JF2016Sakubun5

長期研修作文5クラスのブログです。

国際センターで出会った事

2016-10-25 22:36:57 | 作文

読み手:吉川先生
関係 :私が勤めている日本語センターに国際交流基金から派遣されている専門家(一緒に日本語クラスを担当している。一番の相談相手であり、
とても世話になっている。)

吉川先生 へ
 
 日本はだいぶ秋らしくなり、木の葉も少しずつ色づいてきました。
私が日本に来てから、1ヶ月経ちました。先生はお元気でいらっしゃいますか。 
私は、おかげ様で、元気にやっています。
 先生もご存知のように、私は今までにも2回、北浦和の日本語国際センターで研修を受けたことがあります。けれども、その時は、2週間だけでした。今回の研修は、思っていた以上にとても充実した研修です。研修参加者は、34ヶ国からの55人です。日本に来る前に、去年の長期研修の先輩から研修の内容についていろいろ聞きました。先輩が「日本語が勉強できるし、他の国の友達もできたし、とてもいい研修でした」と教えてくれました。実際にここに来てから、先輩から聞いた通りだと思います。
 研修は2学期制で、1学期は9月から11月まで、二学期は12月から2月までです。研修参加者全員が、最初の一週間目に、プレスメンテストを受けて、コースが分けられました。私は、Bコースのクラスで勉強することになりました。そして、この1ヶ月の間に、研修に関係があることで気が付いたことがいくつかあります。
 一番目は、勉強科目以外に、国で先生が私にさせた事と同じように、自律学習のポートフォリオを書くことです。国で、私は日本語教師の仕事の事についてよく書きました。例えば、日本語のセミナーで勉強したことや気が付いたこと、他の日本語機関への授業見学、教材開発のことなどです。ここでは、学生として、自分の勉強のことを書いています。例えば、1ヶ月に体験した事、読んだもの、行った所などです。1ヶ月に体験した事を書くのは、実際に自分でやってみて、うちのセンターの学生の日本語能力の成長のためにも、活用できる物だと思います。学習者の日本語勉強のモチベーションを引き出すことができるかもしれません。
 二番目は、クラスの勉強の環境です。センターには、日本語の授業のためのいろいろな便利な道具が多いです。例えば、上下に引かれる黒板、動きやすいテーブル、大きい模造紙などです。私は、そういう物を見ると、とても日本語を勉強したい気持ちが強くなります。もし、うちのセンターにも、そういう道具があれば、学生の日本語の勉強のやる気を引き出すことができると思います。先生は、どう思いますか。
 三番目は、日本語教師の知識だけではなくて、世界の人生も勉強できるということです。クラスメートは、日本語能力が高く、社会的な知識や価値観も様々です。例えば、読解の授業の時、テキストの難しい内容の一部について、簡単な言葉を使って、自分の経験を元に、具体的な例を出して、分かりやすく説明できる人が多いです。特にグループワークの活動が多いので、意見交換をしたり、経験を共有したりすることができます。一人一人は考え方や性格が違いますが、みんな 心の中は優しくて温かい気持ちは同じだと思います。私は、皆さんからも勉強になることが多いと感じています。
 今回の研修は勉強することが多いですが、クラス以外のいろいろな文化体験や遊び時間もあります。例えば、着物の着付けや、茶道や、相撲の観戦などです。ストレスが溜まらないように、リラクゼーションのワークショップもあります。
 帰国したら、また先生やセンターの他の先生達とも、研修のいろいろなことについてゆっくりお話できるのを楽しみにしています。
 新しいコースがそろそろ始まりますので、先生の仕事も忙しくなると思いますが、どうぞお体に気をつけて、お過ごしください。


ピセイ より

【手紙】 「日本に来て」 (マリア 48番)

2016-10-24 17:27:52 | 作文

 * 2年間一緒に働いていて、親しくしていただいている先生(日本人・女性)に宛てた手紙です



あや先生
 お久しぶりです。お元気ですか(^^)

ソフィアでお別れして、1ヵ月半経ちました。本当にあっという間に時間が過ぎてしまいますね。
ブルガリアはもう木の葉っぱが赤や黄に染まり、涼しくなってきたようですね。日本もすっかり秋めいてきましたよ。
あや先生もやっと日本に帰ってこられる時期が近づいてきましたね。準備は順調でしょうか。帰国されたら、いろいろお忙しいと思うんですが、少し余裕のある時、2年ぶりの日本についての感想を聞かせてください^^
 実は、私も3年ぶりに日本に戻ってきたら、想像していたより新鮮な印象をいっぱい受けたので、それについてぜひお話ししたいと思って、この手紙を書きました。
あや先生はよく知っていますが、前回は1年間京都に住んでいたので、京都にかぎらず、関西全体が大好きになりました。どれだけうるさいか全く気付かず、「京都サイコウ」、「関西だ~いすき!」など、度々言ったりしましたね。いつもうるさくて、すみません!
こんな自分がしばらく関東の方にいられる機会をいただいたのは、もったいないと思われるぐらいですが、これからは少しずつ自分の先入観とか、こだわりから離れて、新しい印象を作っていきたいと思います。

