JF2016Sakubun5

長期研修作文5クラスのブログです。

日本人の生活に深い関わっている物

2016-11-28 22:19:54 | レポート
                       日本のコンビニエンスストア

                                                             (11)ピセイ

1.はじめに
 コンビニは正式には、「コンビニエンスストア」と言う。「コンビニエンス」は日本語で「便利な」、「ストア」は「店」という意味である。だから、コンビニエンスストア(以下、「コンビニ」)はよく「便利を売る店」と言われる。コンビニは、日本人の生活に深く根付いている。町のいたるところにコンビニがあり、駅の近くでも「コンビニ」をよく見かける。しかし、私にはいろいろな疑問がある。日本のコンビニのはじまりはどうなっていたのか。コンビニは日本の社会インフラとしてどう変化しているのか。また、商品の陳列の仕組や店員さんの仕事など、どんなことをやるのか。それに、カンボジア人の日本語学習者は、日本語や日本文化などを勉強しているにもかかわらず、日本のコンビ二について知らない人が多いようである。そこで、本レポートでは、日本のコンビニについて調べたいと思った。
2.コンビニの歴史とコンビニの拡大 
2.1 コンビニの誕生
 PHP研究所(2006)によると、コンビニは、1927年のアメリカのオーククリフという町で初めて生まれた。その時は、今のコンビニの形ではなくて、冷蔵庫用の氷を売っている小さな店だった。この店は、夏の間休まず、毎日16時間営業して、現地の人々から喜ばれていた。この時代は、家庭では、氷で冷やす冷蔵庫が使われていた。あるとき、お客さんからの「氷と同じように、牛乳や卵、パンも買えたらいいのに」という声を聞いて、氷の他にも卵や牛乳を売るようになり、お店は大成功したのである。その後、売る商品もお店の数も少しずつ増えていき、1946年に 朝7時から夜11時まで毎日営業するようになった「7-ELEVEN(セブン-イレブン)」という店ができたということである。
2.2 日本のコンビニのはじまり
 「NIPPONIA」というサイトによると、日本では、1974年5月に スーパーのイトーヨーカ堂がアメリカのサウスランド社と提携して、東京にセブン―イレブンの1号店が開店したという。そして、次の年の1975年には24時間営業が始まったと書いてある。そして、
経済産業省の「商業動態統計月報平成28年9月分」によると、今年(2016年)9月の時点で、コンビニの店舗数は55,314店まで拡大していると示されている。 

3.第2章 コンビニエンスストアの社会のインフラ化 
3.1 社会インフラとしてのコンビニエンスストア
 コンビニは、異業種との共同出店や駅、空港、病院、大学、高速道路のパーキングエリア等への出店等、出店形態が多様化している。
3.2 コンビニエンスストアのサビ-ス
 PHP(2006)と株式会社野村総合研究所の調査(2014年)によると、コンビニで売られている商品の数は、およそ2500~3000種類。お弁当や飲料などの「食品」と日用品や雑誌などの「非食品」にわけられる。コンビニの売り上げの4分の3は「食品」である。コンビニは、日本人の生活のニーズに対し、買い物だけではなくて、生活支援機能の提供、医学品や生鮮品等の商品、いろいろなサ-ビスを提供している。たとえば、コピー、ファックス、銀行ATM、郵便局・宅配便・移動売店、支払い手続き、写真の現像とプリント、カタログギフト、オンラインショッピング、資格試験の申込受付、保険への加入手続きやリサイクル処理券の販売などということである。

3.3 食品廃棄問題に対するコンビニインスストアの取組
 コンビニでは食品廃棄の対策として、廃棄処理とリサイクルと返品作業を進めている。コンビ二の商品には、それぞれ賞味期限が決められている。商品が古くなってしまった場合、お弁当やパンなどは廃棄処理されたり、リサイクルされて肥料などの資源として再利用されたりする。新聞や雑誌など、中にはメーカーに返品できる商品もある。廃棄とは違い、きちんと返品すれば代金を返してもらうことができる。

4.第3章 コンビニエンスストアの店員さんの仕事と商品の仕組 
4.1 店員さんの仕事
 日本のコンビニでアルバイトをしたことがある日本人2人と日本に留学してコンビニでアルバイトをしているカンボジア人2人の友達にメールで聞き取りを行った。4人の話を以下の通りにまとめた。
 1日の仕事のスケジュールは、お客さんが多くなる時間や商品がお店に運ばれてくる時間にあわせて、細かく決められている。店員さんの仕事は、レジだけではなくて、他にも、トラックで運ばれてくる商品をチェックして棚に並べたり、お店の掃除をしたりといった、売り場を整頓しておくための作業が多くあると言われた。
竹内(2003)によれば、お客さんに気持ちよく買い物をしてもらうために必要なものとして、コンビニの「ていねいな接客」と「お店の清掃」、「商品の鮮度管理」と「品ぞろえ」の4つを「商売の基本」と書いてある。
4.2 商品の陳列の仕組
 コンビニでは、たくさんお客さんに利用してもらうため、また、お客さんに多くの商品を買ってもらうために、店内にいろいろ工夫をしている。(以下のイラストは「かわいいフリー素材 いらすとや」を利用している。)

