JF2016Sakubun5

長期研修作文5クラスのブログです。

日本人の生活に深い関わっている物

2016-11-28 22:19:54 | レポート
                       日本のコンビニエンスストア

                                                             (11)ピセイ

1.はじめに
 コンビニは正式には、「コンビニエンスストア」と言う。「コンビニエンス」は日本語で「便利な」、「ストア」は「店」という意味である。だから、コンビニエンスストア(以下、「コンビニ」)はよく「便利を売る店」と言われる。コンビニは、日本人の生活に深く根付いている。町のいたるところにコンビニがあり、駅の近くでも「コンビニ」をよく見かける。しかし、私にはいろいろな疑問がある。日本のコンビニのはじまりはどうなっていたのか。コンビニは日本の社会インフラとしてどう変化しているのか。また、商品の陳列の仕組や店員さんの仕事など、どんなことをやるのか。それに、カンボジア人の日本語学習者は、日本語や日本文化などを勉強しているにもかかわらず、日本のコンビ二について知らない人が多いようである。そこで、本レポートでは、日本のコンビニについて調べたいと思った。
2.コンビニの歴史とコンビニの拡大 
2.1 コンビニの誕生
 PHP研究所(2006)によると、コンビニは、1927年のアメリカのオーククリフという町で初めて生まれた。その時は、今のコンビニの形ではなくて、冷蔵庫用の氷を売っている小さな店だった。この店は、夏の間休まず、毎日16時間営業して、現地の人々から喜ばれていた。この時代は、家庭では、氷で冷やす冷蔵庫が使われていた。あるとき、お客さんからの「氷と同じように、牛乳や卵、パンも買えたらいいのに」という声を聞いて、氷の他にも卵や牛乳を売るようになり、お店は大成功したのである。その後、売る商品もお店の数も少しずつ増えていき、1946年に 朝7時から夜11時まで毎日営業するようになった「7-ELEVEN(セブン-イレブン)」という店ができたということである。
2.2 日本のコンビニのはじまり
 「NIPPONIA」というサイトによると、日本では、1974年5月に スーパーのイトーヨーカ堂がアメリカのサウスランド社と提携して、東京にセブン―イレブンの1号店が開店したという。そして、次の年の1975年には24時間営業が始まったと書いてある。そして、
経済産業省の「商業動態統計月報平成28年9月分」によると、今年(2016年)9月の時点で、コンビニの店舗数は55,314店まで拡大していると示されている。 

3.第2章 コンビニエンスストアの社会のインフラ化 
3.1 社会インフラとしてのコンビニエンスストア
 コンビニは、異業種との共同出店や駅、空港、病院、大学、高速道路のパーキングエリア等への出店等、出店形態が多様化している。
3.2 コンビニエンスストアのサビ-ス
 PHP(2006)と株式会社野村総合研究所の調査(2014年)によると、コンビニで売られている商品の数は、およそ2500~3000種類。お弁当や飲料などの「食品」と日用品や雑誌などの「非食品」にわけられる。コンビニの売り上げの4分の3は「食品」である。コンビニは、日本人の生活のニーズに対し、買い物だけではなくて、生活支援機能の提供、医学品や生鮮品等の商品、いろいろなサ-ビスを提供している。たとえば、コピー、ファックス、銀行ATM、郵便局・宅配便・移動売店、支払い手続き、写真の現像とプリント、カタログギフト、オンラインショッピング、資格試験の申込受付、保険への加入手続きやリサイクル処理券の販売などということである。

3.3 食品廃棄問題に対するコンビニインスストアの取組
 コンビニでは食品廃棄の対策として、廃棄処理とリサイクルと返品作業を進めている。コンビ二の商品には、それぞれ賞味期限が決められている。商品が古くなってしまった場合、お弁当やパンなどは廃棄処理されたり、リサイクルされて肥料などの資源として再利用されたりする。新聞や雑誌など、中にはメーカーに返品できる商品もある。廃棄とは違い、きちんと返品すれば代金を返してもらうことができる。

4.第3章 コンビニエンスストアの店員さんの仕事と商品の仕組 
4.1 店員さんの仕事
 日本のコンビニでアルバイトをしたことがある日本人2人と日本に留学してコンビニでアルバイトをしているカンボジア人2人の友達にメールで聞き取りを行った。4人の話を以下の通りにまとめた。
 1日の仕事のスケジュールは、お客さんが多くなる時間や商品がお店に運ばれてくる時間にあわせて、細かく決められている。店員さんの仕事は、レジだけではなくて、他にも、トラックで運ばれてくる商品をチェックして棚に並べたり、お店の掃除をしたりといった、売り場を整頓しておくための作業が多くあると言われた。
竹内(2003)によれば、お客さんに気持ちよく買い物をしてもらうために必要なものとして、コンビニの「ていねいな接客」と「お店の清掃」、「商品の鮮度管理」と「品ぞろえ」の4つを「商売の基本」と書いてある。
4.2 商品の陳列の仕組
 コンビニでは、たくさんお客さんに利用してもらうため、また、お客さんに多くの商品を買ってもらうために、店内にいろいろ工夫をしている。(以下のイラストは「かわいいフリー素材 いらすとや」を利用している。)

① 2種類の「ゴンドラ」
 お菓子や雑誌などの温度管理がされていない棚を「ゴンドラ」と呼ぶ。ゴンドラは二つを背中あわせに「島」のようにして使う「中島ゴンドラ」と、お店の壁ぎわに置かれる「壁面ゴンドラ」の2種類がある。
② 注目される「エンド」
 中島ゴンドラの両端の部分は「エンド」と呼ばれ、お客さんに注目されやすい場所になる。入口に近い「プロモ-ションエンド」は特に目立つため、新商品や特別な商品が置かれるようになっている。
③ 商品を見やすくする工夫
 ゴンドラの棚は、お客さんが上から棚を見下ろした時に、できるだけ多くの商品が目に入るようにするように設計されている。
④ お店の外からでも見えるように多くのコンビでは、お店の外から見える窓ぎわの位置に雑誌の棚を置いている。こうすると、新しい雑誌が入っていることを知ってもらうことができるから、より多くのお客さんを呼ぶための工夫になっている。

5.まとめ
 日本のコンビニは、アメリカから輸入されたが、日本で更に進化し、人々のために、いろいろな便利さが工夫されたと思われる。にぎやかな所でも、かなり田舎でも、どこでも、日常の買い物が困難な状況にある人に対して、コンビニは、出店や移動販売、地域における買い物支援に取り組んでいる。日本の社会インフラとしての交番や病院より、コンビニは、日本人の日常生活にとても必要な需要だと分かった。それに、日本のコンビニの経営コンセプトは、世界随一だと考えられる。多くのお客さんの快適さや環境の問題を中心にして、様々な対策や経営方法を進化させているということが理解できた。
しかし、残念ながら、日本のコンビニは、世界中に広まっているが、カンボジアにはない。カンボジアには、ションピングモールにあるマ-トやガソリンスタンドについている小さいミニマ-トはあるが、いい営業方法ではない。人のための便利さや健康や環境を考えずに、だいたい自分の利益のためだけ考えているカンボジア人が多い。だから、日本語学習者のカンボジア人でも一般的なカンボジア人でも、日本のコンビニのビジネスのコンセプトも理解できるようになり、考え方が少し変わると、とても嬉しい。それに、日本語や日本人の文化・考え方などへの興味がもっと高くなると思われる。

参考文献
・PHP研究所(2006)『経済がよくわかるコンビニ大図鑑お店のなかを検討しよう!』
 凸版印刷株式会社
・竹内稔『コンビニの仕事が見える図鑑』日本実業出版社
・「NIPPONIA」No.19 December 15, 2001 “Convenience Stores Take Off in New Directions”
http://web-japan.org/nipponia/nipponia19/en/feature/feature08.html
・株式会社野村総合研究所(2014)「コンビニエンスストアを取り巻く環境に関する調
査結果」
・経済産業省「商業動態統計月報平成28年9月分」
・http://www.lawson.co.jp/company/activity/preservation/waste/recycle.html
・http://www.irasutoya.com