もちろん、来る前に関東が良くないなんて、思っていたわけではありません。しかも、いつも明るくて優しいあや先生も関東出身なので、関東の人に対しては、「素敵~!」というイメージしか持っていませんでした。
ただ、京都にいた時、人に恵まれすぎて、いつも優しくしてもらっていたし、これまで作れた友達は、関西出身の人が多かったので、関東へ来たら上手く人と付き合えるのかなと、ちょっと不安でした。特に東京に対しては、皆忙しくて、いつも走り回っているようなイメージが強かったので、こんなマイペースで、感情的すぎる私は精神的につぶれないかと心配していました。
でも、ここに来て、あったたかーい!と思うことは、想像していたよりずっと多いです。確かに、センターの環境はやさしすぎというのもあって、甘やかされているのは否定できません。でもセンターの外にいる時も、優しくしてもらうことは決して少なくないです。
例えば、電車で友達がスペイン語で話していたら、隣で座っていた女性が「どちらから来ました?」と微笑みながら聞いてくれたとき。日系の方だったようで、5歳くらいの娘さんを友達に紹介して、スペイン語で話してくれました。
2週間前、鎌倉のビーチでアゼルバイジャンの友達とロシア語を混ぜながらしゃべっていたら、二人の娘とビーチ散歩をしていたお父さんが 「ロシアの方ですか?僕、3年モスクワに住んでいました」と優しく声をかけ、ロシア語であいさつをしてくれました。 しかも、娘さんたちは、「リリヤ」と「マリア」という名前でした(^^)二人とも日本を離れたことがないようですが、お父さんがロシアのことをとても好きになって、子供達にロシア語の名前を付けることにしたそうです。本当に感動しました!

どこにいても、あたたかい気持ちは必ず感じられますよね。
こういう当たり前の事でおどろくもの?と言われても不思議ではありませんが、この視野の狭い自分にとっては、本当に大事な気付きでした。なかなか難しいんですけれども、ステレオタイプにとらわれないようになれればいいですね。
(どこまでできたか、またご報告します^^ またうるさいこと言ってしまったら、厳しくご指摘を! 笑)

あや先生との日本での再会を楽しみにしています ☆
久しぶりの日本の感想、お互いいっぱい話しましょ~ 

     まりあ
             
            北浦和にて 2016年10月20日

「手紙」  5クラス1番 ノミン

2016-10-21 20:40:45 | 作文

この手紙は大学の友達に書いた手紙です。友達は大学で4年間一緒に日本語を勉強した。1年間日本に留学した体験があります。今、モンゴルの株式会社でマネージャとして働いています。


拝啓

 秋が深まり、空気が気持ちよく感じる季節となりました。モンゴルはもう雪が降りましたね。私が日本に来てもう一か月ぐらい経ちました。

 研修は毎日忙しいですが楽しいです。10月2日に皆で、鎌倉まで流鏑馬を見に行きました。流鏑馬というのは、細長い道を走っている馬上から的に鏑矢を射る、日本の伝統的な文化です。馬を馳せながら矢を射ることから、昔は、「矢馳せ馬」と呼ばれ、時代が下るにつれて「やぶさめ」と呼ばれるようになったそうです。流鏑馬はとても楽しくて、馬を見て懐かしくて感動しました。鎌倉は山があって本当にいいところでした。
ところで、その鎌倉で気に入ったことはゴミ箱についてことでした。

鎌倉の駅で降りて、皆、外で昼食を食べました。そのとき、食べた弁当箱などのゴミが出ましたが、ゴミを捨てようとしても公衆(こうしゅう)のゴミ箱が見えませんでした。ゴミを持ちながら、流鏑馬を見て、鎌倉の街を散歩したときにも公衆(こうしゅう)のゴミ箱が見つけられませんでした。帰るときに、駅に着いてからやっとゴミを捨てました。

 日本語を勉強し始めたとき、日本の街中や公園や自然景勝地(しぜんけいしょうち)などのところにはゴミがなくて、ゴミ箱がたくさんあると思っていました。けれども、実は、思ったより少なくて、その代わり「ゴミを持ち帰りましょう」という看板はよく目にします。たしかに、自身の出したゴミは自身で処理(しょり)すべきですよね。 

