新古今和歌集の部屋

明月記 元久二年二月二十八日 隆信の死

明月記 元久二年

二月
廿八日。天晴る。皇子御著袴に依り、院に参ぜず。巳の時許りに召しに依り殿に参ず。未の時許りに退出し、中納言中将に参ず。見参の後、院に参ぜしめ給ふ。女院に参じ、戌の時許りに帰宅す。今日聞く、右京権大夫入道、日来病悩。夜前巳に入滅すと。聞き及ばずして、病を問はず。臨終の体殊勝。高声に念仏し、清衣を著け、五色の糸を引き、坐し乍らに終ふと云々。今夜、忠弘を以て之を問はしむ。

忠弘
定家母の兄の孫で、定家の執事をしていた。
    ┌─藤原親弘─藤原親行─藤原忠弘
    │
藤原親忠┤ 藤原為経
    │  ├─藤原隆信
    └─美福門院加賀
       ├─藤原定家
      藤原俊成

コメント一覧

jikan314
Re:はい!
アイディアを見つけるには、ひたすら読書しかないですね。
拙句推敲
冬至とて図書館の中はや暗く
jikan314
Re:系図もありがとうございます。
ご質問頂いたので、分かりやすいように後から付けました。
kunori様からご紹介頂いた論文と一致していたので、安堵しましたが、もう一系統有るのには驚きました。
系図を読むのは難しいですね。
kunorikunori
系図もありがとうございます。
系図、元からありました??
ありがとうございます。
なんか気になるこの辺り、です。
kunorikunori
はい!
自閑さま

葉室顕広と藤原俊成が…驚きました。さらに釈阿も。
でもその驚きこそが、歴史を面白くしているような気もします。
はい! いつも応援しております!
自閑様の論文も是非読みたいです。

jikan314
Re:周囲と照合していけば…
葉室顕広と俊成と釈阿が同一人物ですし、寂蓮(俗名定長)と後鳥羽院の側近にも定長がいます。
宮内卿と言う女房は、二人いて、区別するために頑張っています。
又応援して下さいね。
拙句
冬至とて図書館の中暗くなり
(気がついたら居眠りしてました)
kunorikunori
周囲と照合していけば…
自閑さま

その無明抄やこの明月記など、いろいろな文献で照合していくと、からまりも緩んでくるかもしれませんね。ヒントをありがとうございました。
jikan314
Re:藤原隆信
情報有難うございます。
同名があったり、改姓、改名があったり、複姓があったりしてなかなか難しいですよね。この系図でも三代同名と言う混乱を指摘していますよね。
ご紹介頂いた系図では、勝命法師が俊恵との関係から鴨長明の無名抄にたびたび出てきます。
又法名も混乱します。
和歌では、後鳥羽院の偽名と同名の実在の者が明月記にたびたび出て来るのでこっちも混乱の元です。
いつもkunori様が、…をーにして系図を作っていらっしゃるご苦労が分かります。
又コメント頂ければ幸いです。
拙句
からまってテイカカズラの茂りけり
kunorikunori
藤原隆信
自閑様

よく目にしている絵画が多いですね。(web上)
この方、私の持っている小説では、隆信と平頼盛と重源とで東大寺の再建に奔走するとなっていたような。「平家秘録」という本です。

 私の注目していた忠弘ですが、ちょっと気になる論文?に出ておりました。そこの系図に注目すると宮道氏と関係がありそうなのです。
親信の註に「宮道光賢改姓」とあるのです。次の分の意味は久しくしてからまた藤原から宮道に帰ったという意味になるのでしょうか?(ちょっと解釈が難しい)

http://dlisv03.media.osaka-cu.ac.jp/contents/osakacu/kiyo/DBd0120601.pdf
jikan314
Re:中原忠広のことかもしれませんね。
kunori様
ご質問有難うございます。
以前kunori様がご紹介頂いた明月記研究です。
この右京権大夫が、藤原隆信との事ですが、役職は左京権大夫が正しく、右京権大夫は、源師光なので、宮内卿の父の可能性があったのでアップしました。
藤原隆信は、歌はたいした事は無いのですが、有名な国宝源頼朝像、平重盛像、藤原光能像の画家と言われております。これを京都の国宝展で見た時は、感動してしまいました。
又コメント頂ければ幸いです。
拙句
霜ばしら耳赤らめて踏み歩き
(北海道の方からすると笑い話ですが、今朝初氷点下でした。風邪も流行っていますのでご注意を)
kunorikunori
中原忠広のことかもしれませんね。
自閑さま

この情報の源、教えていただけますか?
忠弘
『定家母の兄の孫で、定家の執事をしていた。』
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