JF2016Sakubun5

長期研修作文5クラスのブログです。

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2016-10-11 22:09:42 | 作文
私のお勧めの漫画
ピセイ

外国人の皆さん、日本人とコミュニケーションするとき、誤解したり、うまくできたと思ったりしたことがありますか。異文化だから、あるはずだと思います。だから、「北欧女子オーサが見つけた日本の不思議」という漫画がおすすめです。オーサはスウェーデン人です。小さい時、オーサはアニメの「セーラームーン」に影響されて漫画を描くようになり、30才ごろ、日本に留学していました。今、地元スウェーデンで漫画家、イラストレーターとして活動しています。日本での驚いた出来事や発見したことや自分の経験を元にしたエッセイを漫画で描いています。
例えば、名刺交換の場合は、オーサが漢字の名前が読めないから、漢字の読み方のメモをしたら相手に丁寧だろうと思いましたが、実は反対でした。日本人にとって、名刺は大事にして、メモとして使うべきではないです。この話は、日本人と働く外国人にとって、とても役に立つことだろうと思います。
また、日本には、お酒の自動販売機があります。スウェーデンの政策にはとても制限があります。アルコール3%ぐらい以上の飲み物は政府がやっている店しか買えません。その店の開いている時間も限られていて、短いです。従って、どこでもいつでもお酒を買えるなんて、それは、スウェーデン人に珍しいということです。一方、私の国、カンボジアには、お酒の販売規制がないから、飲酒運転での交通事故が多いです。もしスウェーデンの政策があれば、交通事故が少なくできると思います。
それに、日本の洋式トイレは、ボタンがいっぱいあります。オーサは来日したばかりの時に、友達のアパートのトイレに入りました。水を流すボタンが分からないので、おしりのボタンを押すと、水が出ました。大変でした。私の友達も、日本に初めて旅行に来た時に、同じようなケースに会いました。日本の便利さは、外国人にとってときどき大変なことになることもあります。
そして、友達を誘う場面では、オーサが日本人の友達に「カラオケに一緒に行かない?」と誘いました。友達の返事は「いいね、行ければ行く」。オーサは友達がOKと思って、カラオケで1時間ずっと待っていました。その表現は、私も、行くか行かないか、分かりにくいです。その表現は「ほぼ、来ない」ということです。否定の言葉を使いたがらない日本人とのコミュニケーションは、たしかに行き違いが起きそうです。同じような行き違いの例として、オーサは、学校の職員に「個人的なコピーを取りたい」と伝えた時、「学校に関係ないものなら『難しいです』…」と言われ、「難しいです」=「交渉をすればいい」と思って、「明日、白紙の紙を2枚持ってきて渡します」と粘ったそうです。本当は、職員さんは「断ったのに…」と思いました。日本人の「難しいです」は、ほぼ「ノー」の意味です。同様に「大丈夫」もイエス・ノー両方の意味があって、難しいそうです。たしかに、分かりにくいです。
私は、日本は6回目です。しかし、知らないことが多いです。私は自分の体験と比べながら、その漫画を読むと、とても面白くて、いい勉強になることが多いと感じています。
この漫画は、オーサが実際の日本の日常的な生活や異文化コミュニケーションについて書いています。スウェーデン人だけじゃなくて、外国人にも役に立つものだと思います。
日本人との間に誤解が生まれないように、うまくコミュニケーションをとれるように、この漫画はおすすめです。確実に、日本語の授業にも利用できるものです。私はクラスの中で、オーサが書いた漫画を参考にして、学生に日本の日常生活的な文化を紹介しました。とてもいい漫画ですから、ぜひ、読んでみてください。



