かもめのぶろぐ(JIA神奈川ブログ)

日本建築家協会関東甲信越支部 神奈川地域会(JIA神奈川)のブログです。

第二回 学校建築研究会 開催のご案内

2018-11-19 | 研究会活動
第二回 学校建築研究会 開催のご案内

○趣旨

高度経済成長期に建設された数多くの公共施設が、建て替え時期を迎えています。人口減、高齢化といった社会状況の変化を考えると、単に今までと同じように建て替えを行うのではなく、創造的な再編を検討していくことが求められます。これからの社会の持続可能性-サステナビリティということを考えると不可欠な視点といえます。設計に携わる建築家にも、建築のスペシャリストということだけでなく、社会課題の解決、地域ニーズのくみ取りといった幅広い取り組みが求められます。
そこで、特に地域に根ざした建築であり、現に建て替え、統合などがすすめられている学校建築に焦点を絞り、その課題、可能性などを探っていきたいと思います。JIA会員の建築家だけでなく、学校建築、施設再編の専門家を交え、行政職員、教育関係者にも参加を呼びかけ、幅広い議論を行いたいと考えています。

第2回 複合化・再編から生まれる学校建築の新たな価値
日 時:2018年12月7日(金)18:30~

場 所:関東学院大学関内メディアセンター
(横浜市中区太田町2-23横浜メディア・ビジネスセンター8F)

講 師:森 政之氏 (国立教育政策研究所文教施設研究センター長)

参加希望の方は、12/1までに、お名前、連絡先、参加人数を明記して、下記までお申し込みください。

公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部 JIA神奈川事務局
〒231-0006 横浜市中区南仲通4-43 馬車道大津ビル201
TEL 045-663-2745 / FAX 045-663-2746
E-mail : kanagawa@jia-kanto.org


【「横浜市新市庁舎建設計画に関する要望書」を横浜市に提出しました。】 2015.02.07

2015-02-06 | 研究会活動
 昨年の3月以来、継続的に議論を重ねてきました横浜市とJIA神奈川・横浜新市庁舎研究会との意見交換の成果の一つとして「新市庁舎建設計画に関する要望書」を横浜市に提出しました。
また、新年度より建設に向けての手続きが開始されることを受けて、今後もJIA神奈川と設計に係る相互連携活動を継続的に維持するよう要請致しました。

以下ここに報告致します。

横浜新市庁舎研究会とは

■目的、趣旨
 2020年までに竣工させるためデザインビルド方式が決定された、現在進行形の新市庁舎を考える研究会。
横浜市との包括連携協定を背景に、すでにデザインビルドが決定している横浜市新市庁舎に関して市役所内担当部局と関係を保ちつつ、意見交換を行い、横浜の文化性、敷地のポテンシャルを生かした、より良いシティーホールの実現を目指す。特に建築環境性能に準拠すべき高層部、周辺へのつながりを重視し、市民利用を促す低層部の構成について、あるべき姿を提案し、担当部局と共有する。

■コアメンバー
黒田和司◎/小泉雅生〇/飯田善彦/曾我部昌史/青木恵美子

■横浜新市庁舎意見交換会履歴
26年 3月10日 「新市庁舎の事業手法についての提案」市長提出、鈴木副市長と面談。
    3月28日 第1回意見交換会 担当部課長顔合わせ、趣旨説明。
    4月11日 第2回意見交換会 坂和局長、新庁舎担当チームと全体意見交換。包括連携協定申入れ。  
    5月 2日 第3回意見交換会 低層部アトリウム、市民利用施設、水辺の構成。EVコアの配置。               
    5月30日 第4回意見交換会 国内外庁舎事例、超高層、水辺事例、EV配置事例の資料提供。
                      各事例の資料140例提示。コンセプトの方向性。
    7月11日 第5回意見交換会 アトリウム、高層タワーEVコア配置、緑化計画。包括連携協定合意。
    8月29日 第6回意見交換会 アトリウム構成、周辺とのつながり、まちづくり。今後の進め方。
    9月29日 第7回意見交換会 LCCM、建築環境について小泉レクチャー。
    9月30日 研究成果発表会  横浜市担当部局を交えてのシンポジウム開催。
                      一般市民、横浜市、会員参加
   10月20日 今後の意見交換についてJIA内部意見調整。
   10月27日 第8回意見交換会 水辺、緑化、街路計画。
   10月26日 第9回意見交換会 馬車道駅とのつながり、アトリウム、議会部門配置。
   12月22日 第10回意見交換会 全体計画の提言、今後の方向性。継続的な関わり要望書。
27年 1月30日 第11回意見交換会 都市デザインとの関わり。デザインコンセプトブック意見交換。
■今後の予定
27年2月20日 第12回意見交換会 デザインコンセプトブック意見交換。今後の方向性を意見交換。
  2月~3月 提案モデル成果品まとめ。(予定)
27年2月28日 建築祭にて研究会成果報告、シンポジウム開催。(予定)