 センターに戻って帰ってから公衆のゴミ箱がなぜ少ないかについてインターネットで調べってみました。インターネット情報によると、日本にゴミと公衆ゴミ箱がないのは、幼稚園のときからの「ゴミは持ち帰りましょう」という教育のおかげそうです。また、ゴミ拾いをするとき各公衆ゴミ箱を巡回して行くのはコストや環境の観点にも悪いと思うかもしれません。

 モンゴルでは街中(まちなか)や公園などを清掃(せいそう)する人もいますけど、ゴミがたくさんあります。ゴミを平気で捨てる人は、ゴミ箱がないからポイ捨てをしているのかなと思いました。最近、ゴミのポイ捨てを減らすために、約100メートルおき位にゴミ箱があるようになりました。
 でも、ゴミ箱を増やすという解決方法ではなくて、幼稚園のときから始め、ゴミのポイ捨てをしないようにずっと教えれば、将来、モンゴルにもゴミが少なくなるかなと期待しています。
 また時間ができたら、手紙を書きます。モンゴルの様子をぜひ教えてください。
 では、また。
          敬具

「私のおすすめの映画」ユリア

2016-10-13 18:13:53 | 作文
「レイ」という映画を紹介したいと思う。「レイ」はレイ・チャーリズと言うミュージシャンの伝記映画だ。レイは盲目の天才ミュージシャンとして世界中に知られている。映画はレイ・チャーリズの青年期と中年期を描いている。レイ・チャーリズ・ロビンソンはアメリカ南部で生まれた。七歳のとき視力を失ったレイは一人で生きていけるように母親に厳しく育てられて、色々苦労して、少しずつ自分の人生の道を探していた。レイの人生に影響したもう一つのことは子供時代のトラウマだ。レイは六歳のとき、弟の溺死を目の当たりにして、とても悩んでいた。視力を失った後で、盲目学校に通ったレイは、ピアノと他の楽器を学んで、良好の成績をあげた。レイは耳で世界が見えはじめた。やがて、両親が亡くなって、レイはまた苦労するようになった。レイは17歳の時、シアトルへ引っ越して、バンドの一員としてクラブで演奏をはじめたが、バンドのマネージャーに騙されて、利用されたこともあった。その時、色々なストレスがあって、麻薬に手を出した。ある日バンドでツアーを行っているうちにアトランティック・レコードという会社と契約してから、レイの音楽はだんだんとても有名になった。
レイの音楽の人気が高まったのに、彼が自分の音楽のスタイルを探すことはまだ悩んでいた。レイはピアニストとして色々な曲をひいて、有名なミュージシャンの引き方をコピーしていたので、自分の音楽がないと言われたこともある。ゴスペルのもとで曲を作り始めて「自分の音楽」を作ったが、音楽や宗教を混ぜたと言えるので、よく非難されることもあった。しかし、色々なジャンルを融合させたレイは音楽界の革命者だと言える。レイ・チャーリズは既存のジャンルの壁を乗り越えたと言えるので、その楽曲はとても人気があった。その曲は映画の中でもたくさん使われているので、映画の雰囲気はとてもいい。 
さらに、1961年に「我が心のジョージア」を発表し、前よりも有名になった。その時代のアメリカは、黒人差別があって、バスには黒人隔離席があった。レイは黒人差別に反対して、1961年にコンサートのときも、黒人隔離席があったから、コンサートをキャンセルした。1965年に逮捕後、ロサンゼルスの病院に入院して、麻薬を扱わないようになった。レイ・チャーリズは73歳の時、肝臓癌でなくなったが、レイの音楽は今も多くの人に多くの人に好かれる。
レイの人生は愛人問題、麻薬に満ちていたので、映画に反映されているレイのイメージはそんなに良くないかもしれないと思う。私は映画についての感想を読んだとき「ヘロインを使って、作られた音楽なので、偏見もなく聞く事が出来るかどうか分からない」と言う考えも出た。それにしても、レイは事環境も、自分の中の「鬼」とも戦って、成功の階段を駆け上がったので、一貫性を持っていて、強い人だと思う。色々なことがあったのに、レイにとっては音楽がいつも一番大切だった。しかし、レイの母親や妻が色々助けたりしたと言うことも言わなければならないと思う。レイの母親は「がんばって、自分の生活を他人に悪くさせるのを許さないでください。卑屈になってはいけない」と言っていて、レイは頑張ったが、時々、自分の手で自分の生活を悪くすることもあった。しかし、色々な悩みはレイの音楽に反映されていて、素晴らしい曲を作れるようになった。生活の波乱のため、かえって、心に響く曲が作れたと思う。
レイを演じるジェイミー・フォックスは演劇もピアノも上手で、レイ・チャーリズの息子にも褒められた。ジェイミー・フォックスは盲人の感覚をつかむために、点字を勉強したりした。それに特別なメーク・アップをしてもらって、撮影中盲人のように何も見なかった。
映画の音楽は素晴らしいし、感動させると思う。映画の話も役者の演劇も素晴らしいので、この映画を見るのは楽しい。それと共に伝記映画なので本当の話だと言うことについてと考えたら、もっと面白くなる。さらに、それは普通の伝記映画じゃなくて、感動させたり、考えさせたりする映画なので、お勧めしたいと思う。