① 2種類の「ゴンドラ」
 お菓子や雑誌などの温度管理がされていない棚を「ゴンドラ」と呼ぶ。ゴンドラは二つを背中あわせに「島」のようにして使う「中島ゴンドラ」と、お店の壁ぎわに置かれる「壁面ゴンドラ」の2種類がある。
② 注目される「エンド」
 中島ゴンドラの両端の部分は「エンド」と呼ばれ、お客さんに注目されやすい場所になる。入口に近い「プロモ-ションエンド」は特に目立つため、新商品や特別な商品が置かれるようになっている。
③ 商品を見やすくする工夫
 ゴンドラの棚は、お客さんが上から棚を見下ろした時に、できるだけ多くの商品が目に入るようにするように設計されている。
④ お店の外からでも見えるように多くのコンビでは、お店の外から見える窓ぎわの位置に雑誌の棚を置いている。こうすると、新しい雑誌が入っていることを知ってもらうことができるから、より多くのお客さんを呼ぶための工夫になっている。

5.まとめ
 日本のコンビニは、アメリカから輸入されたが、日本で更に進化し、人々のために、いろいろな便利さが工夫されたと思われる。にぎやかな所でも、かなり田舎でも、どこでも、日常の買い物が困難な状況にある人に対して、コンビニは、出店や移動販売、地域における買い物支援に取り組んでいる。日本の社会インフラとしての交番や病院より、コンビニは、日本人の日常生活にとても必要な需要だと分かった。それに、日本のコンビニの経営コンセプトは、世界随一だと考えられる。多くのお客さんの快適さや環境の問題を中心にして、様々な対策や経営方法を進化させているということが理解できた。
しかし、残念ながら、日本のコンビニは、世界中に広まっているが、カンボジアにはない。カンボジアには、ションピングモールにあるマ-トやガソリンスタンドについている小さいミニマ-トはあるが、いい営業方法ではない。人のための便利さや健康や環境を考えずに、だいたい自分の利益のためだけ考えているカンボジア人が多い。だから、日本語学習者のカンボジア人でも一般的なカンボジア人でも、日本のコンビニのビジネスのコンセプトも理解できるようになり、考え方が少し変わると、とても嬉しい。それに、日本語や日本人の文化・考え方などへの興味がもっと高くなると思われる。

参考文献
・PHP研究所(2006)『経済がよくわかるコンビニ大図鑑お店のなかを検討しよう!』
 凸版印刷株式会社
・竹内稔『コンビニの仕事が見える図鑑』日本実業出版社
・「NIPPONIA」No.19 December 15, 2001 “Convenience Stores Take Off in New Directions”
http://web-japan.org/nipponia/nipponia19/en/feature/feature08.html
・株式会社野村総合研究所(2014)「コンビニエンスストアを取り巻く環境に関する調
査結果」
・経済産業省「商業動態統計月報平成28年9月分」
・http://www.lawson.co.jp/company/activity/preservation/waste/recycle.html
・http://www.irasutoya.com




日本のお茶              ハー

2016-11-27 21:30:58 | レポート
日本のお茶―現代のお茶の扱い方に注目して
                            ハー 
I はじめに
日本は、統的な文化である茶道で有名な国として知られている。しかし、現在、日本人は、和室で飲む茶道だけではなく、日常生活でもお茶をよく飲んでいる。また、雑貨やお菓子などにもお茶がよく使われている。お茶は日本人にとって、不可欠なものである。本報告では、現代のお茶の扱い方に注目して日本のお茶について調べたデータを報告する。

II 調査方法

本やインターネットなどで検索調査をやって、情報を集める。そして、自分でスーパーや自動販売機などでどんなお茶を使った品物を売っているか、観察調査をして調べる。さらに、知り合いの日本人の3人から聞き取りを行う。