横浜市新市庁舎建設計画に関する要望書
JIA神奈川地域会 横浜市新市庁舎研究会   141222

1.新市庁舎の設計理念について

まず、新市庁舎の計画を進めるにあたって、新しい市庁舎はどのような役割を担うのか、そのためには市庁舎はどうあるべきか、その理念が明確に示され、関わる人々の間で共有化される必要がある。以下に、横浜市庁舎計画の理念となるべき、基本的な考え方-ガイドラインを挙げる。
〇行政中心から市民中心へ
議会、行政を象徴するモニュメンタルな建築ではなく、すべての市民に開かれた開放性とこれからの時代の規範となる先進性を備えるべきである。そこで「低層部」と「景観」がキーワードとなる。誰もが入りやすく、様々な市民イベントが可能であり、またカフェ、レストランなど滞留に楽しい多くの仕掛けを備えたシティーホールと称される低層部、これまでの横浜の都市デザインの歴史を継承し、横浜の都市景観をリードする、省エネ、環境配慮が十分に反映されたタワー状の高層棟、その二つが実現されることが必須である。
○旧市街地と新市街地の結節点であることを自覚する
市庁舎が、旧市街地である関内地区と新市街地であるみなとみらい地区をつなぐ位置に建つことを十分に考慮する必要がある。新市庁舎が、中継点としての魅力を発することで、新旧市街地を回遊する人々の流れを生み出し、両地区を有機的に連携させていくことが可能となる。
○河川、道路、隣地との連続性を考慮する
大岡川河口に接し、水際線に近く、関内地区とみなとみらい地区の境界に位置する特別な敷地であることを、十分に活用すべきである。すでに桟橋が整備されている大岡川と、機能的に、また視覚的に連携することは、特に重要である。この場所の特殊性を理解し、ここでしかできないアクティビティ、空間デザインを実現すべきである。
○新旧交通の結節点と位置付ける
新市庁舎の立地は、様々な交通の結節点でもある。みなとみらい線馬車道駅から直結するだけではなく、バス、カーシェアリング、レンタバイクのステーションとして位置づけ、さらにこれからの都市交通手段として検討されるであろうシーバスやLRTなどと連携させていくことも検討すべきである。湾岸やそれに直交する交通軸の結節点となることを計画に取り込むべきである。
○自然への親和性・周辺環境への配慮を表現する
様々なレベルの環境に配慮して、良好な環境を作り出していくことも重要な視点である。緑豊かな屋外空間を作り出し、太陽光、太陽熱、風(安定した海洋風)などの自然条件を十分に考慮、活用したデザインを生み出すべきである。さらに、近隣街区と連携を図り、良質な都市空間を作り出していくことも求められる。それらの配慮を通じて、建築のあるべき姿を示し、都市景観をリードする先進性を実現してほしい。
○シティーホールの魅力・個性を創る
低層部を市民広場と定義し、アトリウム、ショップ、市民活動サポートスペースなど、市民主体の空間として整備することに加えて、横浜の新たなシティーホールを魅力付けるファンクションとして「都市センター」を提案したい。そこには横浜市全体の大模型や、進行中、計画中の様々なプロジェクトが展示されるほか、まちづくりのデザインレビューや活動レビューができるプレゼンテーションスペースも用意される。また、横浜市に関わる図書、映像、資料などのアーカイブなど、横浜の魅力、活力を内外に発信する拠点となる。官からの一方向の情報発信ではなく、官、産、学、民を横断し、市民を含めた様々なステークホルダーが集い、議論を行うことのできる場所とする。

