1.はじめに
子供の頃から母にミャンマーのいろいろなお守りを買ってもらいました。日本に来てからも日本のいろいろなお守りを見て自分の国と同じか違うかという事に気になりました。ですから、ミャンマーのお守りと日本のお守りを比べてこのレポートを書きました。
2.調査方法
調査は以下の方法で行いました。
①ネット情報を探す。
②フェイスブックを使って、(チャットボックスから質問する)
3.調査結果
以下、調査結果を整理して報告します。
3.1. 日本とミャンマのお守りの種類
3.1.1. 日本のお守り
フェイスブックで尋ねた結果によると、日本のお守りは神道という宗教から移った物で、平安時代に使い始まったそうです。日本人の100%が少なくとも一つぐらいは持っているそうです。いろいろな種類があって、その中から次の四つがよく使われているそうです。
1)交通安全のお守り
2)合格のお守り
3)出産に関するお守り
4)縁結びに関するお守りなどです。
3.1.2 ミャンマーのお守り
フェイスブックで尋ねた結果によるとミャンマーのお守りは仏教が盛んになった一千年から使い始まったそうです。特に、仏教信仰の人達が使います。ミャンマー人の50%ぐらいがお守りを持っているそうです。いろいろな種類で次のお守りがよく使われているそうです
1)交通安全のお守り
2)合格のお守り
3)出産に関するお守り
4)商売繁盛お守りなどです。
3.2. 日本とミャンマーのお守りの共通点
3.2.1 交通安全のお守り
運転するとき事故にならないように運転手さんが買って願う物です。
日本の交通安全のお守りには、ステッカータイプとキーホルダータイプがあります。そのお守りをどこに貼るかどこに掛けるかを悩んでいる人も何人かいるそうです。キーホルダータイプは問題ないですがステッカータイプはどこに貼るのでしょうか?車のフロントガラスに貼る人もいますが、それが逆に危なくなると思う人もいます。それで、ステッカータイプなら車のトランクや後ろのバンパーに付けるのが多いです。キーホルダータイプなら車の鍵に付けたりしま。
ミャンマーの交通安全のお守りは、パタンと言うお経が有名です。仏教の教えであり、それをお守りとして使ったりしています。普通見ると菊の御紋のように見えますが、全然違います。菊の御紋は花びらが16枚ですが、ミャンマーのパタン印は24枚です。パタンステッカーをフロントガラス、ダッシュボードに張貼ったり、又有名な仏像の写真、有名なお坊様の写真も貼ったりするそうです。
3.2.2 合格のお守り
日本の合格のお守りは、試験の1か月か2か月前に買って試験に合格しますように願うお守りという事がわかりました。
ミャンマーでは、「成功の葉っぱ」といわれている葉っぱがあります。それを3本~5本くらい仏像にお供えして、又自分のポケットにも3枚入れておくとその日にやることは成功できると信じています。葉っぱが枯れたら新しい葉っぱに変えます。
3.2.3 お守りの持ち方・置き方
ネット情報によると、お守りの持ち方や置き方については日本もミャンマーも同じです。身に着けたいときにも、鞄や財布などに入れて身に着けるようにすることが大事です。また、家に置きたいときにも、タンスなどにしまわないで、なるべく高い場所に置いたほうがいいという事です。日本でもミャンマーでもお守りを使う人は特別に悪い事がないように、いい事があるようにとお願いしたい人が使う事が分かりました。
3.3. 日本とミャンマーのお守りの違い
3.3.1 達磨
WIKIPEDIAの情報からわかったことは、ミャンマーでは達磨を商売繁盛のお守りとして使っていることです。一個だけ置いている人もいるし、ペアーで置いている人もいます。それは、日本の伝統的なおもちゃである「起き上がり小法師」という物に似ているそうです。底を丸くして重心が低く作られていることによって、倒しても起き上がるという物です。日本の諺にある「七転び八起き」のように、達磨は、いくら失敗してもにっこりして頑張れと言っているようです。ミャンマーの達磨はお守り、又子供の遊び物だけではなく失敗してがっかりしている人も自信を持って頑張りたいという気持ちを出してくれる物です。日本ではお守りではなく置物、おもちゃ、縁起物として使われているそうです。多くは赤色の張り子で制作されています。面白いのは目の部分は書き入れずに空白のままに残して願いなどが叶えてから書き入れるという習慣もあるのがわかりました。
3.3.2 お守りの変え方
日本のお守りは一年ごとに変えます。新しくて綺麗なお守りは神様の力が強いと考えられています。ふだんから身に着けて置くお守りですから、だんだん古くなると汚くなります。すると神様の力が弱くなるという事でお守りを一年ごとに、新しく変えるのがいいという事です。お正月のときなどに神社などに行って変えます。古いお守りは捨てないで神社やお寺に返します。ミャンマーのお守りは一度買ったら一生使えます。でも、古くなって壊れたら新しいのに変えます。
4. まとめ
人の心配、危険、不安などをそのお守りだけで助けてもらえるかと言う疑問はあるのですが、それは信じる人の気持ちに関係が深いそうです。でも信じ過ぎると迷信になる可能性もあるそうです。安全性が高い車を使っているのになぜ交通安全のお守りを使っているのか、品質のいい物を作っていいサービスでお客様に提供するのになぜ商売繁盛というお守りが必要なのか、ちゃんと勉強すれば合格できるはずなのになぜ合格のお守りを使っているのか、ですからお守りというのは精神的な問題を解決下さる物だと思います。
参考サイト
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A0%E3%82%8B%E3%81%B
http://www.1omamori.com/menu/mochikata/
http://pastelmyanmar.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
ミャンマーのお守りは、どのくらいの値段ですか?一生使うのだと、日本より高いでしょうか。ウェウェさんは、どんなお守りを持っていますか?周りの日本人はどうでしょうね。そして、他の国の人は?
「お守り」は身近なものですが、よく考えると、考えることがたくさんあって、難しい…でも、おもしろいですね。