全国地蜂連合会

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ポスターセッションに私たちの訴えが

2010年10月19日 | COP10関連
全国地蜂連合会のCOP10関連イベントへの出展は終了しました。しかし、ポスターセッションのコーナーには一部が展示してあり、その熱き思いが残されています。
私たちが訴えてきた、蜂が自然界に存在する意義や、彼等の身の上に起こっている現実、そしてマスメディアという媒体から流されるまことしとやかな誇大な情報にも訂正を加え、狩り蜂族の真の姿を伝えるなど、少なくともブースを訪れて頂いた皆さんには、私たちが考える「生物多様性の意味」を理解を頂けたことかと思っております。
今回のブース設営にあたり、不特定多数の人々が訪れる場所という意味でだとは思いますが、不燃材の使用が義務付けられていました。しかし主催者が準備したブースは、床が可燃材を使用してあったり、テント自体が不燃材でなかったこと、さらに基礎に緊結していない簡易構築物なのにも関わらず防火の規制を設けるなど、私たち出展者には厳しいルールを求めているにもかかわらず、主催者側が私たちに提供したものは自らが定めたルールに違反するものとも思えるものでありました。私たちが生物多様性を訴える為に自然材(木材)などを使用した野趣あふれる展示(ディスプレー)を試みようとしたものの、それが規制されてしまった事は実に残念な思いでした。さまざまな演出の試みで人々に訴える効果は甚大です。私達の展示は終了しましたが、この痛恨の思いをこの場で述べさせていただき、主催者に一言もの申します。とは言えイベントはまだ続いています。主催者の気分を害したり、やる気を失ってもいけません、どうぞ失念下さい。最後まで充実したイベントであることを祈ります。











COP10イベントへの出展は15日で終わりました。ありがとうございました。

2010年10月16日 | COP10関連
全国地蜂連合会のブース出展は10月15日(金)まででした。たくさんの方、ご来場ありがとうございました。ブースではたくさんの出あいがあり、喜びの連続でした。昆虫食は私たちの祖先の生活の知恵、ふるさとの食文化です。これからもよろしくお願いします。何か気になることがある方、興味を持たれた方、是非、ご連絡ください。

名古屋白鳥会場に出展していた全国地蜂連合会のブースを今日閉鎖しました。小川さん、安藤さん、野中先生、イギリス人のポールさん、そして私と弊社のスタッフ一人、早朝より出かけて11時頃までかかり撤収作業を終了しました。楽になったと思う反面寂しさもあります。手応えのある一週間でした。世界の人々に昆虫食を知ってもらい、獲って食べる傍らで逃がして育てると言う自然界に対する思いを訪れてくれた人々に伝え、理解頂いた事は嬉しい限りでした。一人の女性が、昆虫食と生物多様性の関わりはなんですかと訪ねてきました。一応は立て前を話して聞いてもらいましたが、自然に暮らす植物から動物までを人間が管理する事など到底無理な話という結論に達しました。保護保護と勝手気ままに唱えてみるものの、時がたてば増えすぎて人間社会に害をなす現実がそこにあります。生物多様性を論ずるのも人間本意に考えての事、所詮、自然界という大局から考えれば、人間もフードチェーンの中で生かされているということになるのではないでしょうか。だとしたら専門書の二、三冊を読んだだけで知ったふりしていた自分が恥ずかしくなります。やはり、論ずるところは、そこに生活するものにしか解らない何かがあるのではないでしょうか。山の事は山に暮らす者にまかせよ。海の事は海に暮らす者に任せよ。勝手気ままな網掛け保護に警鐘を鳴らす思いがひしひしと感じられました。それでもなんとかしなければ絶滅の危機に瀕している生命体があります。余分な思案より行動が先でしょうか?







あと1日です。きょうも沢山の方が。

2010年10月14日 | COP10関連
COP10関連イベントへの出展もいよいよ明日一日となりました。この昆虫食という素晴らしい文化をもう一度日本に呼び返す為に、先ずは外国の皆さんに食べてもらい、この素晴らしい食文化に理解を頂き、昆虫食文化を認知して頂くと言う目論みは見事に軌道に乗っています。もちろんその為のアイデアは野中先生の見事な采配であり、奥様の献身的な裏方作業の御陰です。この写真のように、昆虫食文化を持たない殆どの外国の方々が食べてくれました。もちろん『美味しい』と言う言葉か『ウンウン』と頭を縦に降り頷いてくれました。ブース前を通る日本人の数人が拒否反応を示しましたが、驚いた事に若い女性が積極的に食べてくれました。それどころか友達を連れて再訪までしてくれるのでした。今日はお金を車に置いてきてしまったから明日また来る。だから、必ず商品を置いといてねと念を押して帰って行く女性まで現れました。姿形を見ての食わず嫌いは、勧め上手の野中先生の魔術が物を言いました。それに三重大学の朴教授(2枚目の写真↓)の力も大きく、在住する学生が全地連ブースの面白さを口伝え、波紋は大きく広がって、人の訪れは途切れる事がありませんでした。

