新古今和歌集の部屋

小倉山百人一首 藤原雅経


 参議雅經

みよし
   のゝ
山の
秋かぜ
さ夜
 ふけて
故郷さむく
 衣うつなり
ーーーーーーーーー
○参議雅經
刑部卿頼經朝
臣男飛鳥井祖
和歌并蹴鞠達

 新古今撰者ノ内

京極
 師實─────┐
┌───────┘
│   正二位
└忠教─────┐
    権大納言│
┌───────┘
│   刑部卿
└頼輔─────┐
    従三位 │
┌───────┘
│   刑部卿
└頼經─────┐
    従四位下│
┌───────┘
│    刑部卿
│┌宗長 従三位
└┤蹴鞠難波流祖
 │   三木
 └雅經 左兵衞督
  蹴鞠飛鳥井流祖
ーーーーーーーーーーーーーーーー
此哥の心はみよしのゝ山のあき風
にさと源たる比までをそばたて
てきけば秋のあはれのせつなるに
ことにふるきさとにころもうつ也
きぬたのこへしてひとへにひと
り寝のさむきをさへひえあかし
たるていなりきり/"\すなく
やしもよの哥の心に思ひめぐら
して見侍るべしこともなきやう
なれどもあはれふかし
○季注に天武天皇よしの国栖
がくさ魚根せりなど供御に
◎り舟の○ふかくし○
       ◎りなとし
          てや
ーーーーーーーーーーーーーーーー
秋哥下

コメント一覧

jikan314
Re:保久にも見えますね?
古字を読むのは、大変ですよね。
いつもクロスワードパズルのように私は古文書を読んでいます。
とりあえず○で空字としてから意味が通じるように暫く考えます。
kunori様の家系図パズルと似ていますよね。
拙句
冬の雲遠くゆっくり流れてる
kunorikunori
保久にも見えますね?
https://blog.goo.ne.jp/kunorikunori
二番目の系図では「保久」になっていました。
別人かな?
kunorikunori
鴨長明のライバルになってしまった
自閑さま

面白いエピソードありがとうございました。
系図を調べておりましたら、長明のライバル祐頼の母が「経久女」とありました。
賀茂氏の中に何名か経久おりますが、年代的には九里氏と関係するかもしれない経久です。
自閑さまの大好きな長明を流浪の民にしてしまった原因だった経久の孫だったら…

記事に系図も添付しましたので、ご覧になってみてください。
jikan314
Re:仲良し!
大江広元の婿と言うことで、九里家にも関係するかも知れませんね。
法名は不詳です。
承久二年(1220)十二月に参議となり、承久三年(1221)三月十一日に薨去していますので、出家しなかったかも知れませんね。
和歌所寄人となり、新古今和歌集の撰者として出世出来たのも、賀茂の神のお告のせいと語り継がれております。鴨長明は、この寄人に後から追加されました。雅経の推挙があったのでは?など想像しております。これが後鳥羽院の目に留まり、以後の長明の人生を変えていきます。最初の賀茂神御神託との関連を思わせる二人の関係です。
kunorikunori
仲良し!
自閑さま

それは面白いエピソードですね。そして鴨長明と仲良しだったというのも、ほのぼのしていていいです。
都から鎌倉までおしゃべりしつつ、歌を詠みつつ、…とイメージが湧いてきて、うれしいです。
この雅経の法名をご存知でしたら教えてください。
jikan314
Re:また間違いです。
コメントはとてもうれしいです。
雅經には、とても面白いエピソードがあります。
未だ無名の時、賀茂の神人の夢に、賀茂神が、「ある歌良し」とお告したそうです。探すと雅經の歌でした。
当時もう一人の無名の下鴨神社でくすぶっていた神人に、鴨長明がいました。
飛鳥井雅經は、鴨長明と鎌倉へ同行する位仲良かったです。
最初の賀茂の神人は名前は伝わっていません。
kunorikunori
また間違いです。
猶子じゃなくて猶父(頼朝)になるのです。スミマセン。
kunorikunori
左兵衛督でした。
自閑さま

私、左衛門と書きましたが、左兵衛督でした。失礼しました。三木…謎ですね。
ただ、大江広元の娘を妻とし、頼朝を猶子とし、と鎌倉幕府に大事にされた人物だったのですね。

今日は風が強く、衣うつなり でした。
jikan314
Re:蹴鞠
kunori様
御覧頂いてうれしいです。
何故、三木と書いてあるのか不明です。
取りあえず書いてあると思ってアップしています。今日も誤字をアップ後に発見して急いで修正したところです。
他には、現代語の無いものですので。
拙句
取りあえず霜ばしら踏み冬の道
kunorikunori
蹴鞠
自閑さま
 三木氏が気になりました。
下のアドレスの三木氏にも通じていくのでしょうか。
左衛門督とあることからも、武士だったのでしょうか?
http://www2.harimaya.com/sengoku/html/miki_k.html
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