流行語

2016-11-27 22:18:38 | 作文

デ・パス・マリア・ソール
5クラス
35番
流行語

1.はじめに

言語には生死があります。言葉は生まれて、生きて、いずれも死んでしまいます。その過程が繰りかえされることであらゆる言語は進化していきます。この言語の進化には、長い時間が必要で、以前は、人の一生の間ではそれを見ることができませんでした。でも、今、インターネットが普及し、色々な情報を一瞬に得ることができる時代になりました。この時代の中で、言語の進化は加速していき、人間の短い人生でも言語の進化や変遷が観察できるようになったと言うことができます。その一例として、流行語があります。

最近SNS(Social Network Service)やマスコミで意味不明で不思議な言葉をみるのは珍しくはありません。その範囲が広く、テレビ番組、宣伝、ニュース、SNSなどで登場した言葉が人々の語彙に馴染んでいきます。よくテレビを見たりインターネットを使ったりする私は日常生活の中で出てくる言葉の意味が分からないとすぐ辞書を引きたくなりますが、そのような言葉は辞書の中に見つけることができません。このようなきっかけで、今回のレポートでは、流行語をテーマに取り上げることにしました。

2.流行語とは

生まれて、一時的ある時代の中で生きて廃れて死んでいく言葉は流行語といいます。湯浅(ゆあさ)茂雄(しげお)氏によって書かれた『生まれることば死ぬことば』にある最も分かりやすい定義は「はやりことば」です。更に、その意味は次のように説明されています。「ある時期に、急に世の中の多くの人が知るようになったり、好んで使われるようになったことばのことです。」この書籍によると「流行語」というのは必ずしも単語ではなく、句や文もあります。また、その特徴は命の短いことばです。

3.流行語の種類やその由来

流行語の由来は色々あります。一つは物の流行によってできた言葉です。人気がある商品や食べ物などを示す言葉がCMや宣伝でよくきこえします。その繰り返しが重なって、ことばは視聴者の語彙の範囲に浸透していきます。
もう一つは共通した話を求めることから生まれたものです。人間は一人で生きていけない、社会的な動物です。相手が使っている言葉や話題を自分が使うようにすることで共通した話ができます。同じ話題が分かることで人と人のつながりが確かめられます。
流行語の特徴とも言えるのは息抜きの気持ちを持つために作られるものです。職場などで緊張感が高い場面でテンションを解くためによく使われているそうです。ゆるい表現でことば遊びや駄洒落(だじゃれ)の流行語がたくさんあります。
もう一つは標語のことばです。スローガンとも言えます。標語を作るのは会社や政府の機関です。ある政策や主張を社会の人々に広めるために短く作ったメッセージです。その標語を多くの人が聞いたり読んだりすると流行語になることがあります。
つまり、流行語になることばは多くの人が使うようになることばです。

4.流行語とマスコミの関係

流行語が多くの人々に普及する条件に不可欠な存在は「マスコミ」です。マスコミといえば、現代では最初に浮かんでくるのはインターネットやSNSでしょう。しかし、インターネットがなかった時代でも流行語はありました。
 ラジオさえなかった明治時代や昭和時代の始まりは雑誌や新聞で流行語が広がっていたそうです。そのあとテレビが登場して、どんどんテレビを置く家庭の数が増えてきて、現在のように当たりまえの存在になりました。
テレビの時代の第一の特徴はCM(コマーシャルメッセージ)に使われる文句が流行語の発生源となったことです。第二の特徴は人気番組のセリフや人気タレントの使ったことばからも流行語が生まれたことです。
流行語は時とともに移り変わり、社会を反映する鏡というのは過言ではありません。そして、テレビの時代からデジタルマスコミの時代にたどり着きました。つまり、インターネットやSNSの時代になりました。

5.SNSやネットの専門流行語

目まぐるしい現在の生活をよく表すSNSでは新しい言葉の誕生が甚だしく多いです。多忙な日々の中で秒まで惜しんで簡潔にメッセージを伝えるのは大事なことのようです。SNSの使用者は大多数は若者です。書くのがあまり得意ではないそうで、言葉や表現を省略したり、短縮したりすることで流行語が生まれることがあります。さらに、若者の中では、女子専用の流行語があって、使う人によって流行語に違うニュアンスを含めています。
「最近の女子高生がよくSNSで使う流行りの若者言葉ランキング53選【2016年版】」と「知らないとオヤジ認定される33の若者言葉」というインターネット記事によって流行語のランキングの中から精選した単語について紹介します。

草(くさ)不可避(ふかひ)/草(くさ)生える(はえる)ww/草(くさ)生えた(はえた)ww
これの意味は「笑いをこらえきれない/笑える/笑った」です。ネットで面白いコメントなど書いたり読んだりするとき「笑」を記入することから、「わらう」の最初のアルファベット「www」というふうに書くようになりました。そして、その記号を見ると草が生えているように見えるので、「草生える」などと表現するようになりました。

フロリダ
これはアメリカ合衆国の州ではありません。LINEなどで会話をしている時「お風呂に入るから会話から離脱する」という意味です。

うぷ・うp
これはネットに動画を載せるという意味です。英語から来た「アップロードする」という言葉を使って「動画をアップロードしてください」が長いので「動画アップしろ」からさらに転じて「UPLOAD(アップする)」の「うp・うぷ」という表現が生まれました。「動画うp汁」というネットスラングもあるそうです。

あざお
これは「ありがとうございます」という意味を省略したものです。最初は「あざす」「あざーす」の形が流行っていましたが、今定番になっているのは「あざお」です。

おしゃかわ、ゆめかわ、ぐうかわ、めっかわ
これは「かわいい」という形容詞にさらに意味を加えるために組み合わせた言葉です。「おしゃかわ」は「おしゃれでかわいい」という意味です。「ゆめかわ」は「ゆめのようにかわいい」という意味です。「ぐうかわは」は「ぐうの音が出ないようにかわいい」で、「めっかわ」は意味は「めっちゃかわいい」です。

このように、SNSで流行っているのは省略、短縮された言葉や表現が多いです。確かにSNSを使っているといちいち書くのは手間がかかります。言葉を短くしたい気持ちで短縮語や省略語がたくさん生まれるのは驚くべき現象ではありません。

6.新語・流行語大賞や日本社会

ウィキペディアによる『新語・流行語大賞(しんご・りゅうこうごたいしょう)は、自由国民社がその年1年間に発生した「ことば」のなかから、世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語を選び、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰するとされている賞です。2004年(平成16年)より、ユーキャン新語・流行語大賞(ユーキャンしんご・りゅうこうごたいしょう)に改称しています。1984年(昭和59年)に創始され、毎年12月1日(土曜日・日曜日の場合は次の平日)に発表される。」と書かれています。

今年(現在平成28年11月)の新語・流行語のノミネートを紹介します。

ノミネート30語一覧

政治部門


(No.01) アスリートファースト
(No.02) 新しい判断
(No.04) EU離脱
(No.18) 都民ファースト
(No.19) トランプ現象
(No.20) パナマ文書
(No.24) 保育園落ちた日本死ね
(No.27) マイナス金利
(No.29) 盛り土
(No.30) レガシー

スポーツ

(No.07) 神ってる
(No.17) タカマツペア    

芸能

(No.10) ゲス不倫
(No.11) 斎藤さんだぞ
(No.14) SMAP解散
(No.16) センテンススプリング
(No.22) 文春砲
(No.23) PPAP
(No.25)    (僕の)アモーレ

娯楽

(No.06) おそ松さん
(No.08) 君の名は。
(No.13) シン・ゴジラ
(No.15) 聖地巡礼
(No.21) びっくりぽん    
(No.26) ポケモンGO

その他

(No.03) 歩きスマホ
(No.05) AI
(No.09) くまモン頑張れ絵  
(No.12) ジカ熱
(No.28) 民泊


このノミネート語を見ると、現在の日本の社会がはっきり映っていると言えるでしょう。
一位の「アスリートファースト」(athlete first)は小池東京都知事がTOKYO2020についての演説でよく使っているフレーズと見られます。18位の「都民ファースト」も小池氏が広めた流行語です。
芸能カテゴリーの23位の「PPAP」(ピピエイピ)は芸能人のピコ太郎さんの「ペンパイナッポーアッポーペン」と言う作品の省略語です。

7.結論

このように流行語になるのは多くの人々が好んで使うようになる言葉です。使うようになるのはその言葉の意味や関連するものに興味があったり、社会的な話題になったり、人気タレントや番組あるいは、政治家は使って多くの人々に知らせるというきっかけからです。
社会的な現象や出来事が言語に密接な関係があるので、言葉を左右する人間は言葉によって左右されると言えるでしょう。