これらの理念を実現するための具体的な事項を以下に提言する。

1.設計・発注プロセスについて
事業者選定
1. デザインビルド(DB)における事業者(設計者、施工者)選定にあたっての評価軸を明らかにし、設計提案を重視する方針を示してほしい。特に、文化性、品格、市民目線での品質を重視し、地域との連携、まちづくりといった定性的な視点も含むものとされたい。
2. 事業者選定の評価プロセスを開示し、選考の透明性を確保していただきたい。
3. 低層棟の提案内容に関して、市民に対する公開プレゼンテーションを行い、その評価を事業者選定評価に加えることとされたい。
基本設計
4. 基本設計を含めた形のDBとして発注するにあたっては、基本設計の質を確保するための具体的かつ実効的な方策を講じていただきたい。
5. 基本設計、実施設計業務成果に対して、事業者選考委員に加え、地元代表者、地元公益建築・まちづくり団体、学識経験者等を加えた委員会でのデザインレビューを行うこととされたい。
6. 建設費の面から当初の要求水準からの見直しがなされる場合には、上記の委員会での十分な議論を行うこととされたい。
設計・事業者の体制
7. 参加事業者の設計能力を担保するために、専業設計事務所とのJVを資格要件とされたい。
8. 商業エリアの計画にあたっては、商業専門プロデューサーを起用し、横浜としての地域性をいかした明確なコンセプトを定め、独自性を持たせていただきたい。
9. 優れた夜景を生み出すために、照明デザイナーをチームに加えることを検討されたい。

2.配置計画・建築計画について
a 全体構成・動線計画
2-a-1 下層部の3層及びグランドレベルは市民利用施設とし、議会部門は3層から上層、執務部門は4層から上層とすること。下層部と上層部は施設管理、セキュリティをそれぞれ分離できる計画とすること。
2-a-2 議会部門議場は特徴的な外観とするとともに、広場、アトリウムから視認できる開かれたしつらえとすること。
2-a-3 国道133号側に沿って展示ギャラリーを設け、足下での街路空間への表情を作り出すこと。
2-a-4 みなとみらい大通り側は将来のトランジットモール化にも対応ができるように、車関連のスペースを廃し、歩行者のための広場としてしつらえること。アトリウムとの連続性を担保し、キッチンカーが乗り入れできるようにするなど、市民が憩える広場空間とすること
<動線計画>
2-a-5 上層部へのエレベーターホールは3階に設け、1、2階からはシャトルEV、及び エスカレーターによる輸送とすること。
2-a-6 複合建築として、UR、YCCとの有機的な連携をはかっていくこと。またそれが可能な動線計画とすること。
2-a-7 みなとみらい大通り側からの一般車寄せは地下に集約すること。地上は来賓客、緊急車両だけのスペースとし緑化スペースを増やすなど、アプローチ空間を豊かにすること。

b アトリウム
2-b-1 下層部の3層吹き抜けの空間に市民利用施設、EVホール、議会部門ロビーを含めた各機能が立体的に重層する構成とすること。
2-b-2 下層部3層のEVシャフト等のコアは極力小さくし、アトリウムのアクティビティを損ねない計画とすること。
2-b-3 アトリウムは、年間を通して夜間、土日も市民が利用可能な設えとすること。具体的な運営団体を想定し、運用についての検討を行い、計画に反映すること。
2-b-4 アトリウムから大岡川の水面が見える、もしくは感じられるような動線計画として、アトリウムと大岡川との連続性を十分に考慮した構成とすること。
2-b-5 大岡川沿いの商業施設とアトリウムをパサージュなどで連続的にしつらえ、日常的な賑わいが感じられるような計画とすること。
2-b-6 みなとみらい線地下駅との連続性を考慮し、地下駅コンコースからのアプローチ 空間に外光が差し込むようにすること。
2-b-7 アトリウム内に都市デザインセンターを併設し、横浜市の現在が分かる展示を行うなど、まちづくりの情報発信、意見交換を行える場をつくること。
2-b-8 アトリウムと連続する位置に議会部門ロビーを設け、議会の様子が望めるギャラリーとすること。
2-b-9 市民情報センターはアトリウム空間に開かれた図書館のようなしつらえとすること。
2-b-10 URにつながる回廊デッキを設け、アトリウムを上部から見下ろせるカフェを設けること。
2-b-11 歴史的建造物であるYCCと連携して、プレゼンテーションやバンケットとして利用できるような計画とすること。