III 調査の内容
1. 日本のお茶の歴史
2. 日本のお茶の種類
3. 現在のお茶の扱い方

IV 考察

 1.日本のお茶の歴史
 『おおしい入れ方から歴史までお茶の大研究』や『日本文化の基礎がわかる茶道・華道・書道の絵辞典』や「お茶百科のホームページ」によると、日本のお茶の歴史は以下のようである。
 お茶がはじめて日本に来たのは平安時代と言われている。当時日本は唐の国(今の中国)へ遣唐使を送った。その遣唐使によって、お茶をもたらされたと言われている。日本の『日本後期』には 永忠という留学増がさが天皇(786~842)に煎じたお茶を献上したと述べてある。
 鎌倉時代(12世紀末ごろ)お坊さんである栄西(1141~1215)が宋の国へ禅宗を学んで、お茶の種子を日本に持ってきたと言われている。帰国後、栄西は日本発初のお茶の専門書「喫茶養生記」を書いた。その中に、お茶の効能や製法について詳しく記述した。そして、栄西が持ち帰ったお茶の種子をまいて、1207年にそのお茶から取れられた種子を明恵上人(1173~1232、華厳宗の僧である)に送った。明恵は種子をまいて、お茶の栽培を始め、そのときからお茶栽培は全国に広がった。鎌倉時代の終わりごろから、何種類かのお茶を飲んで、種類を言い当てて商品をもらうという「闘茶」があって、盛んになった。「闘茶」のあとに、お酒を飲みながら、歌ったり踊ったりすることもあった。その時にも「わびちゃ」というスタイルが確立された。村田珠光(1423~1502)という僧によって作られた。珠光は、茶会でのお客の差別を禁じて、「茶道の祖」といわれている。
室町時代の終わりごろ、竹野紹鴎(1502~1555)は茶道具を見て、「わびちゃ」の素晴らしさを悟った。珠光の茶道は書院の茶なので、現代の茶道とまったく異なるもので、紹鴎が日本的な要素を追求した。そして、その後、千利休(1522~1591)によって「茶の湯」が完成した。
江戸時代に茶の湯が正式に取り入れられた。また、それまでは限られた階級の人にしか飲まれていなかったが、庶民へと広がった。江戸幕府を開いた徳川家康(1542~1616)は新茶以外の季節にもおいしいお茶を飲みたいと思って、お茶壷屋を設けて、効果な茶壷にいれたお茶を保存させた。しかし、当時、庶民に飲まれていたお茶は抹茶ではなく、煎じたお茶だったようである。この時代にも玉露の製法が生み出されたと言われている。19世紀中ごろには、今でも高級茶とされている玉露が開発されて、お茶に対する関心はますます高まった。一方、お茶の輸出が始まった。
明治維新の後、お茶の輸出量が増加した。1941(昭和16年)~1945年まで太平洋戦争で食料不足になった日本は茶畑を他の農作物を作る畑に変えていった。戦争の後、QHG(連合国妻子例会総司令部)は日本に食料を放出する代わりに、お茶を納めることを要求した。その時から、日本のお茶栽培は再出発した。
 2.日本のお茶の種類
日本はにはいろいろなお茶の種類があるが、全てちゃの木の新芽から作られる。  作り方によって、香り、色、形などが違うが、3つに分かれる。それは不発酵茶、半発酵茶と発酵茶である。お茶の種類の分類がいろいろ分類の仕方があるが、本報告で作り方による分類を紹介する。

表1 日本のお茶の分類
(「水土里ネット牧之原」より)

  2.1 不発酵茶
摘んだ茶葉をすぐに加熱し、発酵させないようにしてつくる茶である。不発酵茶の中で一番多いのは緑茶である。日本で生産されているお茶はほとんどすべて緑茶である。緑茶の中にも、製造方法によって、いろいろな種類がある。よく使われているのは煎茶である。農林水産省「お茶をめぐる情勢」平成28年5月版によると、 煎茶が61.2%を占めている。
  2.2 半発酵茶
摘んだ茶葉を、天日にさらすなどしてある程度発酵させた後、加熱してつくる茶である。代表的なのは、ウーロン茶である。
  2.3 発酵茶
代表的なのは紅茶である。紅茶は昭和40年代まで、生産されていた。生産する土地によって、品質がちがうという性質を持っている。

 3.現在のお茶の扱い方
 現在お茶を使った品物がたくさんある。Aeonスーパーで観察したら、日本茶がたくさんあるということが気がついた。また、日本ではどこでも自動販売機がよく見られるが、よく見たら、いろいろな飲み物が並んでいる中で、コーヒー、水、お茶が多い。それで日本人がよくお茶を飲むと言える。また、埼玉県羽生市にホームステイに行った時、「お茶を飲んでいますか」とい聞いたら、「はい、毎日飲んでいます」と答えてくれた。「いつ飲んでいますか」と質問したら「朝と午後飲んでます」という答えだった。また、接客の際にもお茶を飲むというのが日本の習慣だそうである。埼玉県川口市に住んでいる日本人の家を訪問する、述べたした時にも、同様のお茶に関する質問をしたが、同じ答えだった。
 さらに、Aeonスーパーで観察したこと、自動販売機で売ってあるものとホームステイに行ったとき聞き取ったことに基づいて下記のようなことがわかる。
  3.1 お茶の製品
 お茶の製品にはいろいろな種類があるが、だいたいテイーバックと粉末テイーである。お湯を注いで、すぐ飲むことができて、便利だ。
  3.2 ペットボトルのお茶
 持ち運びできるボトルに入っているので、手軽に飲むことができる。自動販売機、コンビニ、スーパーでよく売っている。緑茶、ウーロン茶など、種類も豊富だ。
  3.3 お菓子など
 だいたい抹茶が使われている。お茶の香り、またお茶の味がして、人気があるものである。まんじゅうやおもちなどのような和菓子によく使われている。さらに、チョコレートやクッキーなどにも入れてある。楽天というショッピングサイトで抹茶チョコ(抹茶チョコレート)を入力してみたら、159件という結果が出る。
  3.4 その他
 お茶がいろいろ効果があると科学的に証明されているので、食品以外のものにも使われている。かわそうえんのサイトによると、せっけん、入浴剤、あぶらとり紙もある。