参考したテキスト
湯浅茂雄(1997年)「生まれることば死ぬことば」アリス館
ウィキペディア 新語・流行語大賞
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%AA%9E%E3%83%BB%E6%B5%81%E8%A1%8C%E8%AA%9E%E5%A4%A7%E8%B3%9E
知らないとオヤジ認定される33の若者言葉【随時更新】
https://otokomaeken.com/manner/2738
新語・流行語大賞2016/ノミネート30語を発表!年間大賞は何?
http://shabonyu.com/ryuukougo_gp2016/
最近の女子高生がよくSNSで使う流行りの若者言葉ランキング53選【2016年版】
http://jikitourai.net/schoolgirl-use-expression








日本のお茶              ハー

2016-11-27 21:30:58 | レポート
日本のお茶―現代のお茶の扱い方に注目して
                            ハー 
I はじめに
日本は、統的な文化である茶道で有名な国として知られている。しかし、現在、日本人は、和室で飲む茶道だけではなく、日常生活でもお茶をよく飲んでいる。また、雑貨やお菓子などにもお茶がよく使われている。お茶は日本人にとって、不可欠なものである。本報告では、現代のお茶の扱い方に注目して日本のお茶について調べたデータを報告する。

II 調査方法

本やインターネットなどで検索調査をやって、情報を集める。そして、自分でスーパーや自動販売機などでどんなお茶を使った品物を売っているか、観察調査をして調べる。さらに、知り合いの日本人の3人から聞き取りを行う。

III 調査の内容
1. 日本のお茶の歴史
2. 日本のお茶の種類
3. 現在のお茶の扱い方

IV 考察

 1.日本のお茶の歴史
 『おおしい入れ方から歴史までお茶の大研究』や『日本文化の基礎がわかる茶道・華道・書道の絵辞典』や「お茶百科のホームページ」によると、日本のお茶の歴史は以下のようである。
 お茶がはじめて日本に来たのは平安時代と言われている。当時日本は唐の国(今の中国)へ遣唐使を送った。その遣唐使によって、お茶をもたらされたと言われている。日本の『日本後期』には 永忠という留学増がさが天皇(786~842)に煎じたお茶を献上したと述べてある。
 鎌倉時代(12世紀末ごろ)お坊さんである栄西(1141~1215)が宋の国へ禅宗を学んで、お茶の種子を日本に持ってきたと言われている。帰国後、栄西は日本発初のお茶の専門書「喫茶養生記」を書いた。その中に、お茶の効能や製法について詳しく記述した。そして、栄西が持ち帰ったお茶の種子をまいて、1207年にそのお茶から取れられた種子を明恵上人(1173~1232、華厳宗の僧である)に送った。明恵は種子をまいて、お茶の栽培を始め、そのときからお茶栽培は全国に広がった。鎌倉時代の終わりごろから、何種類かのお茶を飲んで、種類を言い当てて商品をもらうという「闘茶」があって、盛んになった。「闘茶」のあとに、お酒を飲みながら、歌ったり踊ったりすることもあった。その時にも「わびちゃ」というスタイルが確立された。村田珠光(1423~1502)という僧によって作られた。珠光は、茶会でのお客の差別を禁じて、「茶道の祖」といわれている。
室町時代の終わりごろ、竹野紹鴎(1502~1555)は茶道具を見て、「わびちゃ」の素晴らしさを悟った。珠光の茶道は書院の茶なので、現代の茶道とまったく異なるもので、紹鴎が日本的な要素を追求した。そして、その後、千利休(1522~1591)によって「茶の湯」が完成した。
江戸時代に茶の湯が正式に取り入れられた。また、それまでは限られた階級の人にしか飲まれていなかったが、庶民へと広がった。江戸幕府を開いた徳川家康(1542~1616)は新茶以外の季節にもおいしいお茶を飲みたいと思って、お茶壷屋を設けて、効果な茶壷にいれたお茶を保存させた。しかし、当時、庶民に飲まれていたお茶は抹茶ではなく、煎じたお茶だったようである。この時代にも玉露の製法が生み出されたと言われている。19世紀中ごろには、今でも高級茶とされている玉露が開発されて、お茶に対する関心はますます高まった。一方、お茶の輸出が始まった。
明治維新の後、お茶の輸出量が増加した。1941(昭和16年)~1945年まで太平洋戦争で食料不足になった日本は茶畑を他の農作物を作る畑に変えていった。戦争の後、QHG(連合国妻子例会総司令部)は日本に食料を放出する代わりに、お茶を納めることを要求した。その時から、日本のお茶栽培は再出発した。
 2.日本のお茶の種類
日本はにはいろいろなお茶の種類があるが、全てちゃの木の新芽から作られる。  作り方によって、香り、色、形などが違うが、3つに分かれる。それは不発酵茶、半発酵茶と発酵茶である。お茶の種類の分類がいろいろ分類の仕方があるが、本報告で作り方による分類を紹介する。

表1 日本のお茶の分類
(「水土里ネット牧之原」より)

  2.1 不発酵茶
摘んだ茶葉をすぐに加熱し、発酵させないようにしてつくる茶である。不発酵茶の中で一番多いのは緑茶である。日本で生産されているお茶はほとんどすべて緑茶である。緑茶の中にも、製造方法によって、いろいろな種類がある。よく使われているのは煎茶である。農林水産省「お茶をめぐる情勢」平成28年5月版によると、 煎茶が61.2%を占めている。
  2.2 半発酵茶
摘んだ茶葉を、天日にさらすなどしてある程度発酵させた後、加熱してつくる茶である。代表的なのは、ウーロン茶である。
  2.3 発酵茶
代表的なのは紅茶である。紅茶は昭和40年代まで、生産されていた。生産する土地によって、品質がちがうという性質を持っている。

 3.現在のお茶の扱い方
 現在お茶を使った品物がたくさんある。Aeonスーパーで観察したら、日本茶がたくさんあるということが気がついた。また、日本ではどこでも自動販売機がよく見られるが、よく見たら、いろいろな飲み物が並んでいる中で、コーヒー、水、お茶が多い。それで日本人がよくお茶を飲むと言える。また、埼玉県羽生市にホームステイに行った時、「お茶を飲んでいますか」とい聞いたら、「はい、毎日飲んでいます」と答えてくれた。「いつ飲んでいますか」と質問したら「朝と午後飲んでます」という答えだった。また、接客の際にもお茶を飲むというのが日本の習慣だそうである。埼玉県川口市に住んでいる日本人の家を訪問する、述べたした時にも、同様のお茶に関する質問をしたが、同じ答えだった。
 さらに、Aeonスーパーで観察したこと、自動販売機で売ってあるものとホームステイに行ったとき聞き取ったことに基づいて下記のようなことがわかる。
  3.1 お茶の製品
 お茶の製品にはいろいろな種類があるが、だいたいテイーバックと粉末テイーである。お湯を注いで、すぐ飲むことができて、便利だ。
  3.2 ペットボトルのお茶
 持ち運びできるボトルに入っているので、手軽に飲むことができる。自動販売機、コンビニ、スーパーでよく売っている。緑茶、ウーロン茶など、種類も豊富だ。
  3.3 お菓子など
 だいたい抹茶が使われている。お茶の香り、またお茶の味がして、人気があるものである。まんじゅうやおもちなどのような和菓子によく使われている。さらに、チョコレートやクッキーなどにも入れてある。楽天というショッピングサイトで抹茶チョコ(抹茶チョコレート)を入力してみたら、159件という結果が出る。
  3.4 その他
 お茶がいろいろ効果があると科学的に証明されているので、食品以外のものにも使われている。かわそうえんのサイトによると、せっけん、入浴剤、あぶらとり紙もある。

V まとめ
これまで日本の現代のお茶の扱い方に注目して日本のお茶について調べたデータについて述べてきた。日本ではお茶を使った歴史が長く、もう日本人の習慣になって、不可欠のものになった。そして、いろいろなお茶の種類を飲んでいる。また、お湯を入れて飲むという普段の飲み方だけではなく、日常生活のいろいろな品物に入れて使っている。日本で茶道で有名であるということが知っていたが、もっと一般的にお茶が盛んに扱われているのあまり知らなかったので意外に思った。