c 水辺、商業スペース
2-c-1 市庁舎低層棟のシティホールから直接川に出られる,シーバスに乗り込めるなど、ここでしかできないアクティビティ、横浜らしい設えを実現すること。
2-c-2 弁天橋、北仲橋橋詰に大岡川と市庁舎を繋ぐ広場を設け、大岡川沿いのボードウォークとスロープ等により連続させ、一体的な散策空間とすること。
2-c-3 大岡川に向かってなだらかに下る敷地形状を活かした断面構成として、河岸と緩やかに連続するランドスケープデザインとすること。
2-c-4 大岡川水辺に面して商業スペースを設け、川沿いの賑わいを創出すること。また、その計画にあたっては、川面との空間的繋がりや視認性を重視すること。
2-c-5 商業スペースの計画にあたっては、横浜としての地域性をいかした明確なコンセプトを定め、それに基づいた整備を行うこと。  
2-c-6 商業スペースは、来客の回遊性を生み出すように、屋外デッキやたまり空間を各所に配し、メザニンや吹き抜けを設けるなど断面構成の工夫を行うこと。
2-c-7 商業スペースは、上下階の連続性、アトリウムとの連続性を重視した構成とすること。
2-c-8 川沿いにフォリーのような屋外店舗を配置したり、キッチンカーが乗り入れ可能なしつらえとしたりして、市民が気軽に憩えるオープンスペースとすること。ただし、フォリーなどが水際線への見通しを妨げないよう配慮すること。
2-c-9 水辺に面してオープンカフェなどに用いられるデッキを設けること。水辺から見上げる高層棟嵩の圧迫感を軽減するしつらえとすること。
2-c-10 橋詰広場から商業スペースの上階デッキに連絡するブリッジを設け、回遊性を図ること。

d 都市デザイン、景観
2-d-1 周辺建築物のスケールや特徴を踏まえて、街並みとの調和を図ると共に、新しい時代の建築デザインを追求すること。 
2-d-2 立地特性を活かしたファサードデザインとし、安易な疑似様式的デザインは排除すること。高層棟の頂部にも様式的なモチーフは用いないこと。
2-d-3 高層棟の周りに低層棟を配置し、低層棟の高さを周辺の歴史的建造物の軒高にそろえ、街並みの一体性を作り出すこと。それを超える中層部はセットバックをして分節をすること。
2-d-4 高層棟の最高高さは165mを超えない高さとすること。また建物嵩比が横広とならないように、150mを下回らないこと。
2-d-5 高層棟の壁面構成はUR高さの120mを目安に、その高さ方向に分節すること。  
2-d-6 高層棟の壁面構成はそのボリューム嵩を抑えるように縦方向に分節すること。
2-d-7 大岡川に面する高層棟の壁面は、低層部から十分なセットバックを確保すること。

e 環境配慮   
2-e-1 環境未来都市・横浜の政策目標に沿った環境性能を持つ、次世代型の建築とすること。
2-e-2 ゼロエネルギービル(ZEB)を目指し、エネルギー消費の最適化を図った建物とすること。
2-e-3 運用時だけでなく、建設時のエネルギー消費、CO2排出量の削減に努める建築とすること
2-e-4 東西南北面のファサードは、各面の日射取得量を考慮して、異なる性能を付与し、4面での違った表情を作り出すこと。
2-e-5 ファサードエンジニアリングについて、コスト、性能を勘案した、積極的な提案を募ること。特に日射遮蔽性能、自然換気性能を適切に組み込んでいくこと。
2-e-6 省エネルギーだけでなく、BCPも考慮し、自然通風の活用、採光を積極的に行うこと
2-e-7 オフィス棟の奥行きを極力浅くして、自然採光で十分な執務環境を担保すること
2-e-8 過度に機械による自動制御を行うのではなく、マニュアルで制御を行う部分を残し、職員・市民の意識の啓発に努めること
2-e-9 商業スペースでのエネルギー消費に関しても、明確なガイドラインを作成するなど、テナントの意識向上をはかること。
2-a-9 敷地内、建物内外を積極的に緑化し、それを市民が楽しむことができるような計画とすること。
2-a-10 ビル風を防ぎ、日差しを遮る緑陰を設けること
2-a-11 近隣に超高層が林立することから周辺地域へのビル風についての十分な検討を行い、中間層にボイドを設けるなど、ビル風を軽減する建物形状とすること。