V まとめ
これまで日本の現代のお茶の扱い方に注目して日本のお茶について調べたデータについて述べてきた。日本ではお茶を使った歴史が長く、もう日本人の習慣になって、不可欠のものになった。そして、いろいろなお茶の種類を飲んでいる。また、お湯を入れて飲むという普段の飲み方だけではなく、日常生活のいろいろな品物に入れて使っている。日本で茶道で有名であるということが知っていたが、もっと一般的にお茶が盛んに扱われているのあまり知らなかったので意外に思った。

参考文献リスト
(1) 大森正司(2005)『おおしい入れ方から歴史までお茶の大研究』 PHP研究所
(2) PHP研究所(2009)『日本文化の基礎がわかる茶道・華道・書道の絵辞典』PHP研究所
(3) お茶百科のホームページ 「お茶の種類」、「お茶の歴史」
http://www.ocha.tv   2016年11月9日参照
(4) ocha museum のホームページ
http://museum.ichikawaen.co.jp/  2016年11月16日参照
(5) 水土里ネット牧之原
http://midorinet-makinohara.com/tea/bunrui.html  2016年11月16日参照
(6) かわそうえんのホームページ
http://www.kawasouen.co.jp/shohin/ochaseihin/ochaseihinmain.htm  
2016年11月16日参照
(7) 時事問題、ニュースもわかるネット百科事典 
https://kotobank.jp/   2016年11月16日参照
(8) 農林水産省平成28年5月版「お茶の情勢」
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/pdf/cha_meguji_h2805.pdf 2016年11月21日参照



日本と世界の迷信 (ウー)