「おすすめの~」 幽霊は本当に怖い?       ハー

2016-10-13 15:06:47 | 作文
ハー

たぶん誰でも幽霊(ゆうれい)という言葉を聞いたことがあると思います。そんな言葉を聞いて、大勢の人が怖いと感じるかもしれませんが、私は違います。以前怖かったですが、あるドラマのおかげで、怖くなくなりました。そのドラマはGHOST MAMAです。もし見てみたら、幽霊は怖いことではなく、面白いと感じる方もいらっしゃると思います。

英語のタイトルですが、内容は日本語でお母さんと息子さんの話です。死んだお母さんはトンボという息子さんのことを心配するので、幽霊になります。不思議なことに、トンボ君は偶然お母さんのめがねをかけてみて、その時からお母さんが見えるようになりました。それで、二人は色々な面白いことをしていきます。

息子の小学校入学の日に、警察官であるお母さんは一人の女の子を助けるために、火事で死んでしまいました。幽霊になってから、その火事が放火だと分かって、トンボ君のおかけで、火事の犯人を捕まえます。

そして、トンボ君と病院で会った若い男性を手伝ってあげます。その男性は好きな人と約束の日に急いで事故で死んでしまいました。トンボ君を通じて、彼女にちゃんと謝りの言葉を伝えます。また、二人はお母さんの課長とか、悪いことをしている若い男とかも手伝ってあげます。

他の人だけではなく、トンボ君のかげでお爺さんとお母さんが仲直りできるようになりました。お爺さんがいつもお母さんのことを反対したので、二人は相手の気持ちが分かりませんでした。

私にとって、トンボ君とマイという女の子の出会いは一番印象に残っています。マイは猫のことを心配しているので、幽霊になります。一生懸命猫を飼ってもらう人を探しますが、「もし猫を飼ってもらったら、マイちゃんが天国へ行ってしまう」と分かった時、猫を隠します。今まで色んな人を手伝ってあげて、おとなしいトンボは子供っぽくなって、本当にかわいいと思います。

色々な事をお母さんと一緒にしたので、トンボ君はだんだん成長しますが、お母さんの時間は段々少なくなります。お母さんがずっとそばにいてほしいトンボ君は成長したくないです。でも、トンボ君はお母さんの希望がやっと分かるようになります。ドラマの終わりはとても素晴らしいです。お父さんも、お姉さんもお母さんの存在が分かって、普通の4人家族のように、一緒に話したり、食べたりします。空に光が現れて、お母さんが段々消えます。それを見て、本当に感動します。

トンボ君にとってはお母さんは大切な人で、いつもそばにほしいですけど、そんなことはできません。私たちも同じでしょう。好きな人でも、いつもそばにいるわけではありません。大切なことはその人の幸せです。 このドラマを通じてそんなことが分かるようになった私はこれからも周りの人の幸せをもっと大切にしたいと思っています。

ドラマは長いので、こんな短い文章で面白さが全部伝えられないと思います。あり得ないことばかりだと思うかもしれませんが、実際に見てみたら、一緒に笑ったり、感動したりして、親子の愛情を感じることができて、いいです。みなさん、時間があれば、ぜひ見てください。



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2016-10-11 22:09:42 | 作文
私のお勧めの漫画
ピセイ