参考文献リスト
(1) 大森正司(2005)『おおしい入れ方から歴史までお茶の大研究』 PHP研究所
(2) PHP研究所(2009)『日本文化の基礎がわかる茶道・華道・書道の絵辞典』PHP研究所
(3) お茶百科のホームページ 「お茶の種類」、「お茶の歴史」
http://www.ocha.tv   2016年11月9日参照
(4) ocha museum のホームページ
http://museum.ichikawaen.co.jp/  2016年11月16日参照
(5) 水土里ネット牧之原
http://midorinet-makinohara.com/tea/bunrui.html  2016年11月16日参照
(6) かわそうえんのホームページ
http://www.kawasouen.co.jp/shohin/ochaseihin/ochaseihinmain.htm  
2016年11月16日参照
(7) 時事問題、ニュースもわかるネット百科事典 
https://kotobank.jp/   2016年11月16日参照
(8) 農林水産省平成28年5月版「お茶の情勢」
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/pdf/cha_meguji_h2805.pdf 2016年11月21日参照



清掃する男性

2016-11-27 21:01:03 | 作文
                                                                5クラス
                                                              1番ノミンン                            

                                清掃する男性

1.はじめに 
 私達の住んでいる宿泊室の清掃を男性するのをどう思うのか。実はモンゴル人として珍しいことである。モンゴル人の男性はいくら仕事がなくてお金がなくても、会社のトイレの掃除を全然しない。それは、習慣に関わっていると思う。昔からモンゴル人の女性は男性を尊敬するべき、男性は特にトイレの掃除をしてはいけない。運が悪くなると信じているからである。なのに、同じく男を尊敬していた日本で男性がトイレを掃除しているのかと思って調べるようになった。
日本では若い人が清掃の仕事を普通にするので、ついでに年齢について質問してみようと思った。

2.インターネットの情報
 まず、日本の清掃会社である「ダスキン」という清掃会社にサイトに入ってみた。サイトによるとはハウスクリーニングと家事代行サービスとその他のサービスという大きな三つのサービスを経営しているそうである。家事代行サービスの中にトイレの清掃もある。日本人にとっては別に仕事ということで何も考えなさそうである。oshiete.goo.ne.jpにとると「従業員が仕事で掃除をするだから、特に変だとは思いません」、「ショッピングモールだけど、普通に男性警備員が見回るし、清掃員だったとしても何も思わない。仕事としてならしょうがない」という声が多かった。
 
3.調査方法 
長期研修の研修生に国の清掃員の性別や年齢についてインタビューしてみた。

4.調査内容
4.1.1 東アジア
4.1.2 モンゴル、日本
4.1.3 上記に述べたどおり、日本は若い人もいることに対してモンゴルは40代以上の女性が多い

4.2.1 東南アジア
4.2.2 インドネシア、カンボジア、タイ、フィリピン、ミャンマー、ラオス カンボジアとミャンマー以外の国は
4.2.3 日本と同じく男性の清掃員がいる。清掃員はほとんど30代~60代の人。一方で、カンボジアとミャンマーはモンゴルと同じ考え方だが、男性の清掃員がいる。

4.3.1 南アジア
4.3.2 インド、スリランカ、ネパール、バングラデシュ、ブータン
4.3.3 特に変じゃない。

4.4.1 大洋州
4.4.2 オーストラリア
4.4.3 両方で普通。25-55歳の人が多い。差別語じゃないが、オーストラリアではそういう仕事は「unskilled labour」というからだいたい移民や大学に入られない人その仕事している。

4.5.1 中米
4.5.2 キューバ、メキシコ
4.5.3 両方いる。あまり気にしない。年齢関係ない

4.6.1 南米
4.6.2 アルゼンチン、コロンビア、ブラジル、ペルー
4.6.3 両方います。あまり気にしないけど、時々バカにすることがある。年齢関係ない

4.7.1 東欧
4.7.2 アゼルバイジャン、アルメニア、ウクライナ、ウズベクスタン、キルギス、スロバキア、タジキスタン、ルーマニア、ロシア
4.7.3 女の人のほうが多くて、年齢はだいたい30歳以上です。もし、男性の清掃員がいても、そんなに気にしない。

4.8.1 中東
4.8.2 シリア、トルコ
4.8.3 男のほうが多い。30歳~60歳の人が多い。普通。

4.9.1 北アフリカ
4.9.2 エジプト
4.9.3 もし男トイレだったら男のひと、女トイレだったら女のひとが掃除する。人によってちがうと思う。大体35~60歳ぐらい。

4.10.1 アフリカ
4.10.2 マダガスカル
4.10.3 女の人のほうが多い。めずらしいからちょっとへんだと思う。20歳~50歳まで

5.考察
  特にアジアの国々やイスラム教に国に男性がトイレの清掃をすることを認められないと思っていた。しかし、このインタビューの結果をみると昔から男性を尊敬していた国であるが、お金を稼ぐために誰でもどんな仕事でもするべきという現代の考え方に変わった。それに対してモンゴル人の考え方は昔のままである。

6.まとめ
 お金がなくても、トイレの掃除の仕事を絶対にしない。運が悪くなるからという考え方。却に仕事をしなくて、お金がないと運が悪くなる時代になってきている。しかし、それをモンゴルの若者が分からないのは残念。外国に行ったらトイレの掃除をするけど、なぜモンゴルでしないのだろう。
 今回、トイレの掃除の例を上げてレポートを書いたが、他のどんな仕事でもいいので、お金を稼いでいい生活をしてほしい。
参考サイト
・https://www.duskin.jp/ 2016年11月8日参照
・http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1667250.html 2016年11月8日参照

日本と世界の迷信 (ウー)

2016-11-26 07:23:49 | レポート
                     
目次
1.はじめに
2.調査方法
3.日本と世界の迷信
3.1.文化による迷信の共通点
3.2.恐れによる迷信の共通点
4.考察
5.終わりに
6.参考文献
1.はじめに
人間の生活の中には、祖先から伝わっていたものをそのまま信じている迷信も多い。Wikipediaには「迷信(めいしん、英語:superstition)とは、人々に信じられていることのうちで、合理的な根拠を欠いているもの。 一般的には社会生活をいとなむのに実害があり、道徳に反するような知識や俗信などをこう呼ぶ。 様々な俗信のうち、社会生活に実害を及ぼすものである。迷信ということは人間の信じられることのうちで合理的な根拠を欠いているものである。」と述べられている。また、『日本語大辞典』では「誤って信じること。誤信。現在の科学的見地から見て不合理であると考えられる言い伝えや対象物を信じ、時代の人心に有害になる信仰。」と述べている。このような迷信は、日本だけでなく世界の色々な国にもある。このレポートでは世界のいろいろな国にもある日本の迷信について調べた。
2.調査方法
インターネットウエーページの情報、グーグルプラスのハングアウトで質問をすること、クラスメートに自分の国にもある日本の迷信についてのことにアンケートを作って情報を集めた。
3.日本と世界の迷信
今のような科学が発展された時代でも迷信ということがどうして残っているのだろうか。それには、二つの理由があると思われる。一つは歴史的、伝統的、文化的なものを信じる気持ちがあること。もう一つは人間の恐れから生まれたことである。例えば、「してはいけない」という迷信をすると何か悪い縁ができてしまったのではないかと恐れる。日本だけではなく世界でもそのような考えで迷信が続いてきたのである。では、日本にある迷信が他の国にあるのだろうか。
3.1.文化による迷信の共通点
「何でも調査団」と言うインターネットウェプページの2013年の調査によると「信じている迷信、第一位は「茶柱が立つと縁起が良い」で46%」と書かれていた。茶柱が立つことで本当に縁がよくなるのだろうか。ブー・フォン・ザン(2015)によると、昔あるお茶の店で、一番のお茶だけが売られて、二番のお茶がたくさん残っていた。二番のお茶は茎が多く混ざってしまったからである。それで、「茶柱が立つと縁起が良い」と二番目のお茶の弱点を良いこととして言い広めたということから始まったという伝説もあると述べている。お茶というのは日本人にとって長い歴史を持ち、現在の日本の文化にも関わっているから、この迷信は一番人気があるのだろう。確かに、その迷信は私の国ミャンマーにもある。グーグルプラスで質問した結果によると韓国やお茶を飲む文化があるほかの国にもあるということが分かった。また、ヨーロッパの国にも日本と同じ迷信があるがこの迷信は知らないと言う人も多い。それは、その国ではお茶についての習慣がないからと言うことが分かった。
 また、TABIZINE というウエブページに「塩をつまみ肩にかけて、厄を払う」と言う迷信がアメリカ、アイルランド、ロシア、日本などの多くの国にもあると述べていた。この、塩は悪運を除くものとして共通していること、そして身を清めるために使うことは日本と同じ考えだと思う。つまり、迷信というのは宗教、歴史、文化や考え方の様相によって迷信も同じということが分かった。
3.2.恐れによる迷信の共通点
次に、日本でよく知られているもう一つの迷信である「夜爪を切ると親の死に目に会えない」と言う迷信について調査した。これは、昔の日本では近しい人が死んだときに自分の髪や爪を一緒に埋める風習があったことで、爪を切るということは縁起の悪いことだと考えられてできた迷信である。もう一つ、昔は今のような電気もないから夜に爪を切るとよく見えなくて傷つける恐れから、そして、それを踏むと痛いからということ由来もあるそうだ。クラスメートのアンケートやグーグルプラスの結果によるとその迷信は上の3.1のことと違って文化が同じ国だけじゃなく、文化が違う国にもあるということが分かった。これと似た迷信はアラブ、セルビア、ヨーロッパのバルカン諸国、フィリピン、トルコ、ミャンマー などの世界の色々な国にもある。国や文化が違っても同じなのは「恐れ」と言う共通の感覚である。他にも同じ迷信がたくさんあるが、由来の意味がわかっていても、何かやってはいけないことをやるとその影響が自分にふりかかるのを恐れてその迷信は多くの国で引き継がれてきたのだろう。
4.考察
 上の調査で分かったことは国が違っても色々な原因で同じ迷信が存在することである。人から人へ伝えてそれが他の国にも伝わって同じ迷信になることもあるかも知れないが、文化や宗教が似ていて迷信も同じになる場合もあると言うことが分かった。そして、迷信ということは本来の意味が分かっても、たとえば人にとって「死」と言うことはとても恐くて、「もし、これをすると自分や自分の家族が悪い縁になる」ということは、その恐れの感覚で今まで伝わってきたということが分かった。だから、国が違っても迷信が同じになると考えられる。
5.終わりに
世界には色々なたくさんの迷信がある。悪い迷信もあれば、いい迷信もあると思う。迷信を信じるというより守っていると自分にも損がないという考えで受け入れて、それが知らないうちに人間の生活の習慣になっているかもしれないと思う。どんなに科学が発展しても人の恐れがある限り迷信というものは続いていくだろう。
6.参考文献
・迷信 –Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%B7%E4%BF%A1
・「意外と深い日本の迷信」
http://japanese-superstitions.biz/action/   (2016年11月10日参照)