2016-11-26 07:23:49 | レポート
                     
目次
1.はじめに
2.調査方法
3.日本と世界の迷信
3.1.文化による迷信の共通点
3.2.恐れによる迷信の共通点
4.考察
5.終わりに
6.参考文献
1.はじめに
人間の生活の中には、祖先から伝わっていたものをそのまま信じている迷信も多い。Wikipediaには「迷信(めいしん、英語:superstition)とは、人々に信じられていることのうちで、合理的な根拠を欠いているもの。 一般的には社会生活をいとなむのに実害があり、道徳に反するような知識や俗信などをこう呼ぶ。 様々な俗信のうち、社会生活に実害を及ぼすものである。迷信ということは人間の信じられることのうちで合理的な根拠を欠いているものである。」と述べられている。また、『日本語大辞典』では「誤って信じること。誤信。現在の科学的見地から見て不合理であると考えられる言い伝えや対象物を信じ、時代の人心に有害になる信仰。」と述べている。このような迷信は、日本だけでなく世界の色々な国にもある。このレポートでは世界のいろいろな国にもある日本の迷信について調べた。
2.調査方法
インターネットウエーページの情報、グーグルプラスのハングアウトで質問をすること、クラスメートに自分の国にもある日本の迷信についてのことにアンケートを作って情報を集めた。
3.日本と世界の迷信
今のような科学が発展された時代でも迷信ということがどうして残っているのだろうか。それには、二つの理由があると思われる。一つは歴史的、伝統的、文化的なものを信じる気持ちがあること。もう一つは人間の恐れから生まれたことである。例えば、「してはいけない」という迷信をすると何か悪い縁ができてしまったのではないかと恐れる。日本だけではなく世界でもそのような考えで迷信が続いてきたのである。では、日本にある迷信が他の国にあるのだろうか。
3.1.文化による迷信の共通点
「何でも調査団」と言うインターネットウェプページの2013年の調査によると「信じている迷信、第一位は「茶柱が立つと縁起が良い」で46%」と書かれていた。茶柱が立つことで本当に縁がよくなるのだろうか。ブー・フォン・ザン(2015)によると、昔あるお茶の店で、一番のお茶だけが売られて、二番のお茶がたくさん残っていた。二番のお茶は茎が多く混ざってしまったからである。それで、「茶柱が立つと縁起が良い」と二番目のお茶の弱点を良いこととして言い広めたということから始まったという伝説もあると述べている。お茶というのは日本人にとって長い歴史を持ち、現在の日本の文化にも関わっているから、この迷信は一番人気があるのだろう。確かに、その迷信は私の国ミャンマーにもある。グーグルプラスで質問した結果によると韓国やお茶を飲む文化があるほかの国にもあるということが分かった。また、ヨーロッパの国にも日本と同じ迷信があるがこの迷信は知らないと言う人も多い。それは、その国ではお茶についての習慣がないからと言うことが分かった。
 また、TABIZINE というウエブページに「塩をつまみ肩にかけて、厄を払う」と言う迷信がアメリカ、アイルランド、ロシア、日本などの多くの国にもあると述べていた。この、塩は悪運を除くものとして共通していること、そして身を清めるために使うことは日本と同じ考えだと思う。つまり、迷信というのは宗教、歴史、文化や考え方の様相によって迷信も同じということが分かった。
3.2.恐れによる迷信の共通点
次に、日本でよく知られているもう一つの迷信である「夜爪を切ると親の死に目に会えない」と言う迷信について調査した。これは、昔の日本では近しい人が死んだときに自分の髪や爪を一緒に埋める風習があったことで、爪を切るということは縁起の悪いことだと考えられてできた迷信である。もう一つ、昔は今のような電気もないから夜に爪を切るとよく見えなくて傷つける恐れから、そして、それを踏むと痛いからということ由来もあるそうだ。クラスメートのアンケートやグーグルプラスの結果によるとその迷信は上の3.1のことと違って文化が同じ国だけじゃなく、文化が違う国にもあるということが分かった。これと似た迷信はアラブ、セルビア、ヨーロッパのバルカン諸国、フィリピン、トルコ、ミャンマー などの世界の色々な国にもある。国や文化が違っても同じなのは「恐れ」と言う共通の感覚である。他にも同じ迷信がたくさんあるが、由来の意味がわかっていても、何かやってはいけないことをやるとその影響が自分にふりかかるのを恐れてその迷信は多くの国で引き継がれてきたのだろう。
4.考察
 上の調査で分かったことは国が違っても色々な原因で同じ迷信が存在することである。人から人へ伝えてそれが他の国にも伝わって同じ迷信になることもあるかも知れないが、文化や宗教が似ていて迷信も同じになる場合もあると言うことが分かった。そして、迷信ということは本来の意味が分かっても、たとえば人にとって「死」と言うことはとても恐くて、「もし、これをすると自分や自分の家族が悪い縁になる」ということは、その恐れの感覚で今まで伝わってきたということが分かった。だから、国が違っても迷信が同じになると考えられる。
5.終わりに
世界には色々なたくさんの迷信がある。悪い迷信もあれば、いい迷信もあると思う。迷信を信じるというより守っていると自分にも損がないという考えで受け入れて、それが知らないうちに人間の生活の習慣になっているかもしれないと思う。どんなに科学が発展しても人の恐れがある限り迷信というものは続いていくだろう。
6.参考文献
・迷信 –Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%B7%E4%BF%A1
・「意外と深い日本の迷信」
http://japanese-superstitions.biz/action/   (2016年11月10日参照)

・「一度は聞いたことがある日本の迷信・びっくりな世界の迷信」
http://matome.naver.jp/odai/2140953647351889601  (2016年11月10日参照)
・「【海外の反応】「夜爪を切ると…」日本の信じられない<迷信>7選~」
autobahn.blog.jp/archives/1049237577.html  (2016年11月11日参照)

・「何でも調査団 レポート05 信じている迷信、第1位は「茶柱が立つと縁起がいい」で46%」
http://chosa.nifty.com/season/chosa_report_A20130111/5/  (2016年11月12日参照)

・ブー・フォン・ザン(2015)「日本人の迷信についての研究」『日本語・日本文化研修プログラム研修レポート集』30期巻 広島大学国際センター
ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/38679/.../ReportJTP_30_107.pd...