外国人の皆さん、日本人とコミュニケーションするとき、誤解したり、うまくできたと思ったりしたことがありますか。異文化だから、あるはずだと思います。だから、「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」という漫画がおすすめです。オーサはスウェーデン人です。小さい時、オーサはアニメの「セーラームーン」に影響されて漫画を描くようになり、30才ごろ、日本に留学していました。今、地元スウェーデンで漫画家、イラストレーターとして活動しています。日本での驚いた出来事や発見したことや自分の経験を元にしたエッセイを漫画で描いています。
例えば、名刺交換の場合は、オーサが漢字の名前が読めないから、漢字の読み方のメモをしたら相手に丁寧だろうと思いましたが、実は反対でした。日本人にとって、名刺は大事にして、メモとして使うべきではないです。この話は、日本人と働く外国人にとって、とても役に立つことだろうと思います。
また、日本には、お酒の自動販売機があります。スウェーデンの政策にはとても制限があります。アルコール3%ぐらい以上の飲み物は政府がやっている店しか買えません。その店の開いている時間も限られていて、短いです。従って、どこでもいつでもお酒を買えるなんて、それは、スウェーデン人に珍しいということです。一方、私の国、カンボジアには、お酒の販売規制がないから、飲酒運転での交通事故が多いです。もしスウェーデンの政策があれば、交通事故が少なくできると思います。
それに、日本の洋式トイレは、ボタンがいっぱいあります。オーサは来日したばかりの時に、友達のアパートのトイレに入りました。水を流すボタンが分からないので、おしりのボタンを押すと、水が出ました。大変でした。私の友達も、日本に初めて旅行に来た時に、同じようなケースに会いました。日本の便利さは、外国人にとってときどき大変なことになることもあります。
そして、友達を誘う場面では、オーサが日本人の友達に「カラオケに一緒に行かない?」と誘いました。友達の返事は「いいね、行ければ行く」。オーサは友達がOKと思って、カラオケで1時間ずっと待っていました。その表現は、私も、行くか行かないか、分かりにくいです。その表現は「ほぼ、来ない」ということです。否定の言葉を使いたがらない日本人とのコミュニケーションは、たしかに行き違いが起きそうです。同じような行き違いの例として、オーサは、学校の職員に「個人的なコピーを取りたい」と伝えた時、「学校に関係ないものなら『難しいです』…」と言われ、「難しいです」=「交渉をすればいい」と思って、「明日、白紙の紙を2枚持ってきて渡します」と粘ったそうです。本当は、職員さんは「断ったのに…」と思いました。日本人の「難しいです」は、ほぼ「ノー」の意味です。同様に「大丈夫」もイエス・ノー両方の意味があって、難しいそうです。たしかに、分かりにくいです。
私は、日本は6回目です。しかし、知らないことが多いです。私は自分の体験と比べながら、その漫画を読むと、とても面白くて、いい勉強になることが多いと感じています。
この漫画は、オーサが実際の日本の日常的な生活や異文化コミュニケーションについて書いています。スウェーデン人だけじゃなくて、外国人にも役に立つものだと思います。
日本人との間に誤解が生まれないように、うまくコミュニケーションをとれるように、この漫画はおすすめです。確実に、日本語の授業にも利用できるものです。私はクラスの中で、オーサが書いた漫画を参考にして、学生に日本の日常生活的な文化を紹介しました。とてもいい漫画ですから、ぜひ、読んでみてください。



私のお勧めのアニメ「おおかみこどもの雨と雪」

2016-10-11 16:36:51 | 作文

私のお勧めのアニメ「おおかみこどもの雨と雪」
P.オユノミン

 おおかみこどもの雨と雪は、2012年7月21日に公開された日本のアニメーション映画である。私はちょうど、子供を産んだばかりのときに見たので、すごく印象に残った。

 大学生の「花」は、彼と出会ってすぐに恋に落ちた。やがて彼が人間の姿で暮らす「おおかみおとこ」ということを知ることになったが、花の気持ちを変えないで、一緒に暮らし始めた。雪の日に生まれた姉は「雪」、雨の日に生まれた弟は「雨」と名づけられた。雪は活発で元気な子で、雨は静かな子である。生まれてきた子供たちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持ち、「おおかみこども」だった。感動するときと腹が立つときおおかみの姿になってしまう。そのことを隠しながら、家族4人は都会に暮らし始める。

 幸せな家族だったが、父であるおおかみおとこが突然、死んでしまう。取り残された花は、「2人をちゃんと育てる」と心に誓(ちか)う。そして子供たちが将来「人間か、おおかみか」どちらでも選べるように、厳しくても豊かな自然に囲まれた田舎に引っ越すことを決めた。そこで花が選んだのは、古民家である。おてんばな雪はすぐに気に入ったが、内気な雨は内気な雨は馴染(なじ)めない。そんな子供たちを見守りながら、暮らし始める。雪と雨が人間とおおかみの姿を自由に変化させながら駆け回(かまわ)る。一方で、おおかみおとこが残したわずかな貯金(ちょきん)に頼(たよ)る生活には不安もあった。節約(せつやく)のため、花は自給自足の生活を試(こころ)みる。移動図書館で自家(じか)菜園(さいえん)の本を借りて独学(どくがく)で畑を始めるが、種苗(しゅびょう)は実を結ばず枯れていくばかりである。失敗を繰り返す花のもとに、近所の人たちが折々(おりおり)にたずねてくるようになった。畑の野菜も、近所のおじいさんの指導のおかげで順調に育ち始める。3人で引っ越ししてきたが、いつの間にか近所の人たちにお世話になっている。