私のお勧めのアニメ「おおかみこどもの雨と雪」

2016-10-11 16:36:51 | 作文

私のお勧めのアニメ「おおかみこどもの雨と雪」
P.オユノミン

 おおかみこどもの雨と雪は、2012年7月21日に公開された日本のアニメーション映画である。私はちょうど、子供を産んだばかりのときに見たので、すごく印象に残った。

 大学生の「花」は、彼と出会ってすぐに恋に落ちた。やがて彼が人間の姿で暮らす「おおかみおとこ」ということを知ることになったが、花の気持ちを変えないで、一緒に暮らし始めた。雪の日に生まれた姉は「雪」、雨の日に生まれた弟は「雨」と名づけられた。雪は活発で元気な子で、雨は静かな子である。生まれてきた子供たちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持ち、「おおかみこども」だった。感動するときと腹が立つときおおかみの姿になってしまう。そのことを隠しながら、家族4人は都会に暮らし始める。

 幸せな家族だったが、父であるおおかみおとこが突然、死んでしまう。取り残された花は、「2人をちゃんと育てる」と心に誓(ちか)う。そして子供たちが将来「人間か、おおかみか」どちらでも選べるように、厳しくても豊かな自然に囲まれた田舎に引っ越すことを決めた。そこで花が選んだのは、古民家である。おてんばな雪はすぐに気に入ったが、内気な雨は内気な雨は馴染(なじ)めない。そんな子供たちを見守りながら、暮らし始める。雪と雨が人間とおおかみの姿を自由に変化させながら駆け回(かまわ)る。一方で、おおかみおとこが残したわずかな貯金(ちょきん)に頼(たよ)る生活には不安もあった。節約(せつやく)のため、花は自給自足の生活を試(こころ)みる。移動図書館で自家(じか)菜園(さいえん)の本を借りて独学(どくがく)で畑を始めるが、種苗(しゅびょう)は実を結ばず枯れていくばかりである。失敗を繰り返す花のもとに、近所の人たちが折々(おりおり)にたずねてくるようになった。畑の野菜も、近所のおじいさんの指導のおかげで順調に育ち始める。3人で引っ越ししてきたが、いつの間にか近所の人たちにお世話になっている。

 その後、雨と雪は順調に育ち、二人とも小学生になる。学校に馴染(なじ)めなかった雨は、森に通うようになり、森の主と、雪は学校でなんとかやっていき、転校生の草平と仲良くなる。ここで、「オオカミ」として生きたい雨と、「人間」として生きたい雪の間でズレが生まれる。ある日、森の主に会いに行くために、雨は家を抜け出す。花は雨を追いかけるが、石から落ちて気絶(きぜつ)する。雨は花を安全な場所に連れて行き、「オオカミ」として生きることを決め、別れる。ちょうどその日、雪が学校にいるとき台風が来て、花が雨のため山へ行って、迎えに来なかったので、転校生の草平と一緒に学校に泊まる。そこで、草平は雪に家庭の辛い経験を、雪は草平におおかみであることを伝えて、秘密を共有する。雪は、信頼できる人間を見つけたので、「人間」として生きることを決める。雨は森で生活し、雪は中学のために寮に入る。花は、山の家で一人で生活をする。

 アニメがあまり興味ない人も最後に「花」が「雨」に言ったひとことで涙があふれる。特に子供を持っている人は涙が止まらないかもしれない。人間か狼かを子供に選択させるために田舎へ行くのは自分のことを全く自分のことを犠牲にした。それなのにやがて子供は母親から離れる。それが悲しすぎる。夫が突然死んでしまったから2人の赤ちゃんを育てるのが大変そうで、ちょうど出産したばかりで、気持ちが柔らかくなっていた私は、花のことをかわいそうに思った。でも、2人の子をちゃんと育だて、しっかりと生活を支えた「花」は強すぎる。それから親子愛と子育てと自立の話になっていく。母親「花」が子供達を見る目が優しすぎる。
 
 日本語が分からなくても動画は分かりやすいので、誰でも理解できるので、お勧めしたいと思う。

 みなさん、ハンカチを準備して、是非見てみてください。