・「迷信一覧」いくつ知ってる?世界の迷信と言い伝え12選   http://tabizine.jp/2015/03/18/32089/ (2016年11月10日参照)









ダイエットによる摂食障害に関する意識 (マリア 48) 

2016-11-23 22:31:51 | レポート


Ⅰ はじめに
 近年、「痩せたい」と思っている人の数が増加し、特に青年の中には「やせへの希望」が高まっている。
メディアでは、ダイエットに関する記事や番組も数多く、テレビCMやインターネット広告などでダイエット食品がよく宣伝されている。その上、社会的に多く注目を集めている有名人(女優・歌手・テレビのアナウンサー・アイドル等)の中に、かなりやせている体型の例が多い。
 以上の理由で、「やせている」は「美しい」というイメージと結びついて社会的価値観(かちかん)となってきた。そして、特に若い女性の中に「やせたい」希望が強くなってきているのに伴い、ダイエットへの関心も高まってきた。
さらに、この「痩せる」ことに対する関心が高じて、適切な(健康的な)限度を超えたダイエットも増え、食行動・食生活(食事のとり方)に関する問題(いわゆる摂食障害(せっしょくしょうがい))が増えてきている。筆者の母国のブルガリアでも、近年ダイエットブームが話題になり、拒食症(きょしょくしょう)(アノレクシア)、過食症(かしょくしょう)(ブリミア)など、摂食障害(せっしょくしょうがい)にかかっている人の数が増えている。
本稿では、少人数ではあるが、日本語話者(日本人・外国人の日本語使用者)を対象に行ったアンケート調査を通して、ダイエットから始まる摂食障害(せっしょくしょうがい)に関する意識(理解・とらえ方)について調べたことを報告する。
但し、本稿で取り上げられているアンケートの対象者数は、かなり限られているため、国別の意識や傾向の有り様について述べることはしない。

Ⅱ 調査方法
 アンケートは、以下の要領で行った。
日程:2016年11月4日~17日
対象:青年、成人(10代~70代)の日本語使用者(母語話者、学習者)
方法:Googleドキュメントのアンケートフォーム、SNS(e-mail,Facebook)拡散
回答者:男性8人・女性28人・計36人
 日本(9名)、ブルガリア(5名)、ルーマニア(5名)、インドネシア(2名)、
ロシア(2名)、ベトナム、トルコ、ミャンマー(2名)、
アゼルバイジャン、モンゴル、ラオス、キューバ、ブラジル(各1名)
質問のカテゴリー:
1. 食生活・ダイエットに関する質問
2. 理想の体型に関する質問
3. 過度なダイエットと摂食障害の関係に関する質問
4. 摂食障害に対する意識に関する質問

Ⅲ 調査結果
1. 食生活・ダイエットに関する質問
 カロリーを全く気にしないという回答が、全体(36人)の約3割で、1位を占め、その次に「少し気にしている」と答える人が3割弱(27%)であった。ダイエットへの関心に対しては、「とてもある」「少しある」が同割合で30.6%ずつ、「あまりない」(25%)の順で多かった。回答者の大部分にダイエット経験があり(「少しある」(36%)、「ある」(33%))、「全くない」と回答した人が30%であった。「周りに過剰(かじょう)なダイエットをしている人がいる」と回答した者が4割を占める。
2. 理想の体型に関する質問
 理想的(りそうてき)だと思う体型に関しては、「健康的なら、どんな体型でもいい」と回答した人が最も多く(25%)、「標準体重の体型」(22%)、「やや痩せている体型」(22%)、「筋肉質(スポーツ選手のよう)」(16% ほぼ男性)、そして、「モデルのようなスリム体型」と回答した人が14%であった。
3.  過度なダイエットと摂食障害の関係に関する質問
対象者がほとんど(91.7%)「無理なダイエットは摂食障害につながっていることを知っている」と回答した。
4. 摂食障害に対する意識に関する質問
 拒食症(きょしょくしょう)(Anorexia) や過食症(かしょくしょう)(Bulimia)について「聞いたことがある」と回答した者が、全体の75%を占め、「どちらも聞いていない」という回答は2割弱であった。
「まわりに摂食障害にかかっている方がいる」と回答した者が36人のうち8人(22%)であった。
「摂食障害(せっしょくしょうがい)についてどのように思いますか」という質問に対して、「だれでもかかる可能性がある」が最も多く(50%)、「特別な人だけがかかる」が2割弱(17%)、「女性だけの問題」(11%)の順に多かった。
摂食障害の治療に関しては、「精神的治療(せいしんてきちりょう)が必要」が6割で最も多く、「身体的(しんたいてき)な治療(ちりょう)で治る」と回答する者が3割弱であった。