・「一度は聞いたことがある日本の迷信・びっくりな世界の迷信」
http://matome.naver.jp/odai/2140953647351889601  (2016年11月10日参照)
・「【海外の反応】「夜爪を切ると…」日本の信じられない<迷信>7選~」
autobahn.blog.jp/archives/1049237577.html  (2016年11月11日参照)

・「何でも調査団 レポート05 信じている迷信、第1位は「茶柱が立つと縁起がいい」で46%」
http://chosa.nifty.com/season/chosa_report_A20130111/5/  (2016年11月12日参照)

・ブー・フォン・ザン(2015)「日本人の迷信についての研究」『日本語・日本文化研修プログラム研修レポート集』30期巻 広島大学国際センター
ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/38679/.../ReportJTP_30_107.pd...

・「迷信一覧」いくつ知ってる?世界の迷信と言い伝え12選   http://tabizine.jp/2015/03/18/32089/ (2016年11月10日参照)









ダイエットによる摂食障害に関する意識 (マリア 48) 

2016-11-23 22:31:51 | レポート


Ⅰ はじめに
 近年、「痩せたい」と思っている人の数が増加し、特に青年の中には「やせへの希望」が高まっている。
メディアでは、ダイエットに関する記事や番組も数多く、テレビCMやインターネット広告などでダイエット食品がよく宣伝されている。その上、社会的に多く注目を集めている有名人(女優・歌手・テレビのアナウンサー・アイドル等)の中に、かなりやせている体型の例が多い。
 以上の理由で、「やせている」は「美しい」というイメージと結びついて社会的価値観(かちかん)となってきた。そして、特に若い女性の中に「やせたい」希望が強くなってきているのに伴い、ダイエットへの関心も高まってきた。
さらに、この「痩せる」ことに対する関心が高じて、適切な(健康的な)限度を超えたダイエットも増え、食行動・食生活(食事のとり方)に関する問題(いわゆる摂食障害(せっしょくしょうがい))が増えてきている。筆者の母国のブルガリアでも、近年ダイエットブームが話題になり、拒食症(きょしょくしょう)(アノレクシア)、過食症(かしょくしょう)(ブリミア)など、摂食障害(せっしょくしょうがい)にかかっている人の数が増えている。
本稿では、少人数ではあるが、日本語話者(日本人・外国人の日本語使用者)を対象に行ったアンケート調査を通して、ダイエットから始まる摂食障害(せっしょくしょうがい)に関する意識(理解・とらえ方)について調べたことを報告する。
但し、本稿で取り上げられているアンケートの対象者数は、かなり限られているため、国別の意識や傾向の有り様について述べることはしない。

Ⅱ 調査方法
 アンケートは、以下の要領で行った。
日程:2016年11月4日~17日
対象:青年、成人(10代~70代)の日本語使用者(母語話者、学習者)
方法:Googleドキュメントのアンケートフォーム、SNS(e-mail,Facebook)拡散
回答者:男性8人・女性28人・計36人
 日本(9名)、ブルガリア(5名)、ルーマニア(5名)、インドネシア(2名)、
ロシア(2名)、ベトナム、トルコ、ミャンマー(2名)、
アゼルバイジャン、モンゴル、ラオス、キューバ、ブラジル(各1名)
質問のカテゴリー:
1. 食生活・ダイエットに関する質問
2. 理想の体型に関する質問
3. 過度なダイエットと摂食障害の関係に関する質問
4. 摂食障害に対する意識に関する質問

Ⅲ 調査結果
1. 食生活・ダイエットに関する質問
 カロリーを全く気にしないという回答が、全体(36人)の約3割で、1位を占め、その次に「少し気にしている」と答える人が3割弱(27%)であった。ダイエットへの関心に対しては、「とてもある」「少しある」が同割合で30.6%ずつ、「あまりない」(25%)の順で多かった。回答者の大部分にダイエット経験があり(「少しある」(36%)、「ある」(33%))、「全くない」と回答した人が30%であった。「周りに過剰(かじょう)なダイエットをしている人がいる」と回答した者が4割を占める。
2. 理想の体型に関する質問
 理想的(りそうてき)だと思う体型に関しては、「健康的なら、どんな体型でもいい」と回答した人が最も多く(25%)、「標準体重の体型」(22%)、「やや痩せている体型」(22%)、「筋肉質(スポーツ選手のよう)」(16% ほぼ男性)、そして、「モデルのようなスリム体型」と回答した人が14%であった。
3.  過度なダイエットと摂食障害の関係に関する質問
対象者がほとんど(91.7%)「無理なダイエットは摂食障害につながっていることを知っている」と回答した。
4. 摂食障害に対する意識に関する質問
 拒食症(きょしょくしょう)(Anorexia) や過食症(かしょくしょう)(Bulimia)について「聞いたことがある」と回答した者が、全体の75%を占め、「どちらも聞いていない」という回答は2割弱であった。
「まわりに摂食障害にかかっている方がいる」と回答した者が36人のうち8人(22%)であった。
「摂食障害(せっしょくしょうがい)についてどのように思いますか」という質問に対して、「だれでもかかる可能性がある」が最も多く(50%)、「特別な人だけがかかる」が2割弱(17%)、「女性だけの問題」(11%)の順に多かった。
摂食障害の治療に関しては、「精神的治療(せいしんてきちりょう)が必要」が6割で最も多く、「身体的(しんたいてき)な治療(ちりょう)で治る」と回答する者が3割弱であった。

