かもめのぶろぐ(JIA神奈川ブログ)

日本建築家協会関東甲信越支部 神奈川地域会(JIA神奈川)のブログです。

「かもめの夜話」復活第一回の報告

2008-09-02 | イベント・セミナー・見学会
高橋晶子氏(JIA神奈川副代表)による「イスラエルの建築と街」

 夜話当日、広報委員と事務局は、開演2時間前に集合。懇親会のワインの買出し、恒例になっているおつまみのチーズ切りや会場のセットなど、あわただしく時間が過ぎていきました。ちょっと心配していました参加者も予定より多くの方が集まっていただき、一安心。

 イスラエルの建築については、まったく縁遠く、イサム・ノグチが庭園を設計したことぐらいしか知りませんでしたが、ローマ時代の円形劇場やバウハウスの建物が多く残っていることなどを知り、地層のように積み重なった都市の歴史を発見できました。

 そして首都エルサレムでは、建物の外壁をイスラエル産の砂岩で統一して街のアイデンティティーを形成していること、気候が砂漠的なのに、意外と街には緑が多く、木々にかこまれた外部空間が、建物を繋いで心地よさをかもし出していることなども、多くのスライド写真から感じ取ることができ、うらやましい都市空間だなと思ってしまいました。

 岩のドーム、嘆き壁、バザールのにぎわい、地中海の海など、イスラエルの多彩な魅力を語っていただき、あっという間に予定の1時間が過ぎてしまいました。ガイドブックも絶版になっていることもあり、時折一緒に行かれた高橋寛さんに内容のご確認をするなど、なごやかな雰囲気で講演は終わり、イスラエルがぐんと身近に感じてきました。

 恒例のワインによる懇親会は、ワインの味がどうだったのかなど、どきどきでした。しかし、そんな不安はどこへやら、だんだん心地よく酔ってきたのか、番外のお話(出入国審査の厳しさや入国スタンプを押されるとその後入国できない国があることなど)を聞くなど会員と賛助会員との交流が、おおいに盛り上がりました。「ノースタンププリーズ」と言わずにすむ平和を願ってしまいました。最後は、写真家の前田達也さんに、講師の高橋晶子さんご夫妻を囲んで、集合写真を撮っていただきました。

皆様、ほんとうにありがとうございました。次回もぜひお楽しみに!

(広報委員長:櫻田修三


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