Ⅳ考察
 2015年、ブルガリアの厚生省により行われた調査で、摂食障害(せっしょくしょうがい)の患者は、約4万人(人口≒650万)いることが明らかになった。ただし、摂食障害(せっしょくしょうがい)を抱えつつも、受診・相談をしない人は、治療を受けている人数をはるかに上回り、 メンタルヘルス協会「ヴェガ」のデータ によると、現に推計15万もいるとされている。
 日本の場合、厚生労働省研究班の調査により、拒食症(きょしょくしょう)や過食症(かしょくしょう)などの摂食障害(せっしょくしょうがい)で治療を受けている患者が、全国に推計2万6千人いることがわかった。
こういった情報から、いずれの国でも、摂食障害は社会的に深刻な問題となっており、その問題に対する意識の検討を重視すべきだと考えられる。
摂(せっ)食(しょく)障(しょう)害(がい)を引き起こす原因は複数あり、必ずしも今回調査した「ダイエット」をきっかけに起こっているとは言いきれないが、軽いダイエットの急激な発展など、食生活の変更に関連する場合が数多くある。
上記のように、アンケートの結果から、ダイエットに関心を持っている人が多く、ダイエット経験のある人も少なくないことがわかった。
無理なダイエットは摂食障害(せっしょくしょうがい)につながっていると認知している人が9割を超え、摂食障害の具体例である拒食症(きょしょくしょう)(Anorexia) や過食症(かしょくしょう)(Bulimia)について「聞いたことがある」と回答した人も多かったことから、問題の重要性が認知されていることは明らかであると考えられる。一方で、心の治療の必要性や、誰もが可能性があると認識している人は多かったものの、「めったにない問題」、「女性だけがかかる」、「ダイエットを変えたらすぐ治る」という回答も、わずかながらも、あったことから、認識を高める余地があると思われる。
アンケート調査のコメント欄に、「ダイエットは栄養(えいよう)、水、運動など幅広い知識が必要」というコメントが書かれていたように、摂食障害のみならず、ダイエットに関する理解も重視すべきと結論できる。
本稿の作成中、このテーマに関心を持った友人の中に「健康上の理由で、新しいダイエットを試し、食生活を徹底的(てっていてき)に変えた結果、不健康的な状態になった人が回りにいる」という経験を語る人がいたように、過剰(かじょう)な健康志向も、問題のきっかけになりうる。
Ⅴ まとめ
 摂(食障害(せっしょくしょうがい)は、国際的に増加しているため、この問題に対する意識も徐々に増えつつある。
上記のように、摂食障害に対する意識は、ある程度あると考えらる一方で、充分だとは言えない。摂食障害の予防、また摂食障害にかかった場合、病気の発見や介入への取り組みが必要不可欠である。そこで、問題に関する情報を増やすことによって、摂食障害に対する理解や意識を高めることが重要であると結論できる。
 以上述べた結果や考察は、あくまでも、少人数を対象に行われた調査で得られたデータやインターネット上の情報に基づくため、全般的な傾向を示すことができない。今後の課題として、アンケートの規模(対象者の数・質問の内容)を広げた上で、男女及び年別による比較、回答者の背景の相違を検討することが必要であると考えている。

参考文献
1 広島大学『総合保健科学』第28巻(2012)9-13「大学生における摂食障害に関する意識調査http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/files/public/3/32558/20141016190827549899/SogoHokenKagaku_28_9.pdf  2016年11月18日参照
2 一般社団法人日本摂食障害協会ホームページ 
https://www.jafed.jp/ 2016年11月18日参照
3 メディアプール新聞・電子版 http://www.mediapool.bg/40-000-balgari-stradat-ot-anoreksiya-i-bulimiya-news238512.html  2016年11月18日参照
4 一般社団法人 メンタルヘルス協会「ヴェガ」ホームページhttp://www.vegabg.com/%D1%81%D1%82%D0%B0%D1%82%D0%B8%D1%81%D1%82%D0%B8%D0%BA%D0%B0-%D0%B7%D0%B0-%D1%80%D0%B0%D0%B7%D1%81%D1%82%D1%80%D0%BE%D0%B9%D1%81%D1%82%D0%B2%D0%B0-%D0%BD%D0%B0-%D1%85%D1%80%D0%B0%D0%BD 2016年11月18日参照
5 摂食障害治療・クリニック・病院の紹介 ウェブページ 
https://welq.jp/50467 2016年11月18日参照

       日本とミャンマーのお守り(レポート)                                         ウェウェ                                                                 

2016-11-22 20:15:13 | レポート

1.はじめに

 子供の頃から母にミャンマーのいろいろなお守りを買ってもらいました。日本に来てからも日本のいろいろなお守りを見て自分の国と同じか違うかという事に気になりました。ですから、ミャンマーのお守りと日本のお守りを比べてこのレポートを書きました。

2.調査方法

 調査は以下の方法で行いました。
①ネット情報を探す。
②フェイスブックを使って、(チャットボックスから質問する)

3.調査結果

 以下、調査結果を整理して報告します。

3.1. 日本とミャンマのお守りの種類

3.1.1. 日本のお守り

 フェイスブックで尋ねた結果によると、日本のお守りは神道という宗教から移った物で、平安時代に使い始まったそうです。日本人の100%が少なくとも一つぐらいは持っているそうです。いろいろな種類があって、その中から次の四つがよく使われているそうです。       
1)交通安全のお守り
2)合格のお守り
3)出産に関するお守り
4)縁結びに関するお守りなどです。