Ⅳ考察
 2015年、ブルガリアの厚生省により行われた調査で、摂食障害(せっしょくしょうがい)の患者は、約4万人(人口≒650万)いることが明らかになった。ただし、摂食障害(せっしょくしょうがい)を抱えつつも、受診・相談をしない人は、治療を受けている人数をはるかに上回り、 メンタルヘルス協会「ヴェガ」のデータ によると、現に推計15万もいるとされている。
 日本の場合、厚生労働省研究班の調査により、拒食症(きょしょくしょう)や過食症(かしょくしょう)などの摂食障害(せっしょくしょうがい)で治療を受けている患者が、全国に推計2万6千人いることがわかった。
こういった情報から、いずれの国でも、摂食障害は社会的に深刻な問題となっており、その問題に対する意識の検討を重視すべきだと考えられる。
摂(せっ)食(しょく)障(しょう)害(がい)を引き起こす原因は複数あり、必ずしも今回調査した「ダイエット」をきっかけに起こっているとは言いきれないが、軽いダイエットの急激な発展など、食生活の変更に関連する場合が数多くある。
上記のように、アンケートの結果から、ダイエットに関心を持っている人が多く、ダイエット経験のある人も少なくないことがわかった。
無理なダイエットは摂食障害(せっしょくしょうがい)につながっていると認知している人が9割を超え、摂食障害の具体例である拒食症(きょしょくしょう)(Anorexia) や過食症(かしょくしょう)(Bulimia)について「聞いたことがある」と回答した人も多かったことから、問題の重要性が認知されていることは明らかであると考えられる。一方で、心の治療の必要性や、誰もが可能性があると認識している人は多かったものの、「めったにない問題」、「女性だけがかかる」、「ダイエットを変えたらすぐ治る」という回答も、わずかながらも、あったことから、認識を高める余地があると思われる。
アンケート調査のコメント欄に、「ダイエットは栄養(えいよう)、水、運動など幅広い知識が必要」というコメントが書かれていたように、摂食障害のみならず、ダイエットに関する理解も重視すべきと結論できる。
本稿の作成中、このテーマに関心を持った友人の中に「健康上の理由で、新しいダイエットを試し、食生活を徹底的(てっていてき)に変えた結果、不健康的な状態になった人が回りにいる」という経験を語る人がいたように、過剰(かじょう)な健康志向も、問題のきっかけになりうる。
Ⅴ まとめ
 摂(食障害(せっしょくしょうがい)は、国際的に増加しているため、この問題に対する意識も徐々に増えつつある。
上記のように、摂食障害に対する意識は、ある程度あると考えらる一方で、充分だとは言えない。摂食障害の予防、また摂食障害にかかった場合、病気の発見や介入への取り組みが必要不可欠である。そこで、問題に関する情報を増やすことによって、摂食障害に対する理解や意識を高めることが重要であると結論できる。
 以上述べた結果や考察は、あくまでも、少人数を対象に行われた調査で得られたデータやインターネット上の情報に基づくため、全般的な傾向を示すことができない。今後の課題として、アンケートの規模(対象者の数・質問の内容)を広げた上で、男女及び年別による比較、回答者の背景の相違を検討することが必要であると考えている。

参考文献
1 広島大学『総合保健科学』第28巻(2012)9-13「大学生における摂食障害に関する意識調査http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/3/32558/20141016190827549899/SogoHokenKagaku_28_9.pdf  2016年11月18日参照
2 一般社団法人日本摂食障害協会ホームページ 
https://www.jafed.jp/ 2016年11月18日参照
3 メディアプール新聞・電子版 http://www.mediapool.bg/40-000-balgari-stradat-ot-anoreksiya-i-bulimiya-news238512.html  2016年11月18日参照
4 一般社団法人 メンタルヘルス協会「ヴェガ」ホームページhttp://www.vegabg.com/%D1%81%D1%82%D0%B0%D1%82%D0%B8%D1%81%D1%82%D0%B8%D0%BA%D0%B0-%D0%B7%D0%B0-%D1%80%D0%B0%D0%B7%D1%81%D1%82%D1%80%D0%BE%D0%B9%D1%81%D1%82%D0%B2%D0%B0-%D0%BD%D0%B0-%D1%85%D1%80%D0%B0%D0%BD 2016年11月18日参照
5 摂食障害治療・クリニック・病院の紹介 ウェブページ 
https://welq.jp/50467 2016年11月18日参照

外来語増加の問題点 (レポート) ユリア

2016-11-22 21:22:43 | 作文
目次
1はじめに
2.日本語の外来語の起源
3.外来語増加の要因  
4.外来語増加の悪い影響  
5.終わりに
6.参考文献リスト

1.初めにはじめに
言語は生きているもので、経済や政治の発展に伴い、変化を受け取って、社会の特徴を表わす。現在日本語の特色の一つは外来語の増加である。 外来語の増加に関して、色々な意見があるので、外来語の影響について調べて、外来語の増加が問題になっていると言う意見についても考えたいと思う。

2.日本語の外来語の起源
外来語は外国から借りられて、自国語と同様に使用するようになった単語である。日本語にはおもに西洋諸言語からの借用が多く、洋語とも呼ばれる。西洋からの外来語は本格的に幕末期~明治時代以降に増加したが、それ以前にも、16世紀にポルトガル語から入ってきたタバコ、パン、江戸時代にオランダ語から入ってきたガラスなどが日本語としてよく定着している。明治維新以降もドイツ、イギリス、アメリカの3国を中心に、フランスからも色々な分野の言葉が多く借りられた。鉄道用語はイギリス英語、医学用語はドイツ語、芸術用語はフランス語起源のものが多く使われている。戦後の日本語には英語から置き換えられた言葉が多くなった。

3.外来語増加の要因
外来語は現在文化の実在を表して、社会状況をよく反映する。田島・金(2011)には日本人の外来語の使用の利点について、次の点が認められると述べている。
①日本語による社会的なコミュニケーションが一層適切に行われるようにしていくこと
②日本語を一層魅力的で価値あるものにしていくこと
③日本語に関する働き掛けを通して人類の有する文化の多様性が世界の中で生かされるようにしていくことが大切であるという認識
④日本語は昔から外国語を取り入れてきたということ
⑤日本語や日本文化が豊かになるということ

4.外来語増加の悪い影響 
情報の交流の増大や、諸分野における国際化の進展に伴い、日本語の中での外来語の使用が増大して、問題になっていると言われている。借用語は増加して、一般の人々にとって覚え切れないほどに新しい語が次々に出現している。専門領域で使われていた語がそのまま一般社会に出て、コミュニケーションを阻害する。それは、社会的な情報の共有を妨げるおそれがある。外国語ができないため、情報を受け取れない人もいる。しかし、一方で、原語の発音と外来語の発音の違いが大きくて、外国語がよくわかる人も分からないことばが多い。つまり、外来語は日本語の一形態になっていて、日本語の特別な部分なので、あえて習わないと、困ることもあるらしい。
文化庁の平成24年度「国語に関する世論調査」の結果によると、外来語が分からなくて、日常生活で困ることがある人が少くない。「日頃,読んだり聞いたりする言葉の中に出てくる外来語や外国語などのカタカナ語の意味が分からずに困ることが,よくあるか,たまにあるか,それとも,ないか」と尋ねたところ、「よくある」と「たまにはある」と回答した人を合わせた「ある(計)」の割合は8割弱,「困ることはない」は2割であった。さらに、外来語をよく使用するのは若い世代で、高齢者にとっては分らない外来語が多い。調査によると「(困ることが)よくある」と回答した人の割合は,16歳から30代までは1割に満たないが,40代で1割強,50代で2割強,60歳以上で3割強となって,年代が高いほど,割合が高くなる傾向があるのが見える。この結果を考えてみたら、世代にはコミュニケーションギャップがあることが推測できる。 
更に、同じような言葉が日本語にあるにもかかわらず、外来語を使うのは日本語の伝統を崩して、日本語の価値を損なう危険性もあると言われている。言語学の記事を読んでいて、面白い引用を見つけたので、このレポートに加えたいと思う。言語学者の田中克彦は「外国語要素の充満は独立性の喪失のみならず、自らの言語の無能力、力不足を露呈したことにもある。外の言語の力をかりたということになるからである」と述べている。
原語の意味から外れた誤った外来語使用や和製英語の濫用は日本人の外国語学習にとっても障害となる。一方、外国人にとっても片仮名語は分かりにくくて、日本語理解の障害となることもある。学習者として、能力試験の勉強をしていた時、試験の問題に出る片仮名語は語彙の教科書と違って、別の教科書になっていると分かった。自分の経験から言うと、わかりやすい外来語もあいまいな意味がある外来語もあって、英語が上手な人が分からない、英語から借りられた外来語もある。