 

 

 




COP10イベント2日目 野中先生からのご感想

2010年10月12日 | COP10関連
連合会の顧問をお願いしている立教大学の野中健一教授野中教授からメールと写真が届きました。野中先生にはいろいろと親身になって協力を頂いていること深く深く感謝しております。きょうは奥様と息子さんと一緒にブースに来てくださり、和やかな雰囲気まで作って頂きました。

今井さま
今日も朝早くから遅くまでおつかれさまでした。お先に失礼してすみませんでした。ブースは来訪者にたいへん好評なようでよかったです。小物の説明手書きが、ライブ感があふれていてとてもよいと思いました。また、いろんな質問にも今井会長や安藤さんはじめ、実際にやっている方の説明は実感が圧倒的に違いますね。毎日詰めているのはとてもたいへんですが、これも地蜂連合会の賜だと思います。この勢いをもって、2013年にFAOのローマ会議に乗り込みましょう!多くの人が、刺されたら死ぬと思っているようで、テレビ番組のあおり方は困ったものだと思いました。また一つ多様性の意味を考える視点ができました。







COP10参加にあたって

2010年10月09日 | COP10関連
生物多様性(第10回)締約国会議に出展するにあたり

<ご挨拶>

古から重要な食料とされてきた野生鳥獣や昆虫。
狩猟を主とする移動生活から定住生活に変化するとともに、
その習慣は大きく変化してきました。

今では昆虫食という食文化は狭窄な文化になり、
やがて忘却される文化になるのではと思えています。

栄養面でも優れ、グルメを舌鼓させる昆虫食文化はすばらしいものです。

これを下手物とか下衆な食物として蔑視するのは大きな間違いです。

世界に存在する10億人の飢餓に暮らす人々。
不足する食料として新分野を切り開くかも知れません。

今、私達はこの素晴らしい昆虫食文化を世界の人々に知ってもらい、
正当な評価を頂きたいと願っているのです。

食料となる社会性昆虫のスズメバチは世間から不快昆虫とか衛生害虫と言う
看板を背負わされています。
しかしながら、彼女達は害虫を補食する益虫の看板も同時に掲げているのです。

自然の輪廻、食物連鎖の何処かに蜂が位置し、
彼女達の働きが全ての生物の生活に影響を及ぼすのは周知の事実です。

人畜に被害の及ばない範囲まで駆除の対象としたり、
美味しい、お金になるなどの理由で片っ端から採取するのは問題です。

乱獲は自然の輪廻を大きく破壊する結果になるからです。

古代人はそれを体験から学んでいました。

『山から頂いたものは山に返せ』『自然から頂いた物は自然に返せ』。
『獲って食べる傍らで逃がして種の存続を計る』。

古今東西不易の鉄則は破る事を許されない掟なのです。

私達、ヘボを愛する多くの仲間は、自然を破壊しない範囲で、
この素晴らしい趣味の存続を計り、
世界の国と国、人と人との融和と親睦を深め、
健康な自然環境を未来にコミニュケーションしなければならないのです。


全国地蜂連合会 会長 今井久喜



COP10 生物多様性条約第10回締約国会議に参加します!

2010年10月07日 | COP10関連
全国地蜂連合会では代議員及び会長が出席し議事を審議する場所「全国地蜂連合会総会」においてCOP10に参加する事を決議可決していました。
5県に散らばるヘボ愛好団体に、その都度に出席要請をするのも大変と言う見解から、それまでに正副会長会議を数回開催して骨子を固め、
9月に行われた「全国地蜂サミット」の会長会議の席で発表し、みなさまにご理解を頂きました。

その後も顧問である野中先生のご指導や柳原さんの展示作案で、出展計画が纏め上がりました。
その概要を加盟団体の皆さんに詳細を知って頂きたく考え、ここに掲示させて頂きます。
尚、各組織の会長さん若しくは事務局に開催の連絡をしております。来場・参加は自由に出来ますので是非遊びに来て下さい。

場所 名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)COP10白鳥地区会場 エキスポゾーン
期日 10月11日~15日まで
HP http://www.cop10.jp/fair/