全国地蜂連合会

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「ヘボ追い」のシーズンが来ました。

2008年06月29日 | お知らせとイベント
 愛するヘボちゃん達も、営巣状態の良いものは、そろそろ子蜂の数が増えてきて植巣(巣を掘り取って飼育する事)の適期を迎えようとしているものもあります。しかし大多数の巣は、植巣するにはもう少し時間が欲しいと言う感じです。蜂の数が少なくて植巣してもその重圧に耐えられないような感じを受ける蜂の通い。こんな巣は山に残して来て数日後に見回り、威勢が良いようなら植巣するというのが最善の方法です。さて、本格的なシーズンに入るにあたり気をつけなければならない事を数点お伝えします。

1)地権者の了承を取ってからヘボ追いを! そして掘った穴は必ず埋め戻してください!
 ヘボは昆虫、昆虫の所有権なんて誰にも無いんだなんてことはありません。ヘボが巣を作る土地には地権者がいますます。例えば、自宅の庭に誰かが無断で入り込んで大穴を掘っていたら嫌ですよね。それと同じように、自分の山の檜の根元に無断で大きな穴を開けられていたら山主は面白くありません。商品価値が極めて高い「松茸」を例にあげるともっと分かり易いでしょう。松茸山の低層木を伐採したら、デリケートな松茸は生えなくなる危険性があります。これをやられたら山主は激怒しますよね。と言う事で、必ず「地権者の了承」を取ってヘボ追いをしてください。そして、掘った穴は必ず埋め戻してください。

2)火気の管理をシッカリしてください!
 入山した人のタバコや焚き火、煙幕の処理は必ずお願いします。移動中の車の窓から火のついた煙草を捨てて走り去る、ヘボ追いをしていて一服して吸っていた煙草のポイ捨て、、、なども許されません。携帯灰皿を持参してください。煙幕をつかった巣の掘り採りの場合は、煙幕に水をかけて消火してください。たった数人のマナーの悪い蜂キチのために蜂キチ全員が悪者にされることもあるのです。趣味を同じくするもの全員の事を考えて行動しましょう。

3)できれば抗体検査を! ヘボ追いには救急箱を持って!
 蜂毒の抗体検査はしましたか?ミツバチ、アシナガ、スズメバチに対して、自分の体の状態を知って行動しましよう。面倒くさいかもしれませんが、抗体検査を受けておくと万が一のとき危険を回避できます。また、蜂に刺されて気分が悪くなった場合に、その適切な処置ができる病院を予め調べておくのもいでしょう。野山ではヘボに刺されるだけでなく、蝮に噛まれることもあります。救急箱を用意しましょう。それぞれ対策を考え準備して下さい。

 以上、みんなが楽しくヘボ追いを楽しむためのマナーです。連合会に加入している団体の皆さんは、他の見本でもあります。率先して模範となる行動を取っていただくようよろしくお願いします。


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