 その後、雨と雪は順調に育ち、二人とも小学生になる。学校に馴染(なじ)めなかった雨は、森に通うようになり、森の主と、雪は学校でなんとかやっていき、転校生の草平と仲良くなる。ここで、「オオカミ」として生きたい雨と、「人間」として生きたい雪の間でズレが生まれる。ある日、森の主に会いに行くために、雨は家を抜け出す。花は雨を追いかけるが、石から落ちて気絶(きぜつ)する。雨は花を安全な場所に連れて行き、「オオカミ」として生きることを決め、別れる。ちょうどその日、雪が学校にいるとき台風が来て、花が雨のため山へ行って、迎えに来なかったので、転校生の草平と一緒に学校に泊まる。そこで、草平は雪に家庭の辛い経験を、雪は草平におおかみであることを伝えて、秘密を共有する。雪は、信頼できる人間を見つけたので、「人間」として生きることを決める。雨は森で生活し、雪は中学のために寮に入る。花は、山の家で一人で生活をする。

 アニメがあまり興味ない人も最後に「花」が「雨」に言ったひとことで涙があふれる。特に子供を持っている人は涙が止まらないかもしれない。人間か狼かを子供に選択させるために田舎へ行くのは自分のことを全く自分のことを犠牲にした。それなのにやがて子供は母親から離れる。それが悲しすぎる。夫が突然死んでしまったから2人の赤ちゃんを育てるのが大変そうで、ちょうど出産したばかりで、気持ちが柔らかくなっていた私は、花のことをかわいそうに思った。でも、2人の子をちゃんと育だて、しっかりと生活を支えた「花」は強すぎる。それから親子愛と子育てと自立の話になっていく。母親「花」が子供達を見る目が優しすぎる。
 
 日本語が分からなくても動画は分かりやすいので、誰でも理解できるので、お勧めしたいと思う。

 みなさん、ハンカチを準備して、是非見てみてください。

私のおすすめのミステリー小説 (カイラ)

2016-10-10 20:27:18 | 作文
私のおすすめのミステリー小説
5クラス 6番 カイラ

  私はミステリー小説が好きです。ミステリー小説の作家の中では、Agatha Christie という有名なイギリス人の作家が一番好きです。彼女は85冊以上のミステリー小説を書きました。一つは、“And Then They Were None (「そして誰もいなくなった」”という小説です。この小説は1939年に書きました。Agatha Christie のファンにおけるアンケートによって、この作品はいちばんおもしろいそうです。ですから、今日、この小説を皆さんにおすすめしたいと思います。
  And Then They Were Noneの筋書は、はじめに、10人の人が、他人からの招待状をもらいます。昔の友達からの招待状だと考えて、みんながらんとの小さな島へ行きます。10人の知らない人が、その島に集まります。晩ご飯のとき、突然テープレコーダーから声が聞こえて、10人の人がみんな犯罪をしたことについて述べられます。たとえば、一人の裁判官は無実の被疑者を刑したことや、一人の若者はひき逃げをしたことや、一人のベビーシッターは子どもを沈ませたことなどです。本当かどうか、みんなはだいたい非を認めません。
  その島の大きい家には、みんなの部屋に古い子守歌の歌詞が壁にはってあります。古い子守歌は、10人の子どもについての歌です。10人の子どもが一人づつ亡くなって、最後に残っている子供がいないという歌です。最後の歌詞が、小説のタイトルになりました。この小説の中の10人の人物も、古い子守歌の歌詞のように、一人づつ殺されてしまいます。みんなパニックになって、島を回って犯人を探しても、やはりその島には彼ら以外、誰もいないので、みんなはほかの人たちを信じなくなってきます。私にとって、この部分が一番おもしろいと思います。犯人はだれか、この作家は私に考えさせました。
  人の数がだんだん少なくなって、残っている人たちはけんかしてしまいます。フラッシュバックもあって、みんな秘密を持っていることが分かってきます。最後の日に、10人はみんな亡くなってしまいました!犯人はたしかに10人の中にいるはずなのですが、だれか、どうやって殺したか、最後のページまで知らされません。
  この作家は心理と遊ぶのが上手だと思います。この小説の中に、一人の登場人物だけではなく、いろいろな人物の視点が入っています。たとえば、ベビーシッターの考えとか、裁判官の考え方なども書いてあります。人物の思い出とか、人物の自分の犯罪についての意見もついているので、すごくおもしろいと思います。最後のページまで読みたくなります。みなさんも時間があったら、ぜひ読んでください。

私のおすすめの絶対彼氏(ぜったいかれし)           (チュー)