3.周辺計画について
1. 環境未来都市の市庁舎として、市庁舎建設を機に関内地区全体をカーフリー化するなど、関内地区全体のモビリティについての先進的な提案を盛り込んでいただきたい。
2. 将来的に、車線数の縮小、歩行空間の緑化、交差点の歩行者優先等により、みなとみらい大通りのトランジットモール化を検討していただきたい。
3. みなと横浜の市庁舎として、大岡川沿いに水上バスターミナルを設けるなど、水上交通のネットワークの構築を検討いただきたい。同時に、水上ターミナルから市庁舎への魅力的なアプローチを確保いただきたい。
4. 大岡川のボードウォークを北仲橋、北仲北地区水際、シルクプール内水面へとつなげることで、汽車道をのぞむ水際のプロムナードの整備を検討いただきたい。

以上





【郊外住宅+団地再生研究会】開催のおしらせ

2014-11-10 | 研究会活動
JIA事務局にて第3回郊外住宅+団地再生研究会を開催します。
興味のある方はご参加ください。

日時:11月11日(火)18:00~
場所:JIA神奈川事務局/横浜市中区南仲通4-43大津ビル

【郊外住宅+団地再生研究会とは】
戦後、都市近郊に大量に供給された団地、宅地造成とセットでハモニカ型の整然とした市街地を形成してきた戸建住宅地。老朽化、少子高齢化と共に崩壊の危機にある郊外型生活空間を研究する。総花的にではなく、実際の団地、住宅地を対象に、実践的に関わりケーススタディを試みる。

【メンバー】
小泉雅生 委員長
蔀 健夫
秋元康幸
青木恵美子
西田 司
鈴木信弘
山下祐平

「防火帯建築研究会」開催のお知らせ

2014-11-05 | 研究会活動
「防火帯建築研究会」開催のお知らせ       2014.11.05研究会活動

(有)カサイ アーキテクチュラル デザイン 事務所にて防火帯建築研究会を開催します。
興味ある方は、どなたでも参加いただけます。

日時:11月11日(火)pm18:00~20:00
場所:(有)カサイ アーキテクチュラル デザイン事務所
   横浜市中区吉田町10都南ビル4階

〔防火帯建築研究会とは〕
第2次世界大戦後、戦災復興建築が各地で数多く多く計画・施工された。
横浜では、占領軍による接収が7年ぐらい続いた。1952(昭和27年)年の講和条約により接収解除が進んだ中、
1950年から60年代に戦後初の都市計画として、ドイツハンブルグ市の復興計画を参考に、幅員8m以上の街路
沿いに防火建築帯を形成する街づくりが行われた。
横浜市建築局、横浜市建築助成公社及び神奈川県住宅供給公社の3社により大小400棟を超える耐火建築アパート
が建築され、横浜の都市部の復興が実現された。現在でも関内地区やその周辺に数多く残っている。
しかし、老朽化が進み、区分所有法の前の共同ビルの為、管理組合の合意形成もままならない状況になっている。
横浜の歴史的建造物(築50年~60年)ではあり、横浜らしい景観の一つであると認識しこの建物群を今後の活用
を含め研究する。



〔メンバー〕
笠井 三義(委員長)JIA
山口 賢(副委員長)JIA
桂 有生(横浜市都市デザイン室)
中井 邦夫〔神奈川大学)
林 一則(NPO法人アーバンデザイン研究体)
藤岡 泰寛(横浜国大)
松井 陽子(県住宅供給公社)
田川 尚吾(JIA)
田中 克樹(JIA)


【デザインレヴュー研究会】開催のお知らせ

2014-10-21 | 研究会活動

Archiship Library&Caféにて第2回デザインレヴュー研究会を開催します。
興味のある方はどなたでもご参加頂けます。

日時:10/28(火)18:00~
場所:Archiship Library&Café/横浜市中区吉田町4-9

【デザインレヴュー研究会研究会とは?】
市民―建築家を結ぶ回路がほとんどない現況を踏まえ、例えば、公共施設の設計者が、そのデザインの意図や構成を、市民にプレゼンテーションすることを義務付け、機会を設けるよう行政に提言する。具体的方法やマニュアルの整備など議論し、恒久的仕組みとするよう、議論を深め実践する研究会。

【メンバー】
飯田善彦 委員長
黒田和司 副委員長
長島孝一/鈴木伸治(横浜市立大学)/山家京子(神奈川大学) /近澤弘明(近沢レース)/柳澤潤/中川エリカ/藤末萌(飯田善彦建築工房)