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長期研修作文5クラスのブログです。

お勧めの映画(ビリギャル) (ウェウェ)

2016-10-07 10:58:34 | 作文
          
頑張(がんば)ればできるはずのない事でもできるという事を聞いたことがあるのでしょうか。でも、自分のできない事を自信を持って頑張るのは難しいと思います。そのために回りにいる人達の応援(おうえん)とサポートも重要(じゅうよう)ですね。
ビリギャルという映画は成績(せいせき)が最低(さいてい)だったところからいい大学に入れたさやかちゃんという一人の女性の事を元にして作った映画です。
さやかちゃんは、父と母と弟と妹の5人家族ですが、特に父親には無視されて育ちました。小学生のさやかちゃんの夢は友達ができることで、父親の夢は弟がプロ野球選手になることです。いつも弟のことしか気にしていないお父さんで、その代わりに母親が父親としての役割も母親としての役割もしてくれてどんな困難なこととかあっても一つの文句も言わずにいつも笑顔だけを見せてくれます。
学校でクラスの子達に虐(いじ)められて他の学校に転校したさやかちゃんは別の学校でも友達ができませんでした。それで、また、女子学校に転校しました。学校にも通いたくないほどになっている娘に「その学校では勉強とかやらなくても高校まで楽しんで行ってくれるだけでいい」とお母さんが言いました。そのとおり、さやかちゃんは勉強などは全然やらないで授業中に寝たり化粧したり遊んだりしていよいよ成績最低のクラスの高校生になりました。お母さんは学校から何回も呼ばれて注意されます。それでも、お母さんは自分の娘は決して悪い子ではない、と言い、いつも「いい子だよ」と対応してくれるのでした。
ある日、授業でさやかちゃんのかばんの中からたばこが見つかりました。担任の先生に「あんた本当に人間のくずだよ!」と言われました。そのような話は今回だけではなく、何回も言われているので、さやかちゃんには全然平気(へいき)な話です。でも、その事でさやかちゃんが停学することになってしまいました。  
お母さんは停学している間の娘に大学に入学するため、塾(じゅく)に通わせました。その塾にはさやかちゃんの人生を変えてくれる一人の先生がいらっしゃいました。いわゆる、さやかちゃんのような学生達の通っている塾です。小学生の時から今まで本に触(さわ)らなかったさやかちゃんに初めて行われたのはテストでした。テストと言ってもただの小学生レベルの簡単なテストで、それでもゼロ点だったさやかちゃんに、その先生は、「わああ!凄(すご)いですね」とか「自分の知らないことを最後まで頑張ったという事はなかなかできない」とか「あなたは天才」など応援する言葉だけを言いました。いつも学校の先生の「あなたは人間のくず」などの文句の言葉ばかりに慣れたさやかちゃんにとっては、少しの褒める言葉でもどんなにうれしい気持ちになるでしょう?自分自身でも「私はできる」という自信も持つようになりました。
私は、特に、その映画での塾の先生の前向きの気持ちと応援のし方が好きです。勉強する気のない学生達にやる気の出るように応援したり、ゲームばかりしている学生にゲームは良くない!勉強しなさい!すぐ辞めなさい!などと学生の心に傷を付けるような言葉とか使わないで、いつも優しい言葉遣いをして学生の味方になったりします。まず自分が学生の味方になってから自分がなってほしい形に段々変える方法が本当にいいと思います。
人間なんて褒められたり応援されたりするとだれでも嬉しいでしょう?私は、弱虫(よわむし)だし自信もあまりない人間です。でも、いつも応援する人がいればいろいろなことが乗り超えられます。自信いっぱいでやる気がでます。その代わりにいつも文句を言われたり、できないという目で見られたりするとその自信が消えてしまいます。
 この映画を見て印象に残ったのは周りにいる人達のサポートの大事な事と母の愛(あい)情(じょう)と塾の先生の事です。いつも笑顔で愛情を注(そそ)いでいる母親と、ひどい言葉を使ったり文句ばかり言ったりして娘のことを全然気にしてくれない父親と、いつも前向きで応援する言葉ばかり使ってくれたり、学生の味方として存在してくれたりする塾の先生と、ひどい言葉しか言わない学校の先生、皆、同じ立場になっているのに考え方というか相手に対しての心遣いが全然違います。その相手のためにも言葉によって力になる事もあれば心に傷付ける事もあるので、自分の言葉遣いにもっと気を付けなくてはいけない事がわかりました。   
 映画は学生に勧められて見ましたが、自分自身でも反省するようになって私もどんな人間なのでしょうか、学生に対してどんな先生なのでしょうかと考えるようになりました。皆さんもその映画から何か自分の教師としての立場を少しでも振り返る事ができると思います。お勧めです。是非、見てみて下さい。






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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (しの)
2016-10-11 10:09:53
なるほど~。ウェウェさんは、教師という立場でこの映画を見たんですね。私も教師として見てみようと思います!
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指導者 (fumi)
2016-10-11 17:28:43
この映画、知りませんでした。おもしろそうですね! 確かに、親も教師も、(本人は意識していないこともあるけれど)その言葉が相手の人生を大きく左右することってありますよね。私は今、テニスを習っているのですが、そのコーチ(まだ25歳だけど!)が、とっても上手に、励ましたりほめたり、時には少し厳しく努力させたりしてくれるので、やはり、私も(ウェウェさんがこの映画を見たときのように)教師の目線で、自分のことを反省することがよくあります。この映画も見てみたい!です。
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面白い (ユリア)
2016-11-22 23:51:50
面白そうです。実は、私は中学校の時、色々なクラブに通ったことがあります。応援できる先生はそんなに多くないんです。私も、学生に対してどんな先生なのでしょうかとよく考えます。
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Unknown (チュー)
2016-11-23 10:45:49
このドラマ、私も見たことがあるよ。私は「ギャル」という言葉に引っかかれて見たくなったのだ。あの先生、本当にすごいなあと思った。
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