5.終わりに
要するに、現在の日本語には外来語は付き物だと言える。経済ヤ政治の発展のため、外来語は今より増えるという気がする。しかし、外来語の普及は止められなくても、日本語の独自性や美しさを無くさないように気を付けなければならないと思う。



参考文献リスト


 1.外来語 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E6%9D%A5%E8%AA%9E
2016年11月  日参照
 2.平成24年度「国語に関する世論調査」の結果の概要
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/h24_chosa_kekka.pdf 2016年11月  日参照
 3.文部科学省国語審議会「国際社会に対応する日本語の在り方「三.国際化に伴うその他の日本語の問題」」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/old_bunka/kokugo_index/toushin/attach/1325316.htm 2016年11月  日参照
 4.田島毓堂・金華(2011)「日本語の外来語の増加と中国の日本語教育」愛知学院大学人間文化研究所紀要26号
http://kiyou.lib.agu.ac.jp/pdf/kiyou_02F/02__26F/02__26_138.pdf
2016年11月  日参照
 5.中村典子(2011)「外来語と外国語学習について」甲南大学・国際言語文化センター報 Vol.18 No.3
http://www.konan-u.ac.jp/kilc/modules/kiyou/zpy/zp201103.pdf
2016年11月  日参照


 
   

日本人とロシア人がよく食べられる野菜 (レポート) マルガリータ

2016-11-22 20:50:12 | 作文

はじめに

来日してから、日本と自分の国の色々な物を比べたことがあります。この中で特に興味を持った物の一つは野菜です。故郷で毎日のように野菜を使ったので、なれていて、日本でも野菜に注意を引かれました。そのため二カ国の野菜に関する習慣について書きたいです。

調査の方法

このレポートで二つの国の野菜習慣を比較する際、各国について話すためにインターネットからの情報を使います。日本については2012年に厚生労働省 が行った調査の結果を見ました。ロシアの野菜に関するデータは「ロシアでよく食べられる野菜のランキング」というインターネット記事と様々な野菜の歴史に基づいて述べるつもりです。ランキングに出ている野菜は第一位から第十位か二十位までですが、このレポートで各ランキングの第一位、第二位と第三位について書こうと思っています。
その他に、日本にいる間に実際に観測したこととロシアの野菜に関係がある経験のこともこの調査で使います。

日本に人気がある野菜

厚生労働省の2012年のデータによると日本で一番食べられる野菜は大根だそうです。日本では弥生時代から大根を食べているらしいです。大根は種類がたくさん、栄養が豊富です。ある大根の種類は葉も食べることができます。その上、大根はビタミンや鉄分やカリウムなどがあるため日本で値段が高い食べ物だと考えられています。特にお肌に良い野菜だから、全国で大勢の家庭が味噌汁の材料か漬物として大根を使います。私も来日の前は大根をあまり食べたことがありませんでしたが、今は毎日のように食べています。
第二位になったのは玉ねぎです。「野菜好きとしては『日本で1番食べられている野菜』に注目している」というインターネット記事におると、玉ねぎの主な産地は北海道ですが、佐賀県や愛知県などでも作られていると述べています。この野菜は長期保存が可能であって、ビタミンも豊富でよく使います。
日本のランキングによると第三位の野菜はキャベツだそうです。私も日本に来て、キャベツの量は非常に多いと気づきました。住んでいるセンターの食堂でも、スーパーでもキャベツが見られます。

ロシアに人気がある野菜

インターネット記事のランキングによるとロシアで最も人気がある野菜はじゃがいもだそうです。元々、じゃがいもは南米から来た植物にもかかわらず、ロシアでは19世紀からじゃがいもの栄養のおかげでよく食べられています。そして、現在では、じゃがいもはパンのようにロシアの主食として考えられています。毎日じゃがいもから作られた料理が大勢の家庭の食卓で見られます。庭を持つ家庭はじゃがいもを植えるのが普通です。実は、私の家族もじゃがいもを毎年自分で作ります。
野菜ランキングの二位の野菜は玉ねぎです。三位はにんじんだとわかりました。玉ねぎとにんじんは、焼いても、煮ても、生でも消化できる上に、ビタミンの含有量が高い野菜なので、じゃがいものように庭で植える人が多いです。それに、長い冬の時、店で売られている高い野菜を買わないように秋の頃庭で作られたその野菜を集めておいて、保存する習慣があります。

二カ国の野菜に関する習慣の比較と結論

1)興味深いのは、日本の野菜についての調査の結果には第一位から第二十位まで多くの種類の野菜が出るのに、その中にじゃがいもがないということです。なぜかと考えてみると、その理由は日本はじゃがいものようなサツマイモという野菜があったからだと思います。
日本のじゃがいものようにロシアでは日本の第一位になっている大根をあまり食べません。ある店で買うことができますが、大根の料理は少なく、エキゾチックな野菜だと考えられています。元々、大根はロシアの土地にありませんでしたが、大根と同じ種類のハツカダイコンなどは昔から食べられています。
2)第二位として二カ国のランキングに出る野菜が同じということは面白いと思いました。やはり、食文化がとても異なる国々でも長期保存できて、健康に良い玉ねぎは認められているとはっきり分かりました。
3)三番目に比較する点は日本の第三位であって、ロシアの第六位のキャベツに関していです。ランキングの通りに日本のほうがキャベツは人気があります。その調査の結果を見る前に知らなかった情報です。しかし、キャベツの人気は日常生活でも気づきました。実は、ロシアにいたときより日本にいる今の方がキャベツを量多く食べると思っています。他の相違点としてキャベツの売り方についても一言を書いておきたいです。日本のキャベツはもう切られた形で売ってあるものがありますが、ロシアでは丸にままでしか売ってありません。

終わりに

このレポートで日本とロシアの野菜に関する食文化を比較しました。二カ国で最も食べられる野菜は異なっているのに、その野菜を消化する理由が栄養ということは、ロシアでも日本でも同じです。それに、どんなに似ていない国々でも、よく食べられる野菜の中で玉ねぎは重要だとわかりました。そのため、違う国の食文化は異なっているにもかかわらず、大事に考えられている野菜の資質は同じようです。色々な文化ですが、このように繋がっているらしいです。

参考文献リスト

1. 「日本における野菜の摂取量」という厚生労働省の発表したランキング
(http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000096137.pdf#search=%27%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%81%AE%E6%91%82%E5%8F%96%E9%87%8F%27)
2. ロシアで食べられている野菜のランキング(ロシア語で)
(http://dekatop.com/archives/753)
3. 「野菜好きとしては『日本で1番食べられている野菜』に注目している」という記事 (http://1tsubo-farm.com/agriculture/346/)

       日本とミャンマーのお守り(レポート)                                         ウェウェ                                                                 

2016-11-22 20:15:13 | レポート

1.はじめに

 子供の頃から母にミャンマーのいろいろなお守りを買ってもらいました。日本に来てからも日本のいろいろなお守りを見て自分の国と同じか違うかという事に気になりました。ですから、ミャンマーのお守りと日本のお守りを比べてこのレポートを書きました。

2.調査方法

 調査は以下の方法で行いました。
①ネット情報を探す。
②フェイスブックを使って、(チャットボックスから質問する)

3.調査結果

 以下、調査結果を整理して報告します。

3.1. 日本とミャンマのお守りの種類

3.1.1. 日本のお守り

 フェイスブックで尋ねた結果によると、日本のお守りは神道という宗教から移った物で、平安時代に使い始まったそうです。日本人の100%が少なくとも一つぐらいは持っているそうです。いろいろな種類があって、その中から次の四つがよく使われているそうです。       
1)交通安全のお守り
2)合格のお守り
3)出産に関するお守り
4)縁結びに関するお守りなどです。

3.1.2 ミャンマーのお守り

 フェイスブックで尋ねた結果によるとミャンマーのお守りは仏教が盛んになった一千年から使い始まったそうです。特に、仏教信仰の人達が使います。ミャンマー人の50%ぐらいがお守りを持っているそうです。いろいろな種類で次のお守りがよく使われているそうです
1)交通安全のお守り
2)合格のお守り
3)出産に関するお守り
4)商売繁盛お守りなどです。