3.1.2 ミャンマーのお守り

 フェイスブックで尋ねた結果によるとミャンマーのお守りは仏教が盛んになった一千年から使い始まったそうです。特に、仏教信仰の人達が使います。ミャンマー人の50%ぐらいがお守りを持っているそうです。いろいろな種類で次のお守りがよく使われているそうです
1)交通安全のお守り
2)合格のお守り
3)出産に関するお守り
4)商売繁盛お守りなどです。

3.2. 日本とミャンマーのお守りの共通点

3.2.1 交通安全のお守り

 運転するとき事故にならないように運転手さんが買って願う物です。
日本の交通安全のお守りには、ステッカータイプとキーホルダータイプがあります。そのお守りをどこに貼るかどこに掛けるかを悩んでいる人も何人かいるそうです。キーホルダータイプは問題ないですがステッカータイプはどこに貼るのでしょうか?車のフロントガラスに貼る人もいますが、それが逆に危なくなると思う人もいます。それで、ステッカータイプなら車のトランクや後ろのバンパーに付けるのが多いです。キーホルダータイプなら車の鍵に付けたりしま。
 ミャンマーの交通安全のお守りは、パタンと言うお経が有名です。仏教の教えであり、それをお守りとして使ったりしています。普通見ると菊の御紋のように見えますが、全然違います。菊の御紋は花びらが16枚ですが、ミャンマーのパタン印は24枚です。パタンステッカーをフロントガラス、ダッシュボードに張貼ったり、又有名な仏像の写真、有名なお坊様の写真も貼ったりするそうです。

3.2.2 合格のお守り
 
 日本の合格のお守りは、試験の1か月か2か月前に買って試験に合格しますように願うお守りという事がわかりました。
ミャンマーでは、「成功の葉っぱ」といわれている葉っぱがあります。それを3本~5本くらい仏像にお供えして、又自分のポケットにも3枚入れておくとその日にやることは成功できると信じています。葉っぱが枯れたら新しい葉っぱに変えます。

3.2.3 お守りの持ち方・置き方

 ネット情報によると、お守りの持ち方や置き方については日本もミャンマーも同じです。身に着けたいときにも、鞄や財布などに入れて身に着けるようにすることが大事です。また、家に置きたいときにも、タンスなどにしまわないで、なるべく高い場所に置いたほうがいいという事です。日本でもミャンマーでもお守りを使う人は特別に悪い事がないように、いい事があるようにとお願いしたい人が使う事が分かりました。

3.3. 日本とミャンマーのお守りの違い

3.3.1 達磨
 
 WIKIPEDIAの情報からわかったことは、ミャンマーでは達磨を商売繁盛のお守りとして使っていることです。一個だけ置いている人もいるし、ペアーで置いている人もいます。それは、日本の伝統的なおもちゃである「起き上がり小法師」という物に似ているそうです。底を丸くして重心が低く作られていることによって、倒しても起き上がるという物です。日本の諺にある「七転び八起き」のように、達磨は、いくら失敗してもにっこりして頑張れと言っているようです。ミャンマーの達磨はお守り、又子供の遊び物だけではなく失敗してがっかりしている人も自信を持って頑張りたいという気持ちを出してくれる物です。日本ではお守りではなく置物、おもちゃ、縁起物として使われているそうです。多くは赤色の張り子で制作されています。面白いのは目の部分は書き入れずに空白のままに残して願いなどが叶えてから書き入れるという習慣もあるのがわかりました。

3.3.2 お守りの変え方

 日本のお守りは一年ごとに変えます。新しくて綺麗なお守りは神様の力が強いと考えられています。ふだんから身に着けて置くお守りですから、だんだん古くなると汚くなります。すると神様の力が弱くなるという事でお守りを一年ごとに、新しく変えるのがいいという事です。お正月のときなどに神社などに行って変えます。古いお守りは捨てないで神社やお寺に返します。ミャンマーのお守りは一度買ったら一生使えます。でも、古くなって壊れたら新しいのに変えます。

4. まとめ

 人の心配、危険、不安などをそのお守りだけで助けてもらえるかと言う疑問はあるのですが、それは信じる人の気持ちに関係が深いそうです。でも信じ過ぎると迷信になる可能性もあるそうです。安全性が高い車を使っているのになぜ交通安全のお守りを使っているのか、品質のいい物を作っていいサービスでお客様に提供するのになぜ商売繁盛というお守りが必要なのか、ちゃんと勉強すれば合格できるはずなのになぜ合格のお守りを使っているのか、ですからお守りというのは精神的な問題を解決下さる物だと思います。


参考サイト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%B
http://www.1omamori.com/menu/mochikata/
http://pastelmyanmar.blog.fc2.com/blog-entry-4.html