2016-10-08 16:01:17 | 作文

 日本には色々なジャンルのドラマがありますが、好き嫌いは人によって違うと思います。私がおすすめしたいドラマは「絶対彼氏(ぜったいかれし)」というロマンチックなドラマです。そのドラマは私にとって初めて見た日本のドラマですから、6年間経っても今までよく覚えています。その時は日本語があまり分からなくて英語の字幕で見ましたけど、すごく面白かったです。
まず、主人公のリイコさん。元彼とも別れて、今は気に入っている男性がいますが、無視されている状態になっているリイコさん。彼女は可愛くて優しいですが、あまり自分自身がないと見える性格です。どうして私の恋愛はうまく行けないのだろうとか、彼氏ができたらいいなあとか寂しく考えていました。ある日、学者から名刺をもらって自分の理想の彼氏のタイプを考えることになりました。皆さんも自分の理想の彼氏を考えてみたことがありますか。どんな人でしょうか。リイコさんは学者の研究所へ行って自分の理想の彼氏のタイプという質問に答えました。セクシーでハンサムな人、背が高い人、ピンチの時に自分を守ってくれる人など色々記入しました。何となく記入したけど、一週間後にはリイコさんの家に大きい荷物が届きました。中に入っているのは何だと思いますか。リイコさんの理想の彼氏ナイト君です。ナイト君はこのドラマの男優で、人間ではなくロボットです。
次に、ロボットの名前「ナイト」の意味を説明したいです。「ナイト」は英語の「 Knight」、勇士という 意味です。リイコさんは自分を守ってくれる人という意味で付けたのです。システムについてはロボットのナイトくんを動かせるためにはキスが必要です。システムによると、ナイト君は自分にキスした女性は自分の彼女で、彼女だけを愛し、彼女をいつも守ってあげると感じるようになっています。他の人に対しても一度会ったら、その人の名前、仕事、リイコさんとどういう関係があるのかなどがメモできます。そのロボットには欠点はもちろんありますが、一番大きな欠点は別の女性にキスされたら、リイコさんのこと全部を忘れてしまうということです。
最初はリイコさんはロボットとは付き合いたくないと言いましたが、ナイト君は自分が必要な時にいつもそばにいてくれるし、いつも自分のことを守ってくれるからだんだん好きになってきました。試しに0円で使わせた一週間後には学者に返さないで、一億円もかけてナイト君を買うことに決めました。愛は買えるものではないでしょう。そのことを私はどうしても納得できませんでした。ナイト君を買うため、40万足りませんでした。一週間で40万を稼がなけばならないので、リイコさんは悩んでいました。その時、ナイト君は「俺の彼女のためなら何でもできる」と言って、バイトをしながらお金を稼ぎました。ナイト君にとってはただシステム通りにリイコさんのことを大事にしているだけです。
このドラマには後二人の俳優がいます。一人はリイコさんの同僚ミカさん、もう一人は上司ソウシさんです。ある日、事故が起こってロボットがちょっと狂っている時、性格があまり良くないミカさんはナイト君にキスしました。それは問題です。システムによると、自分にキスした人は彼女と思っているナイト君はリイコさんのことをすっかり忘れてしまいました。その時のリイコさんの気持ちはどうなるのでしょうか。一億円もかけて買った自分の理想の彼氏だし、それに自分が好きな彼氏だから、ものすごく悲しくなりました。それを私ならどうなるのかなと代わって考えてみました。私ならそんな多額のお金で彼氏を買わないのはもちろんのことですが、考えてみるだけでも惜しくて、悲しくてたまらなくなります。一方、リイコさんの上司ソウシさんはある日リイコさんが作ったシュークリームを食べてみたのをきっかけにしてリイコさんが気になり、だんだん好きになってきました。ただ片思いでした。
主人公二人は色々な問題が解決できたあげく、愛情はもっと深くなってきました。ナイト君もシステムに入ってない感情が出てきました。例えば、リイコさんが他の男性と話しているのを見てやきもちを焼くようになったり、リイコさんの影響で泣いたり笑ったりするようになりました。学者もナイト君のことをコントロールできなくなりました。それで、これからナイト君のことをどうするかが問題になってきました。ロボットを作る会社の社長は「欠陥品です。必要ない商品を処分するのもビジネスだ」と破壊するように言いました。学者から見ると、自分の力を入れて作った商品だからこそ、「私の息子のようだ」と言って、もっと長く大切にして欲しかったです。リイコさんも考えて考えて複雑になってずっと悩んでいました。結局、破壊するように決めました。それで、映画の内容は終わりです。
まとめて言うと、そのドラマはフィクションですが、私に色々な感情を感じさせました。多額のお金をかけて理想の彼氏を買うということも考えられないほど珍しくてびっくりしました。それに、愛情が深くなってきた二人の別れのシーンをみて、悲しくてたまらなかったです。最も面白かったのは、ナイト君が動きはじめて、リイコさんと会ったシーンです。裸でリイコさんのところへ来て「初めまして、彼女」と挨拶をしました。すごく笑ってしまいました。本当に面白いですから、皆さんも時間が空いている時は是非見るべきドラマだとおすすめしたいです。