3.2. 日本とミャンマーのお守りの共通点

3.2.1 交通安全のお守り

 運転するとき事故にならないように運転手さんが買って願う物です。
日本の交通安全のお守りには、ステッカータイプとキーホルダータイプがあります。そのお守りをどこに貼るかどこに掛けるかを悩んでいる人も何人かいるそうです。キーホルダータイプは問題ないですがステッカータイプはどこに貼るのでしょうか?車のフロントガラスに貼る人もいますが、それが逆に危なくなると思う人もいます。それで、ステッカータイプなら車のトランクや後ろのバンパーに付けるのが多いです。キーホルダータイプなら車の鍵に付けたりしま。
 ミャンマーの交通安全のお守りは、パタンと言うお経が有名です。仏教の教えであり、それをお守りとして使ったりしています。普通見ると菊の御紋のように見えますが、全然違います。菊の御紋は花びらが16枚ですが、ミャンマーのパタン印は24枚です。パタンステッカーをフロントガラス、ダッシュボードに張貼ったり、又有名な仏像の写真、有名なお坊様の写真も貼ったりするそうです。

3.2.2 合格のお守り
 
 日本の合格のお守りは、試験の1か月か2か月前に買って試験に合格しますように願うお守りという事がわかりました。
ミャンマーでは、「成功の葉っぱ」といわれている葉っぱがあります。それを3本~5本くらい仏像にお供えして、又自分のポケットにも3枚入れておくとその日にやることは成功できると信じています。葉っぱが枯れたら新しい葉っぱに変えます。

3.2.3 お守りの持ち方・置き方

 ネット情報によると、お守りの持ち方や置き方については日本もミャンマーも同じです。身に着けたいときにも、鞄や財布などに入れて身に着けるようにすることが大事です。また、家に置きたいときにも、タンスなどにしまわないで、なるべく高い場所に置いたほうがいいという事です。日本でもミャンマーでもお守りを使う人は特別に悪い事がないように、いい事があるようにとお願いしたい人が使う事が分かりました。

3.3. 日本とミャンマーのお守りの違い

3.3.1 達磨
 
 WIKIPEDIAの情報からわかったことは、ミャンマーでは達磨を商売繁盛のお守りとして使っていることです。一個だけ置いている人もいるし、ペアーで置いている人もいます。それは、日本の伝統的なおもちゃである「起き上がり小法師」という物に似ているそうです。底を丸くして重心が低く作られていることによって、倒しても起き上がるという物です。日本の諺にある「七転び八起き」のように、達磨は、いくら失敗してもにっこりして頑張れと言っているようです。ミャンマーの達磨はお守り、又子供の遊び物だけではなく失敗してがっかりしている人も自信を持って頑張りたいという気持ちを出してくれる物です。日本ではお守りではなく置物、おもちゃ、縁起物として使われているそうです。多くは赤色の張り子で制作されています。面白いのは目の部分は書き入れずに空白のままに残して願いなどが叶えてから書き入れるという習慣もあるのがわかりました。

3.3.2 お守りの変え方

 日本のお守りは一年ごとに変えます。新しくて綺麗なお守りは神様の力が強いと考えられています。ふだんから身に着けて置くお守りですから、だんだん古くなると汚くなります。すると神様の力が弱くなるという事でお守りを一年ごとに、新しく変えるのがいいという事です。お正月のときなどに神社などに行って変えます。古いお守りは捨てないで神社やお寺に返します。ミャンマーのお守りは一度買ったら一生使えます。でも、古くなって壊れたら新しいのに変えます。

4. まとめ

 人の心配、危険、不安などをそのお守りだけで助けてもらえるかと言う疑問はあるのですが、それは信じる人の気持ちに関係が深いそうです。でも信じ過ぎると迷信になる可能性もあるそうです。安全性が高い車を使っているのになぜ交通安全のお守りを使っているのか、品質のいい物を作っていいサービスでお客様に提供するのになぜ商売繁盛というお守りが必要なのか、ちゃんと勉強すれば合格できるはずなのになぜ合格のお守りを使っているのか、ですからお守りというのは精神的な問題を解決下さる物だと思います。


参考サイト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%B
http://www.1omamori.com/menu/mochikata/
http://pastelmyanmar.blog.fc2.com/blog-entry-4.html



日本に来て「ウー」

2016-11-21 19:25:44 | 作文
                                           名前:ウー  番号:21

(キンキンさん: 友達 。国の日本の会社で勤めている。出張で三年前に日本へ行ったことがある。)



キンキンさん


 日本はだいぶ秋らしくなり、だんだん寒くなってきました。ミャンマーはどうですか。まだ、暑いですか。私が日本に来てから1ヶ月経ちました。来たばかりのころは自分の国と違うから食事や習慣など大変なこともありましたが今はだんだんなれてきました。平日は授業や宿題で忙しいですが休みの日は色々なところへ遊びに行きます。
 日本ははじめてですから私にとって何でも新しいです。面白いこと、知りたいことばかりです。日本へ来てはじめて気づいたことは機械をたくさん使うことです。何でもハイテクを使っているのが見られます。オートマ、自動的なものが多いです。先進国ですからハイテクを使うのだと言えますがこんなに自動的、機械的になっているとは知らなかったです。でもそれは日本独特なことだと思いますね。切符を買うのも機械 で、コーヒーを飲みたい時も簡単に飲むことができます。ボタンを押すだけで何でもできる生活です。その中で一番見られる機械は自動販売機です。どこでもたくさん見られます。私が住んでいるセンターにもたくさんあります。日本が初めての私にとってはそれはすごいことだと思います。好きな時に喫茶店に行かなくても簡単に買って飲むことができるし時間もあまりかからないと思います。時々飲み物だけではなく、おもちゃとかお菓子などの自動販売機もあります。道や駅にもあるから便利ですね。
 駅と言ったらキンさんも日本の電車によく乗りましたか。私は電車に乗るのが好きですからよく乗ります。国では電車はあまり利用しないですが、日本では電車は日本人にとって不可欠な存在になっているように見えます。それで気づいたのが日本の電車の時間の正確さです。アナウンスの通りに出発して到着します。ですから、時間通りにしなければならない人にとってはとても便利です。車のように渋滞で止まっていることもないです。もう一つは、優先席のことです。電車の中にそのようなシステムを入れたことは両方のために便利だと思います。私は前は知らないから優先席に座ることもありましたが、お年寄りが来ると、その席に座っている人が席を譲っているから、私もそれが優先席かなということがわかりました。そのような席を作ることによって子供もここは優先席ですからお年寄りや不自由な人が来たら席を譲ると言う概念が頭に入るようになります。それは私がいいと思う日本での気づいたことです。
 そして、日本の駅は朝から夜までいつもにぎやかで、人々もいつも忙しそうにみられます。そのような多くの日本人、外国人が通っているところに面白いものが見つかりました。それは、電車の中の居眠りです。電車の中で居眠りをしている日本人はたくさんいます。また、電車の中で化粧をしている女性もよく見られます。日本人にとっては普通なことかもしれませんが、日本に初めての私にとっては面白いことだと思います。キンさんはどう思いますか。日本人は恥ずかしがり屋で自分の感情や状況を他の人に見せないと思っていた私はそれを見てびっくりしました。日本人はなぜ電車の中で居眠りをするのでしょうか。それよりもっと面白いのはどんなに居眠りをしても自分の行き先につくと自動的に起きて降りることです。毎日の通勤でのことだからなれているかもしれませんが、私ならできないと思います。降りる駅を間違ってしまうかもしれません。どうして多くの日本人がいねむりをするのでしょうかと考えました。でも、そのことは私も体験して分かるようになりました。先週、遊びに行って帰った時、とても疲れて私も電車の中で居眠りをしました。その後、疲れが消えて私が知りたい問題も少し分かるようになりました。日本は先進国である限りそれにあった生活になるためにたくさんの努力が必要です。ですから、そのように仕事をやっている日本人のサラリーマンにとっては暇がないです。それで、電車の中で休むのだと思いました。一日中の疲れが少しでも消えるためだと思います。女の子も暇な時を良く使って化粧をしたのかもしれないと自分で考えてみました。
 私は日本は初めてですから自分が知らないこともたくさんあります。また新しく気づいたことも出てくるかもしれません。でも、日本にいる間は楽しく生活して日本や日本人の文化や習慣がもっと分かるように頑張っています。キンさんも日本に来た時私と同じように感じましたか。
 じゃ、手紙も長くなりましたからこれで終りましょう。また、時間ができたら、手紙を書きます。体に気をつけてください。帰国したら会いましょう。



                                                    ウー