覚。奈良興福寺・京都清水寺の別当に補される。黄檗隠元・高泉・月潭と交流が深かった。狩野常信に学び山水・人物を能くし、後水尾天皇・文智女王の御画像・自画像等を残した。また書・詩文にも巧みであった。