お勧めの映画(ビリギャル) (ウェウェ)

2016-10-07 10:58:34 | 作文
          
頑張(がんば)ればできるはずのない事でもできるという事を聞いたことがあるのでしょうか。でも、自分のできない事を自信を持って頑張るのは難しいと思います。そのために回りにいる人達の応援(おうえん)とサポートも重要(じゅうよう)ですね。
ビリギャルという映画は成績(せいせき)が最低(さいてい)だったところからいい大学に入れたさやかちゃんという一人の女性の事を元にして作った映画です。
さやかちゃんは、父と母と弟と妹の5人家族ですが、特に父親には無視されて育ちました。小学生のさやかちゃんの夢は友達ができることで、父親の夢は弟がプロ野球選手になることです。いつも弟のことしか気にしていないお父さんで、その代わりに母親が父親としての役割も母親としての役割もしてくれてどんな困難なこととかあっても一つの文句も言わずにいつも笑顔だけを見せてくれます。
学校でクラスの子達に虐(いじ)められて他の学校に転校したさやかちゃんは別の学校でも友達ができませんでした。それで、また、女子学校に転校しました。学校にも通いたくないほどになっている娘に「その学校では勉強とかやらなくても高校まで楽しんで行ってくれるだけでいい」とお母さんが言いました。そのとおり、さやかちゃんは勉強などは全然やらないで授業中に寝たり化粧したり遊んだりしていよいよ成績最低のクラスの高校生になりました。お母さんは学校から何回も呼ばれて注意されます。それでも、お母さんは自分の娘は決して悪い子ではない、と言い、いつも「いい子だよ」と対応してくれるのでした。
ある日、授業でさやかちゃんのかばんの中からたばこが見つかりました。担任の先生に「あんた本当に人間のくずだよ!」と言われました。そのような話は今回だけではなく、何回も言われているので、さやかちゃんには全然平気(へいき)な話です。でも、その事でさやかちゃんが停学することになってしまいました。  
お母さんは停学している間の娘に大学に入学するため、塾(じゅく)に通わせました。その塾にはさやかちゃんの人生を変えてくれる一人の先生がいらっしゃいました。いわゆる、さやかちゃんのような学生達の通っている塾です。小学生の時から今まで本に触(さわ)らなかったさやかちゃんに初めて行われたのはテストでした。テストと言ってもただの小学生レベルの簡単なテストで、それでもゼロ点だったさやかちゃんに、その先生は、「わああ!凄(すご)いですね」とか「自分の知らないことを最後まで頑張ったという事はなかなかできない」とか「あなたは天才」など応援する言葉だけを言いました。いつも学校の先生の「あなたは人間のくず」などの文句の言葉ばかりに慣れたさやかちゃんにとっては、少しの褒める言葉でもどんなにうれしい気持ちになるでしょう?自分自身でも「私はできる」という自信も持つようになりました。
私は、特に、その映画での塾の先生の前向きの気持ちと応援のし方が好きです。勉強する気のない学生達にやる気の出るように応援したり、ゲームばかりしている学生にゲームは良くない!勉強しなさい!すぐ辞めなさい!などと学生の心に傷を付けるような言葉とか使わないで、いつも優しい言葉遣いをして学生の味方になったりします。まず自分が学生の味方になってから自分がなってほしい形に段々変える方法が本当にいいと思います。
人間なんて褒められたり応援されたりするとだれでも嬉しいでしょう?私は、弱虫(よわむし)だし自信もあまりない人間です。でも、いつも応援する人がいればいろいろなことが乗り超えられます。自信いっぱいでやる気がでます。その代わりにいつも文句を言われたり、できないという目で見られたりするとその自信が消えてしまいます。
 この映画を見て印象に残ったのは周りにいる人達のサポートの大事な事と母の愛(あい)情(じょう)と塾の先生の事です。いつも笑顔で愛情を注(そそ)いでいる母親と、ひどい言葉を使ったり文句ばかり言ったりして娘のことを全然気にしてくれない父親と、いつも前向きで応援する言葉ばかり使ってくれたり、学生の味方として存在してくれたりする塾の先生と、ひどい言葉しか言わない学校の先生、皆、同じ立場になっているのに考え方というか相手に対しての心遣いが全然違います。その相手のためにも言葉によって力になる事もあれば心に傷付ける事もあるので、自分の言葉遣いにもっと気を付けなくてはいけない事がわかりました。   
 映画は学生に勧められて見ましたが、自分自身でも反省するようになって私もどんな人間なのでしょうか、学生に対してどんな先生なのでしょうかと考えるようになりました。皆さんもその映画から何か自分の教師としての立場を少しでも振り返る事ができると思います。お勧めです。是非、見てみて下さい。